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第十二話

 達也はまぶたを照らす陽の光で目が覚め、その光りから逃れるように寝返えって深い溜息を吐いた。


薄目を開け天井を見詰める…見れぬ天井景色が白くにごって見えた。

(んん、ここは何処どこなんだ…)


目をらすと視界は少しずつ開けていく、視線は天井から壁へと探るように辿たどり ふと壁沿いの金属ケースに目が止まった。


目を擦りそのロッカー状のケースにしばし見とれた、そのロッカーは頑丈そうな扉で塞がれ中央に網入りガラスが嵌め込まれていた。

達也は興味深げに頭を浮かせるとそのガラス奥を見詰めた、中から黒く光る黒い棒状のような物が存在感を放っていた。


(なんだろう…)

次第にその棒状は鮮明さを増し 形を表してきた。

(銃か…)


ようやくそのケースがガンロッカーと気付いた、達也は浮かせた頭を再びソファに委ねると網入りガラスの内部を見詰める、中には猟銃らしきものがのぞいていた。


その鈍い光りを放つ禍々まがまがしい銃の存在が目を覚まさせる。

(ここは…)

達也はようやくあのマンションの一室で寝入ってしまったことに気づいた。


上半身をゆっくり起こし周囲を見渡す、センターテーブル上にはビールやウィスキーの瓶、また食べ残しのピザなどが散乱していた。


(あぁ あのまま寝てしまったんだ)同時に頭の芯に鈍痛を感じた。

(ハーッ飲み過ぎたな…)

達也は眉間みけんを強く押しあらためてセンターテーブル上に転がる空き瓶の数に見入りあきれた。


ソファより立ち上がると無様にもふらついた、気持ちも悪い 酒が弱いくせにと思いながらガンロッカーの前へと歩く。


ガンロッカーに両手を突くと少し中腰になって網入りガラスの中を覗いた。

縦型銃架には猟銃2丁とライフル銃1丁が立て掛けられ下の棚には実弾の箱の一部がのぞいていた。


(医者が銃などどうして持ってんだろう…)ふいに男のかおが頭のふちぎった。

(そう言えばあの男は何処に行ったんだ)


ガンロッカーを照らす陽の光に誘われるように今度は窓辺へと歩き僅かに開いたカーテンを思い切り大きく開いた。


眼下に名古屋の街が大きく広がり明るい陽光に照らされていた、その光りに誘われるように視線はその奥に光る伊勢湾へと転じる、右手から迫る鈴鹿山脈はその伊勢湾を包み込むように左へと広がりを見せていた。


(フーッ37階の高さか…)

このときふと時間のことが頭をぎる。

(約束はたしか10時だったはず…)


達也は振り返ってセンターテーブル上の置き時計を見詰める、針は9時を回っていた。

(これはマズイ…)


そのときキッチンから男が現れた「飲み過ぎたみたいだね」

そう言うとセンターテーブル上の空き瓶をよけ湯気が立ち上がるコーヒーカップを置いた。


「ちょっと濃くしておいたからね、熱いよ」

男はソファに掛けると達也にコーヒーを飲むようにうながした。


「信勝さんうっかり寝過ごしたみたい…約束の10時までもう30分しか無いけど ここからタクシーを飛ばし桜山の大学病院に10時までに行けるかなぁ」


「んん、今日約束があったの…でもこの時間帯じゃ道路が混んでるから無理だよ、それにしても昨夜はお互い呑み過ぎたね…」


信勝は達也の焦燥しょうそうなど一向に気にしないといった顔で空き瓶の数に見入ると くつろいだ感じにコーヒーをすすり始めた。


暫く啜って視線を達也に戻すと信勝は何故か苦笑いを噛み締めながらカップをテーブルに置いた。

「達也君、僕も10時に病院に入らないといけないのさ」

そう言うと達也の焦燥をよそに笑いながら再びコーヒーを啜り始める。


その落ち着き払った信勝の態度を怪訝けげんに思いながらも達也は立ち上がった。


「達也君そう慌てなさんな、なにもタクシーを飛ばす必要などないじゃない」

言われて達也はようやく気付いた。


「そっかぁ…まだ30分もあるんだよね」

そういうと達也はソファに座りようやくテーブル上のコーヒーカップに手を伸ばした。



 10時5分前に達也らは大学病院の一室に湧いた様に現れ出た、周囲には人影は無く信勝にうながされてその部屋を出た、そして廊下伝いに昨日の会議室へと向かう。

途中信勝は「僕の部屋はこの階の下だから打合せが終わったら寄ってね、昼飯でも食べながら今後の話しをしようよ」そう言うと会議室の扉前で達也を残し足早に去って行った。



 午後1時、達也は新幹線のぞみに乗り込んだ、車内の客はまばらでこの時間に東京に行く客は少ないんだと思いながら指定されたシートに座った。


すると睡魔はすぐにやって来る、考えてみれば明け方にほんの2時間ほど眠っただけと気付いた、東京駅は終点だから眠っても乗り過ごすことはないからと安心して睡魔に身をゆだねていった。


