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剣龍、天啓が降りる。  作者: アルマゲドン大先生
第一幕
5/31

5.力の露呈

             第五章    


    ガチャ!


カイ「マナ測定をしに来た。」


測定士「わかりました。では、こちらの水晶に手を置いてください。」


カイ「わかった。」


カイが水晶に手を置いたその瞬間。


   パリンッ!


っと水晶が割れる音がした。


測定士「まさか!その歳でもうマナクラスの最上級、グラディエーターだとは。」


審査官「何!?」


棒立ちしていた審査官がこちらに、近づいてきた。


審査官「貴様、名は」


カイ「カイ=アルベリッヒ。」


審査官「志望クラスは?」


カイ「ソードクラス。」


審査官「魔法クラスに、興味はないのか?」


カイ「少しだけなら、あります。」


審査官「わかった。」


カイ「色々聞いてきましたけど受付の人に何も、聞かなかったんですか?」

審査官「我々、審査官は受験者のことは何も聞かされていない。」


カイ「そうですか。」


審査官「では、これからのことを話す。まず武器を持って広場まで行き、待機しろ広場にはお前と同じ受験者たちがいる。」


審査官「番号を呼ばれたら教官の言う通りにしろ。」

審査官「教官の中にはグラディエーターもいる。暴れようものなら即失格だ、わかったか。」


カイ「わかりました。ですが、番号とはなんですか?」


審査官「なんだ、受付の奴に言われなかったのか?まぁ..いいお前の受験番号は、A0872だ。」

カイ「ありがとうございます。」


そのままこの部屋を出ようとした瞬間、審査官に止められた。


審査官「ちょっと待て!」

カイ「なんですか?」


審査官「呼び止めてすまない。お前に案内図を渡すのを忘れていた。」


カイ「案内図?」

審査官「その名の通りこの学校の案内図だ。毎回受験者には渡す決まりがあるのでな。」


カイ「まぁ..ありがとうございます。」


案内図に書いてあるとおりに進み広場まで着いた。

そこには、約100人の受験者がいたその中にはアルテリア王国の王子や貴族などがいた。


パトル「おい!カイ!」


カイ「?」


パトル「こっちだぜ!カイ」

カイ「あぁぁ..パトルか..」


パトル「カイ聞いたぜ、お前マナクラス、グラディエーターだったのかよぉ..」


カイ「そんなことより、クラスは何にしたんだ?」

パトル「そりゃあ、勿論ソードクラスだよ!」


カイ「そうか、別に魔法クラスでも良かったんじゃないか?」

パトル「何でだよ!魔法クラスにしたらカイと修行した日々が無駄になるじゃねぇかよ!」


カイ「別に、魔法クラスでも剣は使えるし、魔剣士っていうのも一つの手だったんじゃないか?」


パトル「あっ..そっかぁ..」


パトル「じゃあカイは、魔法クラスか?」

カイ「いやぁ、俺もお前と同じソードクラスだぞ。」


パトル「そうなのか!あんなこと言ってたから、てっきり魔法クラスにしたのかと思ったぜ」


カイ「まぁ、魔剣士もいいがやっぱり剣士の方が俺にはあってるからな」

パトル「そうなのか。確かにカイには剣士がお似合いだ!」


教官「B1859来い!」


パトル「呼ばれっちた、じゃあまた話そうぜ!」

カイ「あぁ。」


周囲の声「あいつラジール国の王子と喋ってたぞ..」

ヒソ..ヒソ..

周囲の声「一体どいう関係なんだろうな」

ヒソ..ヒソ..

周囲の声「聞いてなかったのか?あいつカイって言ってたぞ。」

ヒソ..ヒソ..

周囲の声「カイってあのカイ!」

ヒソ..ヒソ..

周囲の声「あぁ、マナ測定でグラディエーターって判定が出てたやつだ。」

ヒソ..ヒソ..

