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剣龍、天啓が降りる。  作者: アルマゲドン大先生
第一幕
8/31

8.霊薬の真実

           第八章


     ー次の日ー


カイ「さて、学校が始まる前に、サクッと霊薬を回収するかぁ。」


   ガチャ!スタスタ..


東の渓谷は西方ラジールから約4時間で着く距離にあると聞いたが。


カイ「いくら瞬歩を使ったとは言え、近すぎだろ。」

カイ「まだ、1時間しか経ってないぞ..」


カイ「まぁ、近いことに越したことはないが。」


カイは東の渓谷に着き洞窟を探した。

洞窟は思いの外、早く見つかった。


カイ(前世では、来たことがないから少しわくわくするな。)


カイが、洞窟を進んでいるとあることに気づいた。


カイ「なんだここは、モンスターが一匹もいないぞ。」


カイ「洞窟に一匹もモンスターがいないなんて聞いたことないぞ。」

カイ「それに、この洞窟はモンスターが沢山いると聞くのに。」


カイ「まぁ、深く考えすぎるのは良くないな。」


カイは、洞窟の異変を無視して、先に進んだ。

洞窟を進んでいると、悲鳴が聞こえた。


???「誰かぁぁ!!助けてくれぇぇ〜!!」


カイは急いで、悲鳴の発生源まで行った。

そこには、マッドタイガーの子供に襲われる騎士団の騎士がいた。

カイは、勢いよくマッドタイガーの子供に飛び乗った。


カイ「マッドタイガーの上はやはり揺れるな。」


マッドタイガーは、カイを振り落とそうと暴れた。


カイ「あまり暴れるな!落ちるだろ!!」


カイ「チッ!仕方ない..早めに仕留めるか。」


カイ「ライラット流、第十式」


   《”アルバ・ハザード”》


カイは、マッドタイガーの首元めがけて技を放った。


   ボトッ..


マッドタイガーの首が落ちる音だ。


カイ「ふぅ..。」


カイ「あの大丈夫ですか?」


カイは足を怪我した、剣士に話しかけた。


???「あぁ。ありがとう。」

カイン「助かったよ。俺の名はカイン=アルベルトだ。気軽にカインとよんでくれ。」


カイン「一応これでも、騎士団の副団長なんだ。」


カイ「副団長なんて、凄いですね!」


カイン「いや、凄いのは君の方だよ。」

カイン「この洞窟の主のマッドタイガーを一人で討伐するなんて、できたことじゃない。」


カイン「それを、君は簡単にやってのけた。凄いよ。」


カイ「いやぁ、そんなに褒められても何もでないですよ。」


カイ「でも、一つ間違いがあります。」

カイ「さっき倒した。マッドタイガーは子供です。この、洞窟の主では、ありません。」


カイン「何!?そうなのか!?」


カイ「はい、そうです。」


カイン「教えてくれて、ありがとう。俺は、これから騎士団に戻ってこのことを報告しようと思うんだが、君はどうするんだい?」


カイ「僕は、この先に進みます。」


カイン「そうか。くれぐれも死ぬなよ。」

カイン「まぁ。君が、死ぬようなことはないと思うがな。」


カイ「では、またいつか会いましょう。」


カイン「あぁ。そうだな。」

カイン「また、会おう。」


こうしてカイはカインに挨拶をし、洞窟の最深部まで進んだ。


カイ「ふぅ。ようやく、着いた。」

カイ「今まで、楽に進めてたのはカインのおかげだったのか。」


カイ「だがこれで、最深部までたどり着けた。」


カイが歩みを進めた途端、マッドタイガーが襲いかかってきた。


カイ「くっ!」


カイは咄嗟のとこで、刀を抜きマッドタイガーの攻撃を防いだ。


     カキンッ!


カイはマッドタイガーの爪を弾いた。


カイ「まじかよ..」

カイ「不意打ちとは言え、この威力とは..」


カイ(今回ばかりは、出し惜しみができないな。)


カイ「最初から全開で行くぞ!!マッドタイガー!!」


カイ「龍心流、第一式。」


    《”龍の鉤爪”》


     ズバッ!


