盗んだ航宙艦で走り出します
完結まで毎日一話ずつ投稿します。
今回は作風がファンタジーからSFにガラッと変わるのに、別ジャンルとします。
ちなみに第一話は前作を知っている人用なので、そう言うものだと受け入れるか適当に読み飛ばしたほうが良いかも知れません。
平凡な女子中学生がゴーレム幼女に転生してから、長い年月が過ぎた。
今では惑星全土を統一しただけではなく、版図を星々の海にまで広げる。
移民可能な星には国民だけでなく分身体も派遣し、日々勢力を拡大していた。
それと魔素は宇宙空間や他の星々にも存在し、マジックアイテムは問題なく使える。
しかし体内に魔力器官があるのはミズガルズ星人だけで、他の星の者は魔法を使えないようだ。
ちなみに宇宙に出たあとは、たまに文明レベルが高い知的生命体と接触することがある。
こっちは別に争う気はないので仲良くなろうと歩み寄ったり、関係が拗れて衝突して戦争に発展したりもするが、どれだけ紆余曲折があっても最終的に至る結論は一つだった。
即ち、ノゾミ女王国への併合だ。
彼らのほうから私に統治してくださいと頼んでくるか、放っておいたら滅びるので仕方なく救いの手を差し伸べるの二択が殆どである。
あとは反乱の芽を放置することができないので、やむを得ず介入してノゾミ女王国が管理運営するなど、他にも様々な理由があった。
併合しても最初は拒絶や困惑があるが、しばらくすればあの頃は若かったなどと普通に受け入れる。
適応するのが早すぎるだろうと思わなくはないが、ミズガルズ星人はゴーレムと人間とエルフと獣人のごちゃ混ぜ状態だ。
そう考えると異種族だからという理由は、そこまで障害にならないのかも知れない。
ただし、誰も彼もがそのように受け入れるわけではなく、どうしてもうちに馴染めない者はいる。
そういう輩は申し訳ないが追放処分にして、次に入国したら問答無用で殺すという最後通告をした。
かつての追放先はミズガルズ星内の聖国だったが、惑星外に版図を広げてから地図から消えて、重犯罪者の島流し先は外宇宙の未開惑星となったのだった。
そのような事情はともかくとして、ノゾミ女王国は治安が保たれている。
安定したら統治が千年以上も続いているので、たまに国民が増えても併合してもらえて良かったと大喜びだ。
今ではゴーレムたちも表情が変化したり普通に話せるし、人類の良き隣人として仲良くやっている。
技術や文明レベルは昔と比べ物にならないほど成長し、詳しく説明するには時間がいくらあっても足りない。
そのような政策を行ったのは私で、結果だけを見れば上手くいっているので良いことだ。
しかし自分は、どれだけ年月が経過しても全く成長しなかった。
賢くもならないし、性格も自己中心的なのは変わっていない。
行き当たりばったりの脳筋からは脱却できないのは、きっと神様が調整を施したせいだろう。
それでもうちの国民は慕ってくれているし、多くの者から神様的な扱いを受けている。
確かにミズガルズ星人で一番長生きで、最高統治者で立場的にはもっとも偉い。
ちなみにかつての友人だったジェニファー、レベッカ、フランク、ロジャーなどは遠い昔に亡くなっている。
しかし建国から千年が経った今では、ノゾミ女王国の礎を築いた英雄として讃えられ、民衆にもとても人気があった。
少し前に千年祭が行われて、彼らの活躍をたっぷり聞かせてもらったところだ。
何にせよ今は子孫が仕えているので、別に寂しくはない。
だが忠誠心は高くても私を神聖視しているため、昔と違って気軽に話せる間柄ではなくなっている。
自分は処理能力が上がる以外は昔と全然変わらないのに、周囲が神様として崇めてくるので、最近は少々息苦しくなってきた。
優秀な多くの人材にネットワークの一部を貸し与えれば、国家の維持管理や運営を代わりにやってくれるのは良いけれど、やはりそれはそれである。