達也は乗務員に起こされ目が覚めた、完全に熟睡していたらしい 辺りを見渡すとどのシートにも人影は無かった、乗務員の再度の「お客さん東京ですよ」の声にはじかれるように鞄を抱え出口へと走った。


ホームに降り直ぐさま時計を見る、時間は3時前であった。

考えてみればあの大学病院の一室から東京の社のトイレにでも空間移動すれば今頃会議は終わっていたろうに…。


ただ経理に出す新幹線の領収書という証拠を残すためだけの2時間ロス…。

(これってロスと言うのかなぁ、まっ睡眠代と思うべきだよな)

そんなたわいもない事を考えながらホームを歩き出した。



 次の日曜、達也は中野の実家に向かっていた 目的は信勝が言っていた「ある物」を探すためだ。

そのある物とは万年筆状の黒い棒片と信勝は言っていた、その棒片を持たなければ上級世界から最上級世界へ侵入することは不可能とのこと…。


達也はあの夜 なぜ最上級世界へ侵入しなければならないのか、またその棒片はどんな機能を果たすのかを聞いたはずだった…しかし酔いと睡魔で真剣に聞いていなかったは言い訳で正直彼の説明はさっぱり解らなかったが本音であろう。


あの日の朝 何度となくその棒片を探して欲しいと信勝に懇願され、昨夜はついに「いつ実家に探しに行くの」と念押しの電話まで入れてきた…そこまで要求されては実家に行かぬわけにも…。


しかし今朝 実家に寄ることを母に告げた際「兄さんがお前に用が有る」と言っていた。

達也の心情としては 兄には極力会いたくないし正直鬱陶うっとおしいとさえ思っている、兄に対する子供の頃からの妙なこだわりがそうさせるのだろうか。


兄は昔から絵に描いたような真面目人間でいつも自室で勉強に明け暮れていた、それに引き替え達也は中学の頃から不登校になり学校に行く振りをして毎日を放蕩ほうとうに明け暮れた、そんな達也を兄は厳しく叱責するためか達也は自然と兄を避ける習性が身についてしまった。


それから数年、達也が高校2年になるとき兄は東大入試を受けた、しかし合格は叶わなかった、その翌年も挑戦したが駄目だった…この頃より兄は頑なになり両親や達也に口さえきかぬようになっていった。


そんなある日、食卓で朝餉あさげを囲む中 母が「達也…大学はどうするの」と突然聞いてきた、達也はその問いに何の躊躇ためらいも無く「うん東大の工学部に進むつもりだよ」とこたえた。


それを聞いた兄は怒りに満ちた顔で「お前みたいに遊び呆けてた奴が何で…」と達也をにらみ付け、箸をテーブルに叩き付けると自室に去った。


「お前 兄さんの前で東大の話しなんか…」と母は去って行く兄を見ながらオロオロした顔で達也と父を交互に見た。

父は新聞に見入ったまま「これで達也が東大に受かったらマズイよなぁ…」と他人事のようにつぶやいた。


翌年父が呟いたとおり達也は東大入試に難なく受かった、それも全問正解という快挙である。

兄も何とかこの年は受かったが…それ以降二人して大学には通うが兄は達也を完全に無視し、電車も別の箱に乗った。


思えばあの食事の日以来兄と会話を交わした記憶は無い、達也が通勤圏外に就職先を求めたのも兄のいる実家から逃げたい、それだけの理由であった。


それが今日に限り実家で兄が相談のため待っているという、兄も達也のことは蛇蝎だかつの如く嫌っているはずなのにいまさら何の相談やら…達也の憂鬱ゆううつは頂点に達した。

(はぁぁ棒片などもうどうでもいいや…)



 途中渋滞にはまり実家には3時頃着いた、達也は玄関前でたたずんだ 顔にはありありと憂鬱の陰が表れている、しばらく佇むと意を決したように玄関の引き戸を引いた…その戸は相変わらず大きなきしみ音をたてた、その音で母が玄関口に現れる、まるで玄関チャイムの代わりのようだ。


