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夢の中  作者: 星凪 怜
12/12

新しい夢

入院も10日目になると、少し飽きてきた。

医師は

『このまま落ち着いていれば、あと10日くらいで退院できますね』と言ってくれた。


『超退屈』と、友達にLINEしながら、一階のコンビニへ向かった。

面白い雑誌でもあったら買おう。


コンビニで、女性週刊誌を見つけて、パラパラとめくっていると『イケメンピアニスト櫻井佳樹』という記事のタイトルが目に入った。

『そう言えば…チケットもらっていたなあ。いつだっけ?』

と思いながら、記事を読んでいると、私が行く会場のコンサートは、休職が終わる前日となっていた。


もしかして…行けるかな?

そんな期待を持ちながら、雑誌を数冊選び、コンビニを出た。



その晩…夢を見た。

私は、古いアパートにいた。

ベビーベッドには、男の子。

すやすやと眠っている。

窓の外は雨。

ここはどこだろう?

外国だと思うけれど…フランス?イギリス?

考えていると、ひとりの外国人の男性が入ってきた。

『僕の姫君はなにをしているんだい?』

私に話しかけてきた。

『雨…降ってるな…って』

『ロマンチックな雨だよね』

男性は、私をハグして、赤ちゃんの顔を覗きこんだ。

『いつ見ても可愛い天使だ』


この人は何語を話しているんだろう?

私には日本語にしか聞こえないけど…


『今夜は、いつもの店でピアノを弾くんだけど、ベイビーの為に、仕事を増やさないとね』

男性は、ウインクして、鼻歌を歌いながら着替え始めた。

ブラックタイのフォーマルなスタイル。

男性は、レストランでピアノを弾いているらしい。


『行ってくるね。僕の姫君』

男性は私をハグしてから、赤ちゃんにキス。

『僕の天使。ママを困らせたらダメだよ』

そう言って、仕事に向かった。


状況から考えると、私と男性は夫婦で、赤ちゃんは、私の子供。

この古いアパートの外は、どうなっているんだろう?

出てみたいけど、ひとりは怖いな。

明日、晴れたら、男性を誘って、散歩に行ってみよう。

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