ミイツケタ
はぁっ、はあっ、はあっ___!
早く逃げなきゃっ!早く、はやくっ__!
何かから逃げているようなその少年は、自分の限界がきているのにも関わらず必死に走ってた。
俺は何でこんなに必死に走っているんだ?
なんでこんなことになった…。
彼の足は、彼の意志とは反対に、もう限界であることを彼の脳に訴えていているかのように、彼の足は絡まり転倒した。
「っあ、くっそっ、いってぇ…。っ…はっ…!!」
彼を追っていた追手はもうすぐそこに来ているのに彼の足は一向にそこを動こうとしない。
どうしてっ、どうしてなんだよっ!!
俺が何かしたのか!?気に障ったのか!?
なんでっ、なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんなんでなんでなんでなんでなんで俺なんだよ_!
そんな自問自答も繰り返す少年は、いつしか校舎の闇に吸い込まれ消えていた__。
キミハドンナナキゴエヲキカセテクレルノカナ?
何も聞こえない_あぁ_何も_聞こ_え_なぃ…。