「おや達也 遅いじゃないの、2時頃って聞いてたからお兄さん先程までイライラして待ってたわよ」


「待ってたって…もういないの」


「ええ、大学で患者さんが急変したからって今し方出たとこなのよ」


「なぁんだいないのか…せっかく車飛ばして来たのに」

達也は口とは裏腹に胸をで下ろす想いに顔が自然とほころび憂鬱は一気に消し飛んだ。


「兄さんがいないのなら大した用じゃないんだ…母さん先日借りた爺さんの遺髪、残った分を返しに寄っただけなんだ」


「あなたそれだけの理由で寄ったの…他にもあるんでしょ」


「いや 他にって…何も無いよ、…あっそうだ爺さん万年筆のようなもの残してなかった」


「万年筆…さぁそんなもの有ったかしら、ちょっと待ってて たしかお爺さんが残した小物だけはまだ箱に入ったまま有ったと思うけど…」

母はそう言いいながら達也をリビングにとどまらせ廊下伝いに奥へと歩いて行った。


入れ替わるように兄嫁がお茶を持って現れた。

「達也さん待ってたのに 遅かったわね」そう言って湯飲みをテーブルに置いた。


「義姉さん久し振りです、兄貴の用って何なのかなぁ」


「私も詳しくは知らないけれど…あの人 来年早々大学を辞めるでしょ、それでね この土地を更地さらちにして病院を建てるには達也さんの同意がいるって言ってたからその話じゃないかしら」


「そう…いよいよ独立するんだ、姉さんも大変だね。

しかしこんな奥まった所で開業しても患者数からして採算は合わないと思うんだが…。

出来れば表通りに出て開業することも考慮に入れたらどうでしょう」


「あの人もそのことは悩んでるみたい…でも予算的に無理らしくこの場所に決めるらしいの」


「そっか、今時東京の表通りに個人病院をつくるとなると…フーッ桁違いの金がいるからね、金持ちのぼんぼんでもなければ無理というものか…」


「でしょ、私もそんな無理して開業しても続かないって思うんだけど…あの人言ってもきかないんだから…」


「兄貴は昔から口に出したことは確実に実行する性格だからね…

まっ、お金の件は弟の僕が多少なりとも援助しなくちゃいけないんだろうけど…ごめん うちも現在資金のやりくりで頭が痛いんだ。


だからせめてこの土地と母さんの財産くらいは兄貴一人が相続しなよって伝えておいてくれないかな、僕はこの家を出たときから財産分与など端っから考えていないとね、分与放棄の念書は後日送るからさ。


それと、開業時に必要な医療機器は中古でよければ僕の所で全て揃えるから…義姉さん中古と言っても1年オチの新品と遜色そんしょくない質の良いものを半額以下で提供するからね、兄貴にリストを作るように言っておいて下さいな」


「…達也さん、有り難う でも無理してない…」


そんな会話の最中 母がリビングに小さな段ボール箱を抱えて入ってきた。

「おやおや二人で深刻顔して何の話しだい」


「うん、兄貴の開業の話しだよ、それより母さん有ったの」


「ええ、有るには有ったけど…全部ゴミよ、いつかゴミ収集に出そうと段ボールにまとめておいたの、お爺さんの残したものはお兄さんが結婚するとき部屋を改装するため全部捨ててしまったの、だから残ってるのはもうこれだけよ」