手の内がバレてこっそり国民を監視していたことが明るみに出ても、事故や犯罪を未然に防いできたし、欠点よりも利点のほうが遥かに大きかった。
なので発覚当初は国民に怒られるどころか号泣しながら感謝され、余計に私への神聖視が加速してしまったのだ。
そのおかげか、最近は女王として仕事は殆どなくなった。
せいぜい椅子に座って魔石を上書きしたり、政策の最終確認の許可を出し、たまに国民の前に顔を出してちょろっと話したりだ。
別に何もしないわけではないけれど、千年ほど働き詰めだったので気を遣ってくれているのだと思う。
そんな君臨すれども統治せずの私だが、暇になったのを理由に退位や隠居を口にすると、全国民が上を下への大騒ぎになる。
前に試しにそれとなく口にしたら、混乱が広がりすぎて星間戦争が起きかけた。
以降は二度と発言しなくなったが、自分は名ばかり女王でトイレのブル○レットのように、たまに仕事をしても殆ど座っているだけだ。
多くの国民が慕ってくれたり大切に思ってくれているのは、正直とても嬉しいけれど、最近は政務に口を出すことも減ってきた。
未来を予測しても全体的に良い方向に進んでいるので、そろそろ普通の女の子に戻っても良い頃合いだろう。
最近の自分は暇さえあればそんなことばかり考えて、片手間で仕事をしていたのだった。
私は王城の執務室の立派な椅子に腰かけながら、窓の外をぼんやりと眺めていた。
今日は良く晴れていて、絶好の散歩日和だ。
周囲には広大な自然林が広がっていて、その向こうには多くの建造物が立ち並んでいる。
しかし私が住んでいる建物を越える高さではなく、理由は王城が重要文化財で権威の象徴だからだ。
別に私が禁じたわけではなく、国民が景観を損ねると勝手に自粛した結果だが、女王陛下に影を落とすのはNGとされている。
なので遠く離れれば、普通に高層ビルが立ち並ぶSFのような街並みが広がっていた。
思えば最初は魔都で政務を行っていたが、しばらくして世界樹で自宅の日当たりが良くないことに気づいた。
そこでかつてのサンドウ王国の首都に引っ越して、今では王城から半径五キロほどは自然林だ。
そして千年の間に何度も改修工事が行われ、外見は昔ながらの石造りだが内部はハイテクだ。
まあ、それはそれとして私は窓から外を眺める。
今日も晴れているなと思いつつ、半透明のウインドウに表示される情報を超高速で処理していく。
最近は重要な案件を最終確認し、念のために未来予測をしてから認証していくだけだ。
自分が手直しすることは殆どなく、ネットワーク上でよくできましたシールを貼って、関係者を褒めて伸ばすぐらいだ。
なので大昔と比べれば、そこまで忙しくはなく暇なぐらいである。
「今日も異常なしで良いことなんだけど、……何だかなぁ」
秘書や世話係や護衛などは、隣の部屋や廊下に待機している。
前世からそうだったが、自分は元々一人で過ごすのが苦ではないタイプだ。
なので、私から呼び出すか何かあれば入室するが、普段は殆ど一人で仕事をしていた。
暇なのでふとネットワークに意識を向けると、気心の知れたゴーレムたちがチャット欄で楽しそうに話している。
そんな彼らも最近は、女王ではなく神として崇めるようになった。
おかげでどうにも会話に絡み辛く、少しだけ居心地が悪い。
気づけば私は、大きな溜息を吐いていた。
しかしどんな時でも明るく前向きなのが自分であり、ウジウジ悩むぐらいなら真っすぐ行ってぶっ飛ばすだ。
なので気持ちを切り返すために深呼吸をして、壁にかけられた時計に目が向ける。
「……今の時刻は」
そろそろ午前十時で休憩時間が近づいており、世話係が紅茶とお菓子を持って入室してくるはずだ。
こっちもちょうど、仕事が一段落した。
なので暇潰しにネットワーク上に何か面白いモノはないかと調べていると、ある情報が目に入る。
「へえ、また知的生命体が生息している惑星を見つけたんだ」
宇宙開発事業のニュースは、無人探索で人類の移住可能な惑星を見つけたり、新しい知的生命体と接触したりなどだ。
