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無いものねだり

作者: ユウギツネ

私はあなたが好きです

あなたが私をどう思っているのか見えたら良いのに


私はあなたと友達になれて嬉しいです

あなたは私と知り合えて嬉しいのでしょうか


私はあなたと話すことが楽しいです

あなたは私以外と話すほうがきっと楽しいのだろうけれど


私はあなたを今以上に知りたいです

あなたと何故もっと早く会えなかったのかと何度も後悔するくらいには


私はあなたに会いたいです

あなたの大切な人は私じゃないと解っていても


私はあなたとの時間が最優先です

あなたには私より優先したい人がいるなんてこと気づいていますが


私はあなたが一番好きです

あなたの一番に私がなれたなら、これ以上嬉しいことは無かったのに


私はあなたの幸せを願っています

例えその先の未来に、私がいないとしても




所詮、無いものねだりなんですから

これ以上は望みませんよ

今だって充分過ぎる程恵まれているのに

私は酷く強欲なので

もっともっとを求めてしまうのです

さぁ、ここらでさようなら

好きだからこそ求めてしまって辛いなら

そろそろ好きとお別れしましょう

好きをやめることが出来たなら

晴れて私は自由の身です


さようなら、愛しい人

どうか私を忘れてくださいね

またいつか、ご縁があれば


来世で。

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