「たったこれだけ…」僅か40cm角の段ボール1箱であった。

「母さんがゴミというなら貰っておくよ、僕の財産分与はこれだけでいいからね義姉さん」


「達也、財産分与って…」母が訝しく達也と義姉の顔を交互に見詰めた。


「ははっ何でもないよ母さん、じゃぁ僕は用が済んだからこれで」達也は箱を抱えると立ち上がった。


「なんだいお前は、今来たばかりじゃない お兄さんが帰るまで待ってられないの」


「いいんだ、兄貴の用は義姉さんにもう伝えたから」そう言うと達也は玄関に向かって歩き出した。



 達也は自宅近くまで車を走らせ戻ってきた、自宅から500m程手前のコインパーキングに車を停めると時計を見た、針は4時40分を指していた。


(この時間彼は自宅にいるだろうか…)そう思いながら携帯電話をポケットから取り出す。

電話はすぐに繋がった、達也は祖父の遺品を詰めた箱を持って今から行くけど都合はよいかと伝えると、信勝は震えを帯びた昂奮こうふん声で「有ったの」と聞き返してきた。


いや中はまだ見ていない、どんなものか私が見ても分からぬから見て欲しいと達也は応えた、電話を切ると達也は周囲を見渡す、人気は無かった。


運転席で封をしたままの箱を抱えると名古屋のマンションの一室に思念を絞る。

部屋の映像が脳裏に鮮明に映りだす、達也はその映像の床に焦点を絞り移動点を定めるとまるで敷居でもまたぐ様にマンションの一室へ移動したのだ。


「おいおいもう来たの、コーヒーがまだ沸いていないよ」そう言うと信勝はキッチンテーブルに置かれたコーヒーメーカに水を注ぎながら笑った。


「んん早く見て貰おうとすぐに飛んできたんだ、でもこの箱に探す物が無かったら実家にはもう無いということになるけど…」


信勝は水をコーヒーメーカに注ぎ終わると手を拭きながらセンターテーブル前まで歩み寄った。

達也はうながされるように箱の封を切り始める。


箱を開け二人同時に中を見詰める、中身は捨てるつもりだったのか明らかにゴミとおぼしき雑品で占められていた…二人は顔を見合わせ苦笑する。


「おいおいゴミばかりじゃない」と言いながらも信勝は段ボール箱を抱えると口を逆さにして箱の中身をセンターテーブル上にぶちまけた。


中身のほとんどはちた書籍でその中には文具も混じっていた、ボールペン・万年筆・消しゴムの類…それらは両手に抱えても有り余る量で、ボールペンと鉛筆だけでも100本以上もあろうか。


「達也君は書籍をまとめてよ、僕は文具を纏めるから」そういうと信勝は文具をテーブルの片端に寄せ始めた。


達也は書籍の中身を見ながら纏めていく、いずれも昭和初期の本ばかりで中には表紙とは異なり言語不明な本が数冊混じっていた。


そのとき「こ…これだ!」と信勝が震えを帯びた声で叫んだ、見るとその手には黒い1本の棒片が握られていた。


「おいおいまだ有るぞ」信勝は言いながら震える指先でペン類を掻き分け始めた。


段ボールの中身を整理した結果、目的の棒片は全部で4本も見つかり、それと現世では見かけない奇妙な工具2個と片面が黒いガラス製の薄っぺらな板片が2個、書籍は達也が見つけた言語不明の本が4冊だった。


「それにしても中国吉林省で何年も足を棒にして手掛かり一つ見つけられなかったものが…ダメ元で探してもらった君んちで見つかるとは…まるで奇跡みたいな話しだよね」信勝は感心しきりといった顔で達也を見詰めた。



 コーヒーを飲み終えるとそれらをテーブルの片隅に寄せ、残りのゴミは段ボール箱に戻した。

二人は改めて片隅に寄せた奇妙な品々をテーブルの中心に並べる、そして顔を近づけ見入った。


「達也君、君の専門は工学だったよね…この板片が何だか分かるかな」と信勝は板片を取り上げると手の平に乗せ見入った。


達也ももう一つの板片を取り いろいろな角度から板片を調べだした、その板片は5cm×10cm、厚みは5mmほどであろうか。


「んん…分解してみないと解らないけど、しかし何処にも切れ目が無い、これでは分解の手掛かりがないな…それとこのガラスと樹脂の継ぎ目は接着じゃない、まるでけ込むように一体成形されている、素材の全く異なるものをこの様に美麗に一体化できるとは凄い技術としか言いようがないが。


こんな成形技術は現世には存在しないし また70年以上も経ってるのにこの樹脂表面には傷一つなく経年反りも一切無い…それでこの軽さ 一体どんな樹脂で出来ているやら、もう凄いとしか…これは樹脂分析をしなければ」


「おいおい素材の話しを聞いているんじゃないんだ、用途を聞いてるんだよ」


「あっ、そうか…でも分解できたとしてもたぶん解らないと思うよ」


「んん現世技術じゃ無理かな…やはりあの世界へ進入しなけりゃならないな」


「信勝さん、それよりこの棒なんだけど、これの使い方はわかっているの」

達也は棒片の一つを手に取ってながめ始めた。


「うん、これは以前上級世界に行ったときいろいろと聞き回って知ったんだが、結局は僕の態度がおかしいと怪しまれ慌てて逃げ帰ったんだけどね、おっと達也君そこを捻っちゃ駄目!」


信勝は慌てて達也から棒片を取り上げた。

「フーッ危なかった…」そう言うと信勝は立ち上がりリビングの中央まで歩くと振り返って達也を見詰めた。


「達也君 今からここを捻るからよく見ていて」信勝は棒のはしに指を掛けた。

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