ここ最近は毎日何かしら報道されているので、珍しくても凄く驚いたりはしない。
けれど私は興味を惹かれて、さらに詳しく調べていく。
「場所は太陽系第三惑星で、……地球?」
聞き覚えのある名前に急ぎデータベースで検索すると、確かに新しい惑星が登録されている。
ニュースが誤報ではなく、本当に実在するようだ。
「うーん、もっと詳しく知りたいなぁ」
無人探査機は、遥か遠くから地球の様子を捉えている。
それを見た専門家たちが少ない情報から検証を重ね、知的生命体が生息していると結論を出した。
ちなみに地球人類は宇宙人にコンタクトを取ろうとしてるので、色んなモノを惑星外に飛ばしている。
まだ惑星を詳しく調べられてはいないが、それらを分析すると高度な文明や知能を持った生物が存在する可能性は高いらしい。
何にせよ現時点ではそれ以上はわからずに、可能性が高い止まりである。
私は大きく息を吐いてデータベースを閉じ、窓の外をぼんやり眺めてしばらく考えた。
「……良い機会かもね」
やがて私は小さく呟くと、椅子から立ち上がって執務室の外に向かって歩いて行く。
すると、ちょうど本日の世話係がやって来たようで、ノックして扉を開けたら私が目の前に立っていて、とても驚かれた。
「女王陛下!? お出かけでございますか!」
せっかくお茶とお菓子を持って来てくれたのに、申し訳なく思った。
しかし私の気まぐれは今に始まったことではなく、この程度で止まるつもりはない。
「今から外出しますので、自室で準備をしてきます」
そう言って世話係に退いてもらうと、彼女は慌てて姿勢を正して口を開く。
「では、お供を──」
「不要です。今日は一人で外出したい気分なのです」
やんわりと微笑みながら告げると、世話係はどうにも困った顔をする。
しかし私は気にせず、王城の廊下を歩いて自室に向かう。
(結局付いてきてる。まあ女王だし、しょうがないか)
現在は私が居なくても、統治に問題はない。
けれど、もし何かあれば世話係や護衛が責任を取らされるのだ。
女王という立場だし、無駄に神格化されている。
中身は昔と変わらずにへっぽこなのに、分不相応な評価だと常々思っていた。
それはそれとして、これからやろうとしているのは新しく見つかった惑星の調査だ。
口に出したら反対されるので黙って一人で出発する予定だが、最初は分身体に行かせることも考えた。
けれど遠隔操作だと、薄壁一枚隔てているようで少々味気ない
それに本体は非力だが魔力だけは無尽蔵で、マジックアイテムを持ち込めば色々便利なのは間違いなしだ。
(いい加減に隠居したいと思ってたし、ちょうどいいでしょ)
たまに戦争が起きるが苦戦することなく勝ち続けているし、最近は自分がやるべき政務や仕事もそこまで多くないので暇である。
国内の監視の目も十分に行き届いて治安も良く平和なので、女王を退位するのは良い頃合いだ。
しかし千年の間に神格化され、そう簡単には辞めさせてくれない。
過去に隠居を考えていると遠回しに口にしただけで、星間戦争一歩手前までいったのだ。
理由は誰が女王陛下を追い落とそうとし、もしくは虚言を吹き込んだかなどである。
ぶっちゃけ自分がこの仕事を辞めたいと思ったのだが、それを口にすると余計に複雑化しそうだったので、その場はただの冗談ということにして辛くも切り抜けたのだった。
まあつまり、たとえ名ばかり女王だろうと、うちの国民にとってはいなければ困るのだ。
最近はずっと君臨すれども統治せずで暇を持て余していて、街にこっそり遊びに行っても神様扱いされて拝まれたりするから、言いようのない息苦しさを感じてあまり外出する気にはなれなかった。
(でも未開の惑星なら、誰も私のことを知らないはず)
女王の職務は分身体にやらせて、本体は悠々と羽根を伸ばしたい。
たとえ辞めるのは無理でも、惑星の調査にかこつけて気ままな一人旅ぐらいは許されるだろう。
