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うちのメイドロボがそんなにイチャイチャ百合生活してくれない  作者: ギガントメガ太郎


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299/510

第299話 ラジオ放送です! その三

 てん、てれれんてってれん、てれれんてってれん、て、てってれん、てれ、てれってってー。


黒「さあ、始まりました。『うちのメイドロボがそんなにイチャイチャラジオ放送してくれない』、略して『うメラジ』。パーソナリティの黒ノ木黒乃です」


メ「アシスタントのメル子です!」


黒「ハッハッハッハッハ」


メ「開始早々ワロてますが(笑)」


黒「ハッハッハッハッハ」


メ「(笑)」


黒「とうとうですよ」


メ「なにがですか?」


黒「とうとう、次回で連載三百回ですよ」


メ「きましたね」


黒「いやー、驚きですよ。まさか三百回も続くとは思ってもいませんでした」


メ「本当ですね」


黒「ぶっちゃけ、やめ時を失った感はありますよ。最終回はもう第二百話で終わったわけですから」


メ「あとは消化試合みたいなものですからね」


黒「そうですよ。突然作者の頭に隕石が落ちてきて連載が終わっても、もう最終回は済ませてますからね。安心というわけですよ」


メ「作者を隕石で殺さないでください(笑)」


黒「(笑)」



メ「というわけで、ご主人様。最初のコーナーにいってもよろしいでしょうか?」


黒「メル子、お願い」


メ「ではまいります。『ロボおた』のコーナー! このコーナーではリスナーの皆様からのお便りを紹介していきたいと思います。えー、最初のお便りはメイドロボネーム『なすびちゃんのセーラー服』さんからいただきました」


黒「ありがとうございます」


メ「黒乃さん、こんばんは」


黒「はい、こんばんなすび」


メ「私は……くっくっく」


黒「どした?」


メ「笑わせないでください。えー、私は黒乃山のファンなのですが、黒乃山の真似をして学校に丸メガネおさげで登校しています。でもクラスメイトから笑われてしまいます。笑われないようにするにはどうしたらいいでしょうか?」


黒「あー、なるほどね。笑われちゃってると。え?」


メ「ご主人様、笑われないためにはどうすればよろしいでしょうか?」


黒「いや、ちょっと待って。どこに笑われる要素があるの?」


メ「え?」


黒「黒乃山のファンで笑われるのは仕方がないよ。私がこんなだしさ。もっとね、かっこいい人のファンになればよかったのにってことだしさ」


メ「いえ、ご主人様。笑われているのは黒乃山部分ではなくて、丸メガネおさげの部分かと……」


黒「え? どういうこと?」


メ「あ、なすびちゃんのセーラー服さん! 笑われているのは気のせいです! 自信を持って丸メガネおさげで学校に通ってください! 次!」


黒「なになに、なによもう」


メ「えー、メイドロボネーム『ピーチノキバーミリオンフラワー』さんからいただきました」


黒「ありがとうございます」


メ「黒乃さん、こんばんは。私の中学校に丸メガネおさげの超絶美少女がいて、その子と将来を誓い合った仲なのですが、その子はすぐに他のメイドロボや金髪縦ロールの女の子に浮気をしてしまいます。こらしめてやりたいので、なにかいい案をください」


黒「なるほどねー。丸メガネおさげの美少女ね。そんな子いるんだ」


メ「ご主人様、なにかこらしめてやる方法はありますか?」


黒「相撲とろう」


メ「相撲ですか?」


黒「なにか揉め事が起きたらね、相撲をとればいいんだよ。思い切り投げ飛ばしてやりなさいよ」


メ「いえ、多分丸メガネの娘はすごく背が高いので無理かと思いますが……」


黒「え? そうなの? よくわかるね」


メ「次いきます! えー、メイドロボネーム『ニコラ・テス乱太郎』さんからいただきました。最近、うちの娘がわがままを言うようになりました。学校に行きたいだの、服が欲しいだの、美味しいものが食べたいだの、おねだりを叶えてあげるのにてんやわんやです。世界中のロボットを貧乳ロボにするお仕事が滞ってしまっています。どうしたらいいでしょうか?」


黒「ふんふん。えー、ニコラ・テス乱太郎くん、学生さんかな? 甘ったれたこと抜かすなよ!!!」


メ「うるさっ! 声が大きいです」


黒「娘を持つということは、そういったわがままを全部受け入れるってことなんだよ! むしろそれが幸せなことなんだ! 信頼されているからわがままを言ってくるんだよ! 世界中を貧乳ロボだぁ? むしろ私が世界中を巨乳ロボだらけにしてやるよ! フハハハハ! ざまあみろ! フハハハハ!」