カイの攻撃が、マッドタイガーの腕を斬り落とした。

激高したマッドタイガーは、カイに向かって飛びかかった。


カイ「ライラット流、第十二式。」


   《”ハイペリオン”》


    スパッ...


マッドタイガーの首が静かに飛んだ。


カイ「ふぅ..。今回ばかりは、ヒヤヒヤしたぜ。」


カイ「だが。これで、霊薬を手に入れられる。」


俺は心の中で、ガッツポーズをした。

俺はマッドタイガーの死体から、霊丸を手に入れた。


カイ「さて。じゃあ、帰るか。」


     ダッ! ダッ! ダッ!


俺は洞窟をでて、家に帰った。

家に着き自室へ戻る。


カイ「さて、霊丸を手に入れはしたが、このままでは使えない。」

カイ「薬剤師に調合してもらわないと、霊薬の効果を吸収できないからな。」


カイ(問題はそこだ。マッドタイガーの霊丸となると良い薬剤師に頼らないといけない。だが、俺には薬剤師のつてがない。)


カイ(それに薬剤師が見つかっても、金がない。金がなければ依頼ができない。)


カイ「さて、どうしたものか..?」


カイ「仕方ない..自分で調合するか。」


カイ「幸い、学校が始まるのはあと一ヶ月後だ。それぐらい時間があればできるだろう。」


カイ「さて。じゃあ、ラジール図書館に行くか。」


それから、カイはラジール図書館に行き、霊薬の調合方法だったり霊薬のことを調べていたらある驚愕の事実がわかった。


カイ「霊薬はマナを増加させるが、霊薬摂取後二ヶ月は体の自由が効かなくるだと!?」


カイ「二ヶ月も!?ただでさえ、霊薬を作るのに最低でも半月は掛かるというのに..」


更に読み進めていくと、また新たな情報がわかった。


カイ「霊薬は現在、マナ総量増加促進薬として使われているが、元々は降臨術を使うときに使っていた..」


カイ「降臨術?何だそれは。」

カイ「少し調べるか。」


カイ「ふむ..ふむ..なるほどな。」


カイ「降霊術は東洋の魔法で、死者を己の体に降ろす術なのか。」


カイ(だが、なぜそんな術に霊薬が使われていた..?謎が深まるばかりだ。)


カイ「まぁ、とやかく考えても仕方ない。とりあえず霊薬を作るか。」

カイ「霊薬の摂取後の、症状は気合いでなんとかするか。」


カイはラジール図書館での用事を済ませ、家に帰った。


     ー半月後ー


カイ「よし!できたぞ!!」


カイ「これが、霊薬か..」

カイ「案外、普通の薬なんだな。」


カイ「これで、第一段階は成功した。あとは第二段階だが、どうするかなぁ..」


俺は、四六時中考えた。

四六時中考えた結果、龍心流を使いながら、摂取することによって、摂取後の症状を抑えれると行き着いた。


カイ「早速、試すか。」


カイは勢いに身を任せ、霊薬を飲んだ。


ゴクッ..ゴクッ..


霊薬を飲んだ瞬間、カイは激しい目眩に襲われた。


カイ「何だ..これは!?」


カイは、ベッドに倒れた。


        ー数週間後ー


カイが目を覚ました。


カイ「何日が、経ったんだ..?」


カイが霊薬を飲んでから3週間が経っていた。


カイ「結構、ギリギリだったな。学校まで、あと1日だ。」


カイは急いで入学の準備をし、就寝した。

カイはまだ気づいていなかった。自分のマナクラスが未知の領域に入っていることを。


         第八章   ー完ー

作品を見ていただきありがとうございます。

今回は霊薬の入手までを、書きました。

今回は特にネタがなくて、書くのが大変でした。

あと設定を何個か新たに作ったので、文脈がおかしなことになってるかもしれませんが、そこはご愛嬌ということで許してください。

これでも、がんばって辻褄を合わせたんですよ!

あと今回も、長くなりました。

次話は、学校について書きます。では、次話もお楽しみに〜!

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