異世界に日本人が召喚され過ぎた結果・・・。
20XX年、日本は原因不明の未成年の失踪事件が相次ぎ、未曽有の人口減少を記録していた。
「なに!また消えただと!しかも今度は学校の生徒と教員が丸ごと!」
「東京では学校ごとどこかに消えたそうです!」
「な、学校ごとだと!どうやってそんなもの消すんだ!」
この事態に地方警察では対応がしきれなくなり、ついに捜査本部を警視庁に移すことになった。
ただ、警視庁でもこの謎の失踪事件に対して何ら有効な手を討つ事もできず、日本の人口は一日に何百人ずつと消えて行った。
この事件を重く見た政府は、日本国中に不要な外出を避ける様に緊急事態命令を発令、日本の経済活動は一気に冷え込み、死に体となってしまったのだった。
「なぜ日本ばかりなのだ!それも若い世代がどんどん消えていくじゃないか!」
「それだけではありません!引きこもりも家ごと、部屋ごと居なくなっているそうです!」
「引きこもり何て攫って何になるって言うんだ!犯人は何を考えているのかさっぱりわからん!」
「警視総監!今度は自衛隊まで部隊と装備ごと消えたそうです!」
「海上自衛隊も消えたと報告が来ました!」
この自衛隊消失事件を切っ掛けに日本の防衛力は激減し、他国の介入を招く結果となってしまうのだった。
「総理!どうされるのですか!このままでは侵略され続けるだけですぞ!既に沖縄、北海道、九州の北部まで制圧されています!」
「自衛隊には現場の死守を命じろ!人手が足らんのだ!少しでも敵を遅らせろ!米軍が来るまでの辛抱だ!」
「総理!米軍からの連絡です!『good luck』だそうです」
この瞬間、日本は米軍にも見放された事がわかり、総理も混乱の極致に到るのだった。
そして、自衛隊は無茶な戦線維持を命令され、次々と敗れ、ついには九州を放棄し、本島防衛もままならない状況になるのであった。
「て、敵襲!防衛体制を取れ!」
「ダメです!敵の数が多すぎます!このままでは突破されます!」
「うわぁー」
本島まで押し込まれた自衛隊は関門海峡に集結し、やっと防衛ラインを立て直す事に成功する。
しかし、九州を制圧した敵はそのまま四国に雪崩れ込み、日本は本島のみとなるのであった。
異世界物が溢れ、異世界に転移させられている人が大量に存在する残された日本を題材にしてみました。
思い付きで適当にプロットも無しに書いているので、矛盾など大量にあるかと思いますが、
なんとなく書きたかったから書いた!ですw
ん~いつか題材にしても面白いかもしれませんが、まだ私の手には余るので、超短編にしてしまっておきますw