周囲の声「一体どんな手を使ったんだ?」


まぁ、確かに一国の王子と仲良く喋って、尚且つマナ測定でグラディエーターをだしたんだ気になるのも分かるが、ヒソヒソ言うのはいかがなものか。


カイ「はぁ..直接言ってくれたら楽なのにな。」


教官「A0872来い!」


カイ「ようやくか!」


教官「ついてこい!」


教官の言う通りについていくとそこには、受験者たちが4列に並ばされていた。


教官「A0872お前はここだ。」

カイ「わかりました。」


そう言って俺は5列目の一番前に並んだ。


    ー30分後ー


受験者全員が並んだ。

基本的にみんな黙っているが、まだ喋っているやつもいる。

その喋り声につられて黙っていたやつも喋り出した。


 ガヤ..ガヤ..


???「静粛に!!」


っと言う大きな声が広場に鳴り響いた。

声の発生源を探してみると、広場を一望できる展望台のようなものから聞こえていた。


???「いきなり大きな声を出してごめんなさいね。でもそうしないと静かにならなかったから。」


クレア「私の名前はクレイ=マーキュリー。この学校の校長です。」


クレア「長話をする気はないわ。早速本題に移るわね。」

クレア「試験は至って簡単よ、勝つそれだけよ。」

クレア「マナ測定の時、審査官に番号を教えられたでしょ何でだか分かる?」


???「はい!」


クレア「そこの君名前は..」


ジン「ジン=アルテリアです。番号はアルファベットと数字で構成されていて、アルファベットはA,B,C,D,Eまでありそれは個人の強さを表しています。数字はアルファベットで決められなかった個人の強さを、決めるためのものであります。なので、個人の強さを明確に表すために、番号があるんだと思います。」


クレア「さすが、アルテリア王国の第三王子、とても頭がいいのね。」


クレア「今5列に並んでもらってるのも大体が強さ順に並んでると思ってくれて結構よ。」


クレア「試験では一対一の戦いをしてもらいます。」


クレア「対戦相手は学校側が勝手に決めさせてもらいます。」

クレア「10回勝てば試験合格よ!あと4回連続で負けたら敗退だから気をつけてね。」


クレア「では、これから魔剣養成学校入学試験を始めます。」

クレア「皆さん!頑張ってね〜!」


放送「第一回の対戦はジン=アルテリアVSカイ=アルベリッヒ。」


カイ「えっ!?まじかよ..」

カイ「初戦からジン=アルテリアとは運が尽きたのか?」


それになんだ、あの校長はフランクすぎるし何より説明が雑だ。従来の試験は教官と戦い、教官が合否を決めるというものだったのに今年に限ってこうとは、対策したのが意味を成さないとは....


パトル「カイ初戦から、ジン=アルテリアなんて羨ましすぎるぞ!」


カイ「何で羨ましがるんだよ!」

カイ「ジン=アルテリアは12歳で王国の騎士並みの実力があるんだぞ!!」


パトル「えっ!?そうなのか!?」


カイ「なんだよ、知らなかったのかよ..」


パトル「まぁ..そんなことより頑張ってこいよ!」

カイ「言われなくても頑張るさ!」


放送「では両者、決闘場に移動してください。」


カイ「じゃあ、パトル行ってくるよ!」


パトル「おう!勝負するからにはちゃんと勝ってこいよ!」


カイ「あぁ..わかってるさ。」


これから始まろうとしている戦いは後に魔剣養成学校の歴史に名を残す戦いだ。


        第五章   ー完ー

作品を見ていただきありがとうございます。

今回は設定を凝ろうと頑張った結果、設定の渋滞が起きました。

これからは気をつけようと思います。

あと、普通にネタ切れです。

助けてください。(;;)

あと学園長を男にするか、女性にするか迷った結果女性にしました。

どうですか?やっぱり学園長は、長老みたいなおじちゃんにするべきでしたかね。

これからも連載していくので応援の方をよろしくお願いします。


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