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目が覚めたら魔物になっていた!?  作者: 透綺かぐや
1章 見知らぬ森編
3/3

3 煽る者

「ん…」


目が覚めたら俺は草がたくさん生えている場所にいた。


「助かったのか…?」


《そのようです。周りを確認したところ魔物の気配はありませんでした。》


「よかったーー…。」


俺は起き上がろうとした。

そのとき


「うっ…!」


体に大きな痛みを感じた。

見ると体中が傷だらけになっていた。


「これは動ける状態じゃないな…。」


(絆創膏があったらいいけどここにはそんなものないからなー。)


俺は近くにあった草をちぎって体に結んだ。

すると


《スキル【自己回復】を獲得しました。》


と言ってきた。


「え?今なん、て…?」


そう言った途端

体中が緑色に光り始めた。


「なんだこれ…!?」


俺はびっくりして体を見た。

だんだんと傷が治っていくのが見える。


「嘘だろ、おい。」


俺はあっという間に楽に動けるようになった。


「どういうことだ?」


《【自己回復】という新しいスキルを獲得したからです。》


「すきる…?」


《はい。スキルとはこの世界で使える能力のことです。何かするとそれを使えるようになります。》


(ここの世界まじでチートだよな…。)


《ちーととは?》


「心の声まで聞こえるのかよ!!!」


《あと、もうひとつ獲得したものがあります。》


「え、なんなんだ!?」


《【ドジ】という称号を獲得しました。》


「なんだよそれ!ただの悪口じゃねーか!!!」


「バカにしてんのか!!!!」


《獲得してしまったものは消去できません。》


「この野郎…。完全に煽ってるな…」


(まぁ、いい。そんなことより早くスキルを獲得したほうが良さそうだ。)


俺は何かすると、と言われたのでいろんなことをやった。

水泳、木登りなど…。

スキルはだいたい集まったが称号があまりいいのがでなかった。

水泳をしたら【魚みたいな生き物】と言われ、木登りをすれば【魚が木登り】と言われた。


(何回煽ってくるんだよ。まぁ、水中移動と移動速度が上がったから別にいいけどさ…。)


夕日が沈みだんだんと周りが暗くなっていく。


《もうすぐ夕日が沈みます。危険ですのでどこかに避難しましょう。》


「避難…!?そんなに危険なのか?」


《はい。今のあなたでは夜の行動の生存率は0%です。》


「よし!隠れよう!」


俺は木の根の間に穴を掘り、そこを住処とした。

第3話まで見ていただきありがとうございます!

とても嬉しいです^^*

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