表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

其の零 地獄への送り人

 ここは――、平安時代によく似た文化を持つ、宸世しんぜと呼ばれる世界。

 中でも一番の特徴として挙げられるのが、不可思議で強大な能力を持った化け物が数多く存在しており、人間社会においても認知されている事であろうか。[もののけ]と呼ばれる彼らは、良きにしろ悪きにしろ、人々の生活に多大な影響を及ぼしてきた。

 そして――、いつの時代も、はたまた異世界であるここでも、悪行は尽きる事がない。むしろ、強力な[もののけ]達がからんでいる分、たちが悪いのである。

 所詮しょせん、この宸世しんぜも弱肉強食。か弱き者は、ただただ食い物にされて泣き寝入りするしか、すべは無いのだろうか。今日もまた――、晴らせぬ恨みをいだきながら、死んでゆく。


 しかし――、悪が栄えた試しはない。地獄への送りちんは、恨み次第。

 闇夜やみよにうごめき、悪を絶つ。

 そんな彼らを――、おくりびと――、と呼ぶ。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