メ「えー、お便りのコーナーは以上となります。ではここで一曲聞いてください。サージャ様で、『巫女巫女ギャルル』」


 佇立(ちょりっす)佇立(ちょりっす) 佇佇佇佇佇立ちょちょちょちょちょりーっす

 武夷(ぶい)武夷(ぶい)武夷(ぶい)武夷(ぶい) マジ昇歩様(あげぽよ)

 佇立(ちょりっす)佇立(ちょりっす) 佇佇佇佇佇立ちょちょちょちょちょりーっす

 武夷(ぶい)武夷(ぶい)武夷(ぶい)武夷(ぶい) マジ堕歩様(さげぽよ)


 (あーし)は巫女巫女ギャル巫女です

 巫女巫女ギャルギャル メイドロボ!

 (あーし)は巫女巫女ギャル巫女です

 巫女巫女ギャルギャル 偉いんです!


 いつもお参り ごくろうさん!

 浅草の平和はお任せあれ

 いつもお団子 ありがとさん!

 悩みがあったらいつでもきなさい!


 佇立(ちょりっす)佇立(ちょりっす) 佇佇佇佇佇立ちょちょちょちょちょりーっす

 武夷(ぶい)武夷(ぶい)武夷(ぶい)武夷(ぶい) マジ昇歩様(あげぽよ)

 佇立(ちょりっす)佇立(ちょりっす) 佇佇佇佇佇立ちょちょちょちょちょりーっす

 (うぇい)(うぇい)(うぇい)(うぇい) 煤賠禁(バイバイキーン)



メ「聞いていただきました、サージャ様で、『巫女巫女ギャルル』」


黒「気分がスカッとするね」



メ「では最後のコーナーに参りたいと思います。連載三百回、最新情報〜!」


黒「はい、きました。連載三百回。正直大台に乗った感じがするね」


メ「ですね。なんでも今日はちょっぴりだけ三百話のお話を教えてもらえると聞いたのですが」


黒「はいはいはい、ありますよ。情報がね」


メ「すごいです! どこから情報を手に入れたのですか!?」


黒「なんとかって作者に聞いてきました。名前は忘れましたけど」


メ「さすがに覚えておいてください(笑)」


黒「なんと三百話からは長編が始まります」


メ「すごいです! またどこかに旅にいくのですか!?」


黒「まあ、そういうことですよね。今までどこにいったか覚えているかな?」


メ「もちろんですよ! えーと、北海道!」


黒「はいはい」


メ「富士山! 月! 無人島!」


黒「いったねえ」


メ「次はどこにいくのでしょうか? 北海道はいったから沖縄ですか!?」


黒「ふふふ」


メ「まさか海外ですか!? ブラジルとか!」


黒「いやいや」


メ「ええ!? もっとすごいところですか!? まさか……火星!? 火星ですか!?」


黒「くっくっく」


メ「さすがにそれはいきすぎですよね」


黒「メル子、もっとすごいところにいく」


メ「もっと!? 火星よりすごいところって意味がわかりませんが! 教えてください!」


黒「じゃあ教えちゃおうか。それはね」


メ「ドキドキ」


黒「異世界」


メ「え?」


黒「異世界にいく」


メ「ちょっと言っている意味がわからないのですが……異世界?」


黒「異世界」


メ「ご主人様。この作品は一応SFですよ?」


黒「だね」


メ「異世界なんてあるわけがないですよ! そんなところにいったら作品が崩壊します!」


黒「メル子、SF作品は意外と異世界にいく」


メ「いや、そうかもしれませんが! この作品ではあり得ませんよ!」


黒「異世界にいきます! 異世界転移です!」


メ「はわわわわわ、おしまいです。この作品はもうおしまいですよ!」


黒「ここ二十話に渡って綿密に伏線を張ってきたから。暇な人は読み直すといいかも」


メ「次回より『ロボなる宇宙』編、開幕です!」



 てん、てれれんてってれん、てれれんてってれん、て、てってれん、てれ、てれってってー。


黒「さあ、お送りしてまいりました、うメラジ。お別れのお時間となりました」


メ「いよいよ次回、三百話です。長かったです」


黒「ここまでやってこれたのは、本当に奇跡だと思っています」


メ「ですね。簡単なことではなかったですよ」


黒「これもひとえにね」


メ「はい」


黒「ご主人様と、メル子のおかげだね」


メ「ですね!」


黒「わーわー言うとります、お時間です」


黒メ「さようなら」


 てん、てれれんてってれん、てれれんてってれん、て、てってれん、てれ、てれってってー。


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