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果歩とユキ。。。
「俺が言うた事真似してや?」
「…俺が言うた事真似してや」
「いや其処はええねんて。ほな行くで。”あかん”」
「あかん」
ユキのテンションが少し上がった。
「ほんまにええのん?」
「ほんまにええのん?」
果歩は少し呆れていたが、瞳を潤ませるユキを目の前にしては何も言えないのだった。
次は何て言葉を果歩に言わせようかと考えていたユキに、果歩は言った。
「ユキさん…めっちゃ好きやねん」(流暢に関西弁)
ユキは悶絶した。
果歩はそんなユキに若干引きつつ、微笑ましく思う。