例えばこんな、出会い方
むぅ~…難産。
お待たせして申し訳ないです。
気に入らなかったり、削除しちゃったり、原稿がどっかいっちゃったり…←待て
連載してる方々の想像力や表現力が羨ましく思う今日この頃…
迷走感いっぱいですが、自分的には満足出来たかな。
(でも、また何か加筆訂正があれば加えるかも…)
細々とひっそり書いて行きたいと思います。
噴水の淵に腰掛け、俯いている少年が居る。
今にも泣きそうな顔で何かを…いや、目の前に映し出されているボードを眺めていた。
ふと、少年の腕が動く…
それは、この世界から離れる行為であろう。
最後の選択をする、その刹那…
突然、隣から手が伸びてきて少年の腕を捕まえた。
「そんな顔で、離れようとするな。」
少年がびっくりして振り返ると、青色のフードを深めに被った青年が、口を歪めて居た。
「頼む」
その言葉に少年は目を見開き、再度驚いた。
しかし、次第に視線を落としてしまう。
「…、なん、で…っ、」
何かに耐えるように、問いかける。
「俺にも…覚えがある。けれど俺は、…ここまで来た。」
「…」
厳かに言われて見れば、確かに違う。
青年のそれと、少年のそれ。
装備も、武器も、纏う…雰囲気も、違う。
「…頼む」
「…っ!」
再度の願いに、涙を堪える為か目をギュっと閉じて完全に俯いてしまった。よくみると微かに体が震えていた。
それでも、少年が微かに、けれどしっかりと頷いた。
「場所を変えよう。ここは人が多すぎる」
青年はそう言いながら腕を離し、少年はその提案に顔を上げた。
少年の怪訝な表情に、青年は苦笑しながら目的を伝える。
「近くに馴染みのいい店があるんだ。詳しい話は、そこでしよう。」
この街に来たのだってそこに行く為だしな。と言い、少年に手を差し出した。
瞬間、少し強めの風がこの広場に駆け抜け青年のフードを剥がす。
群青に近い青紫の少し長めの髪、微笑みで目は細められているが妙に見覚えのある顔……そう、まるで…
「名乗って無かったな…一陣、テイマー“だった”セツナだ。」
「あ…ぼく、る、ルド、です。」
少年…ルドがセツナの手を取り立ち上がると、そのまま雑踏へと消えて行った…。
…え?今まで語って居たのはルドじゃないかって?
失礼ね!私はずっと友達の遅刻で待ちぼうけてて、あの少年が初初しかったから観察してたの!わかった?!!
……あれ?でもさっきの人、PVの最後に出てた人に似てた気がする。。。
***30分後***
「ごめん!待った?!」
「遅い!さっさと済ませたいって言ったのルナでしょ?!」
「ほんと、ごめん!」
「今度遅刻したらエンチャントアクセサリーの出来が良いヤツ貰うからね!」
「え゛…それだけは勘弁してぇ!!」
「い、や、だ!ほら、行くよ!」
「待ってよ~!カナってば~!!」
まぁ、何であれ。あの少年がこのまま続けてくれるといいなぁ。
初めまして!の方、例えばこんな、~を楽しみにして待っていて下さった方、お付き合い下さり、ありがとうございました。
今回は、如何でしたでしょうか?
自分の考えや想像した事を、人に伝える、文字にするといった事が苦手なので出来たかは微妙です。
さて、人物の名前や職業、会話らしい会話を初めて出しましたね。
これからはこれを普通に書いていきたいです(切実)
***
「兄さま…私達、何時になったら父さまに会えるのですか?」
「…まだ先だろうね。僕も父さんに早く会いたいよ。」
…前から決めてたのですが、せめてこの子たちが親元に行ける様に頑張ります。(決意表明←)