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「!…ええ!初めてです!」
2人組の、黒髪を伸ばし結んでいる方の少女が、戸惑った様子で返答をした。
「へぇここはいいところだしゆっくりして行くといいと思うよ」
「俺もそう思う!飯がうまい!!」
もう一人の黒髪短髪の高身長な少女が勢いよく答えた。
「でしょ!そう言えばあなた達凄い量の注文をしていたけど本当に食べるつもりなの?」
「いや、私じゃなくて彼女が一人で…。」
「本当…?あなた達軍服みたいな服着てるのはどうして?」
「あーそれな、実は俺ら軍人なんだよなー」
「あっ…ちょっと…」
長髪の方の少女が気まずい表情を浮かべる。
「まあ、抜け出したのよ」
「そうなんだ、実は私さっき仕事サボって休憩してた軍人みたんだよね、なんか隊長が抜け出したとかで探してるんだって。」
「あっそれ俺らだわ」