正直な毎日
おお、ツォラトゥストラ、汝、智恵の石よ、汝、投石器の石、汝、星を砕く者よ。(抜粋)
ツォラトゥストラって西洋人だよな。星を砕くってことはすごい人なんだろうな。でも、すごい人なりに苦労が絶えないんだろうな。
炎が上がっています。青樹家の2階の書斎からです。朗が煙草をシポシポと吸っているのです。100円ライターでカチッカチッと音を鳴らしつつ吸っているのです。
毎月毎月、年金の残りをかなり気にしつつ、煙草を近所のセブンイレブンで買い求めているのです。二ヶ月に一度の年金支給日を本当に本当に心待ちにして、日々毎日を暮らしているのです。
千地馬さん、聞いてください。朗は今のところこうやって生活しています。星なんて砕いて、姿を変えさせるなんてどうだっていい。だって、お星さまはお星さまで「神話」に出てくる世界でしょう?朗はただただ正直に生きて、毎日を正直に生きられればいい。朗はこうやって生きています。