表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
紫電の王  作者: 柳澤快誠
序章
3/18

序章②

主人公蒼汰が封書を手に入れた時の話

蒼汰は闘いの後にいつも思い返す、自分が爆発に巻き込まれた三年前の事を。

~三年前~

2019.06/19

なんの変哲もない日常を過ごしていた三島蒼汰(14歳)は、友人達とカラオケに行くことになっていた。

友人達とファミレスで落ち合う約束だったため、蒼汰はファミレスへと向かう。

蒼汰が向かっている時にそれは起こった。

青白い物質がドーム状に飛び交い、それの外側にいた者たちが口を開く次の瞬間に・・・

『ドゴオオン!』っと轟音が鳴り響く。

青白い物質のドームの内側にいる人々がその物質に手を差し伸べたときに人々の体から色とりどりに光を放ち、脳内に声が響きわたる。

『我が力を受けし人の子よ、其方達には我が封書を授かる権利がある。さぁ、封書を受け取るがいい』

脳内に響く声に対し、男性が声を荒げる。

「おい!何なんだよこれは・・・この頭の奴は何が言いたいんだ!」

『人の子・・・理解が遅いな、其方達には我が禁じられし書物「封書」を受け取る権利がある。

受け取る・受け取らぬは其方等の自由』

女性が「貴方は何なの!何が目的なの!」

『我は理を統べりし者なり、我が封書を受け取る権利がある者に力を与えているだけにすぎぬ」

声が指す封書に対して数分ほど問いかけと返答が続き、人々の意が決まり再度声が響く。

『其方達は我が封書を受け取る権利がある、さぁ封書を開きその変革をもたらす神々の力を!!』

声が脳内から消える心臓がある左側胸部に激しい痛みが走り、右手の甲に文字が浮かびあがる。

手の甲に浮かびあがる文字は封書を授けられた人間にしか見えず、胸の痛みは封書が近くにある時に一時的な共鳴反応としてになるものだ。

そうして、蒼汰は封書を受け取り普通から逸脱し、その代償としてあるモノを失った。

これは、蒼汰に限った話ではなく封書を受け取った者達全員が等しく失ったのだ。

それから十日たった頃にあるニュースが蒼汰の目に飛び込んだ。

「世界各国で異能としか呼べない力で暴動がありました。異能力を使う者を見つけ次第隔離すると、アメリカを始めとする各国で発表がありました……」

それに対し日本は、

「世界各国での異能力事件が殺到しております、この異能力事件解決に協力する人材を収集する…」

蒼汰…いや、封書の所持者達にはこのニュースと日本の発表によって大きく動いた

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