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つめたい蒼
君が消えた夜はつめたい蒼
僕が消えた夜もつめたい蒼
いつの間にかここにいて
いつの間にかどこにいく
夢を煮詰めて
心を焦がして
残ったものに
絶望をする
どうせ何もできないなら
何もしない方がいいって
誰かに言われたんだけど
それだったら
何もしない世界に俺を放り込んでくれって思う。
君が消えた夜はつめたい蒼
僕が消えた夜もつめたい蒼
その最中に渦を巻く
圧倒的な赤にさらされて
きっと僕はどこにもいけない
きっと君はどこにもいけない
そうやって身を寄せ合って、傷つけあって、失いあって、
結局残ったのはこの寂寥感
失い続けることの意味を問う、この世界に何がある。