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Truamerei  作者: フジツボ
8/8

病室

「退院するんだってな高橋君」


彼は病室のベットのお隣さんで、年齢も同じくらいだ。

僕は結構大きな傷を負ってこの病院に入院をしていた。


「うん、君とは離れてしまうから少し寂しいよ」

「さっきお見舞いに来てた子彼女か?可愛いな!」

「ち、違うよ」

「じゃあ紹介してくれよー!てか、やだなぁ寂しいな退院しちゃうのかよー!」

「僕が退院したら君のお見舞いにくるよ!」

「約束だぞ!!あっお前さ知ってるか?」

「なに?」

「最近この街に軍が配置されるってこと」

「いや…?」

「最近まで色んなとこでどんぱちやってたから備えてんだろう」


少し嫌な事を思い出してしまった。

「初めて聞いたなぁその話」

「まあ、まだ発表されてないらしいしね」

「なんで知ってるの…本当なのそれ」

「本当さ!俺も軍の人間だからね!」

「…知らなかった」

「あーそうだっけ?俺も実はこの街に配属予定」

「驚いたなぁ…」


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