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紫電の王  作者: 柳澤快誠
序章
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序章③

蒼汰たち封書所持者の一部が特殊な機関に入り、

封書の使用による犯罪を抑止する機関の成り立ちの話し。

各国で異能力事件に対抗すべく同様の力を持つ者が集められたが、日本以外の国では専用の隔離施設で管理されたが、日本では人権を尊守して一般人と同様に扱っていた・

アメリカ・イタリア・中国の三国では特に差別化が激しく、所持者同士の殺し合いをさせて雇用していた。

日本が所持者の招集をするためにある一人の女性を頼っていた。

彼女の名は、堺実里と言い封書「業の瞳」を使って所持者の場所を割り出すことができた。

そうして居場所の分かった所持者を集めて、日本が持つ異能力事件を解決する機関として協力者を集めた。

結果として30名の所持者と17名の一般人が集まり、その中に蒼汰もいた。

「え~、諸君集まってくれてご苦労。私が諸君等の上司となる土岐だ」

土岐と名乗る男性が続けて喋る。

「諸君等が協力してくれて嬉しい限りだ、だが私はまだ諸君等の能力については何も知らない・・・」

土岐は一瞬間をあけて言う。

「なので、私にその異能力を見せてくれ」

蒼汰は土岐に向かって言い放つ。

「土岐さんと言いましたね、聞きたいことがあります。」

「なんだ?言ってみろ」

「異能力を見せろと言いますが、場所はどうするんです?へたすれば全員が死ぬかもしれないですよ」

「大丈夫だ、そんな事にならないように集められた奴もいる」

土岐が実里に指示を出す。

「実里君、皆を連れて第五フロアへと向かってくれ」

「…分かりました」

「諸君等にはこれから第五フロアへと向かってもらう。実里君についていくよう以上」

集められた所持者達が第五フロアへ向かうために少し狭い道を通る、そこには数々のトラップが設置されておりそこを実里が易々と越えて口を開く。

「…そこを、15分以内に突破してください」

実里の言葉に一人の男性が意義を立てる。

「おいおい、ちょっと待てよ!これは一般人には越えれねえよ!」

「…何のための封書なの」

実里はここで封書が何処まで使えているかを見極めるつもりなのか、淡々と告げる。

「ここで封書を使えないなら…現場で死ぬよ」

そこで蒼汰が実里に対して質問をした。

「すいませんが、ここで封書を使わなくてもいいですよね」

「…突破できるんだっら別に構わない」

「じゃあ、僕から行かせてもらいますね」

蒼汰は道の壁を使ってパルクールする形でトラップを越える。

15分後に突破出来てなかったのが5名いたが、一人の少女が、

「ッチ!しょうがない封書使うかぁ」

そういって、手を伸ばして告げる。

「己が身を変じ、他を喰らう鬼と成す」

バチィ!っと音がして封書を使っている者が変貌する。

「鬼装‘轟鬼’」

先程までいたいけな少女だったのが、艶めかしい恰好をし額から出る異様な角を掲げた鬼になっていた。

そうして、彼女は伸ばしていた手から異様な空気が漂いその直後にトラップが押しつぶされていた。



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