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今つくるべきは擦過傷

作者: 水原 たか

 いつも心の内で考えていることがある。


 お母さんのために何かしたいな。お母さんの喜ぶ顔が見たいな。もっとお母さんを楽にしてあげたいなーーーー


 本心には悖らないと思う。けど、、、自分がそうしたい。自分の心からの希望なんだとも思う。言葉を変えれば自己満足とか、偽善、、、なんてことも言えるのかもしれないけど、それはなんか違うんだ。だってぼくはお母さんのことが大好きなんだ。

 ぼくの夢は何だっていつも応援してくれた。帰る場所を今も作ってくれている。

 いつでも帰ってこいよって、笑って言ってくれる。いまだってこの文章を書いてるとお母さんの声と笑顔が脳裏に浮かんで、目頭が熱くなる。


 そんな大切なひとが大好きなんだ。


 なんとか思いを実現したいと焦ったってしょうがない。けど、そろそろ形にしないといけない。ううん、自分自身も大きく一歩を踏み出さなきゃいけないときなんだ。多少の痛みは伴うと思う。伴うけど、その傷は進めば癒さられる傷。


 進まないといつまでたってもジクジクしてなんか生痛い。


 もういままでの傷とはさよならして、新しい傷をーーー擦過傷のような全力で野原を駆け巡ってできる傷をーーー作っていくときなんだ。


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