そのようなことを考えていた私は、ミズガルズ星を離れるまでは世話係と護衛の同行は仕方ないと諦める。
やがて自室に到着したので彼女に着付けを手伝ってもらい、旅行に必要だと思われる荷物を手早くまとめていく。
散策するには大荷物なので疑問に思っていたが、秘密だと口にするとそれ以上は聞かない。
命令に素直に従ってくれるので、ありがたいやら申し訳ないやらだ。
何にせよ旅に出る準備が終わったので、次は王城の外に出て車に乗る。
そして護衛と世話係を連れて、近場の軍港を目指すのだった。
惑星外の軍港のほうが規模が大きいが、別に小さくても構わない。
なので車で気軽に行ける近場を選んだけれど、やはり警戒厳重なようで関係者以外立入禁止だ。
今回は変装せずに女王として来たおかげか、見張りは簡単なチェックをしたあとにすぐ通してくれた。
そして最高司令官が笑顔で出迎えてくれたので、私は最新鋭の航宙艦が見たいと口に出す。
二つ返事で要求が通ったのは女王だからであるが、基地内の他の将官も同行して丁寧に案内までしてくれて、とても助かったのだった。
最高司令官や他の将官の案内で格納庫に到着し、シャッターを開けたあとに車から下りて最新の航宙艦を直接目にする。
普通の船ではないので、海水に浮かべる必要はない。
今は完全に停止しており、各部が動かないように固定されていた。
(漫画やアニメの宇宙戦艦みたい)
宇宙怪獣を飲み込むアニメの宇宙戦艦に似ていて、それを小さくしたような感じだ。
データベースで照合すると、先日ロールアウトされたばかりの新造艦らしい。
「こちらが第十四世代航宙駆逐艦! 島風です!
通常航行速度は他の航宙艦よりも上ですし、ワープ機関も旧型艦とは段違いですよ!」
とにかく司令官は、始終興奮気味だ。
女王である私に直接説明できるのが、とても嬉しいようだった。
「さらに島風の特徴は、人工知能と同期するワンオペレーションシステムです!
十四世代型は艦長だけでも運用が可能であり、他の乗務員は必ずしも必要ではありません!」
「それは凄いですね」
相槌を打っている間に、私は島風のシステムに密かにアクセスする。
数百人もの乗務員のための装備や物資は積まれているが、今は完全な無人のようだ。
そして艦長だけでも動かせても人手があるに越したことはないので、いざという時に備えて備蓄は大切である。
(資源に余裕があるのは良いことだね)
他の惑星とは違ってノゾミ女王国は魔法文明が発達し、無から有を生み出すのが当たり前になっていた。
なお奇跡の規模が大きくなると魔力の消費量も増加するが、代わりに資源は殆ど消費しないという普通じゃあり得ない国家でもある。
けれど別に悪いことではないので、私は気持ちを切り替えて微笑みながら口を開く。
「ありがとうございました。司令官。
おかげで勉強になりました」
「いえ! 私も女王陛下と話せて、光栄の極みでございます!」
司令官にお礼を言うと、本当に嬉しかったのかとても喜んでくれた。
次に私は無言で島風に向けて歩き出し、手すりの付いた長い足場を進んでいく。
そして閉じられているハッチに近づき、振り向いて口を開く。
「では、お借りしますね」
「「「えっ?」」」
突然のことで、誰もが理解できずに唖然としていた。
しかしロックが解除されて開くハッチを見て、ようやく異常に気づく。
「女王陛下! 何をされるのですか!?」
「しばらく戻りません。探さないでください」
そう言いつつ島風に乗り込み、旅行用の大きなカバンを遠隔操作で引き寄せる。
女王専用の高性能マジックアイテムなので、軽量化や飛行機能や空間圧縮などの多機能型であった。
おかげで司令官や他の将官が追いつく前に間一髪で荷物が飛び込み、ハッチが完全に閉じる。
念のために厳重にロックをかけると、外部スピーカーをオンにして話しかけた。
「そのうちに帰りますので、心配しないでください」
「そういう問題ではありません! 女王陛下!
