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半身半疑‐005
例のケガレの前に僕らは現れた。
「なあ、本当に大丈夫なのか?」
「ああ。この俺に任せろ。」
テケ郎は胸をドンと叩いて僕の数十歩前に飛び出た。いや、足がないから数歩って言うのは最適じゃないな。なんて言うのがいいんだろう。まあ、数十歩分前に出ていったんだ。
「アアアァァッァアァァァアッァアァ」
ケガレはテケ郎の元へと走ってくる。
「しゃあ!どんとこいやぁ!」
鍵を挿入して開錠する。
すると………………
すると………………………
何も起きやしなかった。
「アレ!?なんで!?」
テケ郎はガチャガチャ鍵を回すが、やはり何も起きない。コイキングの【はねる】のように。
「アアアッァァァァッァァァッァァァアアア!!!」
再放送。またテケ郎はケガレに蹴り飛ばされ、僕の元に吹っ飛んでくる。
前と違うところは、鍵に気を取られたテケ郎は少しのガードもしていなかったため、威力100%で受けたこと。
僕はもはや飛び道具のようになって飛んでくるテケ郎をガードしようと身構えた。




