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入学

早速2話目いきました(*´꒳`*)

これからもよければ応援してください!

馬車に揺られ、人族の国スナートにある学園に向かっていた。

「私大丈夫かしら?友達はできるのかしら?」

「大丈夫です。お嬢様は色々な方に好かれるので。」

サラは軽く言うが、俺は緊張と不安が押し寄せてくる思いのまま学園に着いた。

「お嬢様わたしは、寮でお待ちしております。いってらしゃいませ。」

「行ってきます。」

学園内には、執事メイドは入れないため学園の門の入り口でサラと別れた。

学園の掲示板に向かって、歩いていると誰かと肩がぶつかった。ぶつかった方を見ると、短い角と槍の様な尻尾、ウェーブかかった薄いピンク色の髪を持った女の子がいた。

(可愛い子だな〜)とボーッと見ていると、女の子はフィリーナの方を見て頭を勢いよく下げた。

「申し訳ございません。大丈夫でしたか?怪我してませんか?」

と弾丸の様な謝罪をしてきた。

俺は呆気に取られながら彼女を心配して、

「大丈夫です。貴方こそ大丈夫ですか?」

「あたしは大丈夫です。丈夫が取り柄なので!」

彼女は胸を叩きながら自慢げに言った。

「そう、良かった。もし宜しければ掲示板まで一緒に行きませんか?」

俺は、実は迷って居たのだ。内心(俺今何処に向かっている?)状態だった。ぶつかられたのは、ある意味ありがたかった。

「是非!一緒に行きましょ!あたし、魔族のメイリーン・ファーストって言うの!メイって呼んでね。よろしくね。」

「メイ様、よろしくお願いいたします。私は、狐獣人のフィリーナ・フォードです。リーナと呼んでください。」

「様なくて大丈夫だから。よろしくね、リーナ!」

「よろしくお願いいたします。メイ」

俺ははメイと一緒に掲示板に向かっていた。


掲示板に着き、クラスを確認していた。

「リーナ!あたし達同じクラスよ!」

「よかった。メイと一緒なのね。」

メイは嬉しそうに頷き、再度掲示板を確認していた。

「ねぇリーナ、この名前ってもしかして・・・」

メイが、指を刺す方を確認すると各国の皇太子もしくは皇子の名前があった。

「もしかしてでは無さそうですね。どう見ても同じクラスですね。出来るだけ関わらないようにしないと。」

「本当に・・・。でもリーナと同じクラスで心強いわ!」

メイは、俺の手を両手で包み込むように握った。

そうこうしている内に、入学式が終わりホームルームをしていた。


「こんにちは、俺はこのクラスの担任、エルフのガイル・サザールだ。担当は、内政や歴史だ。1年間よろしく。」

学園での過ごし方、ルール、授業の流れ等の説明がされた。

「大丈夫か?着いてこれてるか?まあ、分からなければ配った冊子に書いてあるから確認しておけよ。1番重要な週に1回ある、種族別の授業についてだ。コレは、自分の種族の能力、国の在り方を理解していく授業だ!ドワーフ族は制作製造、エルフ族は森、草原について、魚人族は海、川、湖について、魔族は魔法、人族は各種族についての理解、獣人族は力の制御について学んでいく。この授業以外は基本クラス単位で受けるから忘れるなよ!詳しい話は以上だ。次は自己紹介をして貰おう。なら、君から順番に。」

初めに自己紹介するのは、青みがかった黒髪の男の人が指名されていた。

「初めまして、俺は人族のアレクセイ・ドーブェル。よろしく。」

次は、オレンジの小柄な男の人。

「僕は、スカイ・イークスです。ドワーフだよ。よろしくね。」

「オレは、エルフ族のルーク・ミラード。よろしく。」

グリーンの髪のエルフ族の彼は淡々と言って座った。


何人か言い終わり、俺の番になった。メイは、口パクで頑張れって言っているのが目に入り俺は少し勇気がでた。

「私は、狐獣人のフィリーナ・フォードです。よろしくお願いいたします。」

俺が、座ったのを確認し青い髪の人が言い始めた。

「僕は、魚人族のカイン・シーカス。陸の事は余り知らないからよろしく。」

彼は見た目人族と変わらない事に皆驚いていた。

次は赤い髪の人が話始めた。

「私は、魔族のヴィルデ・ハイド。よろしく。」


それから何人か紹介していった。

最後に、メイが自己紹介してホームルームが終わった。


「リーナ!一緒に寮に行かない?」

メイは、俺の側へ来て言った。

「いいわよ。一緒に行きましょ。」

俺とメイは、校舎を出た時に誰か走って来るのが見えた。

段々と近付いてきて、赤毛の耳と尻尾が見えたと思ったら俺は抱きつかれていた。

「リーナ!!入学おめでとう!隣の子は、友達かい?」

兄に抱きつかれて、周りの目が痛い!

「お兄様、とりあえず離れてください!周りの目が痛いです。」

「そうかい?リーナが嫌がるなら離れるよ」

兄は耳と尻尾が垂れて、寂しそうに離れてくれた。俺は、呆然としているメイの方を見た。

「メイ、驚かせて申し訳ございません。こちらは、次兄のラフェルと言います。私たちより3つ歳上です。」

「はっ!フィリーナと今日友達になりました、メイ・ファーストと申します。」

兄は、メイをじっと見て言った。

「よろしく。魔界のファースト公爵令嬢様。」

メイは、驚いて兄に疑問を問いかけた。

「どうして、あたしが公爵令嬢ってわかったのですか?」

「どうしてって、俺の友人にもファースト家の人がいるからさ。名前がレックス。」

「兄と友人なのですね。ってか、リーナも知ってたの?」

俺は急に話を振られ驚いていた。

「私は、今知りました。何せ、そういう事はまだ知らなくていいって言われてましたので・・・。」

俺は、箱入り娘である事に気が付いた。

兄は、しょげている俺の頭を撫でた。

「大丈夫!リーナはそのまま居てくれれば。」

「フェル兄様ありがとう。・・・兄様、手を離してください。私達寮に行かないと行けないので。」

「おっと、ごめん。リーナ何かあったら相談に来いよ!」

俺は、兄に挨拶をしメイと寮へ向かっていった。


寮についたら、1年生が集まっていた。

「皆さんこんにちは。私は寮長のメリーといいます。よろしくお願いいたします。これから皆さんに、量でのルールを説明します。」

メリー寮長は、詳しく寮について教えていくれた。

「寮については以上です。こちらの掲示板に各部屋について書いてあります。各々自分で確認し部屋に向かってください。良い学園生活を」

寮長はそれだけ言うと、去って言った。

俺達は、部屋割りを確認していた。

俺は自分の部屋を見つけた。その隣がメイの部屋だった。

「メイ、部屋も隣同士ですよ!」

「本当だ!リーナ一緒に行こう!」

俺は、メイと三階の部屋に向かっていた。

部屋の前に着き、メイと別れた。

俺は部屋に入り、サラを読んだ。

「サラ。着替えるの手伝って。」

「おかえりなさいませ。承知致しました。服はどれにしますか?」

「動きやすいので。」

サラは動きやすいワンビースを出し、着替えを手伝ってくれた。

俺は、ワンビースに着替え、その後メイと食堂へ行き夕食、入浴を済ました。

メイとおやすみと部屋で別れ、俺はネグリジェに着替えベッドに入った。

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