せめて! せめて御身をお守りするために、護衛艦隊をお連れください!」
隔壁の向こうで司令官が大声で叫んでいるが、それでは気ままな一人旅にならない。
私を神聖視する人たちが始終一緒では、外に出ても純粋に楽しめないのだ。
なので彼の提案は当然却下であり、気にせずに遠隔操作を行い発進準備に入る。
すぐに島風の反重力推進機関が起動して、橋や各部の固定アームを解除しても、支えがないのに宙に浮いたままだ。
「ノゾミ女王国のトップは私だし、島風も私物だから問題なし」
本体が居なくても、政務的は滞りなく行える。
いくら最近は暇になったとはいえ、今までずっと働き詰めだったのだ。
退位が無理でも、そろそろ長期休暇を取って宇宙旅行をしても構わないだろう。
久しぶりに自己中心的な性格が表に出てきたが、今はとても開放的な気分だ。
私は管制室までの艦内通路を、動く足場に乗って移動する。
そしてこうしている間にも、発艦準備は滞りなく進んでいく。
「悪いのは私で、彼らに罪はない。
責任問題にならないように、手を回しておかないとね」
女王である私が感謝しているのに、罪を問われるのは間違っている。
一番に責められるのは、島風を借りパクした自分だ。
しかし私も、一方的に殴られるつもりはない。
もし抗議が殺到したら、千年分の激務の有給休暇や労働賃金が欲しくなったからとか、そう適当に返答すれば良いと考えていた。
何にせよ、気ままな一人旅はワクワクする。
思いつきで行動するのは今に始まったことではないし、ノゾミ女王国の歴史で何度もあるので国民も慣れているだろう。
管制室に到着した私は、真っ直ぐに艦長席に向かって腰を下ろす。
「では、行きますか!」
正面モニターには、ロックを解除して格納庫の隔壁が開いている様子が映し出されていた。
島風は反重力推進機関だけでなく、全システムオンラインで問題なく動作している。
周囲に当たらないようにゆっくりと隔壁を通り抜けると、晴れ渡った青空の下に出た。
格納庫から少しだけ離れたところで、艦首を上空に向けて地上と距離を取る。
その後、後部のブースターを点火した。
高純度の魔力が青く輝く粒子になって勢い良く放出されるが、燃焼しているわけではないので煙は一切出ない。
そして艦内の重力は、常に一定方向で1Gに保たれている。
艦首が真上を向いても、体が傾くことも浮き上がることもなかった。
やがて正面モニターが大気圏を脱出して宇宙空間に出るが、このタイミングで半透明なウインドウを開く。
あまり直視したくないけれど、いつまでも無視するわけにはいかない。
「やっぱりそうなるよね」
女王である自分の唐突な一人旅に対して、国民は上を下への大騒ぎのようだ。
行き当たりばったりの行動は珍しくないが、今回は過去最大級の規模といえる。
「取りあえず、緊急記者会見でも開こうかな」
だがどのように説明するかは大雑把にしか決まっていないので、今から頭を悩ませるのだった。