今日みたいな日は。
熱すぎるお好み焼きを食べたい。
今日みたいな悲しいことがあった日には持って来いの食べ物だ。
グチャグチャになった生地がフライパンの上でパチパチと音をたてて、こんがり焼けていくのを見ていると、落ち着いてくる。
冷蔵庫で冷えた缶ビームを喉を鳴らして飲みながら、焼けていくのを見る。
この狭い部屋の中では、すぐに匂いが広がっていく。
どこもかしこもお好み焼きの匂いになって、最悪だ。
だが、今日みたいな悲しい日は邪魔になるくらいにうざい物があった方がいい。
心の平穏をお好み焼きの匂いで満たしたあと。
「はぁ〜…今日も良い日だ」
ため息混じりでそう口からでた言葉。




