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一人の子供が使える魔法  作者: 黒飴につめ
第零章 プロローグ
1/7

 子供の記憶

 ざあ――――……

 雨の音が聞こえる。

 激しい豪雨という訳ではなく、しとしとと穏やかな訳でもなく、ただただ降り続ける。


 そんな中で子供は目を覚ました。

 部屋の中には父も母もいない。

 同じ部屋で寝ているはずなのに、何処にいるのかが分からないということが、子供をひどく不安にさせた。

 電気も点いていない暗い廊下に出て、子供は両親を探し始めた。



 居間に繋がるドアを小さい体でどうにか開ける。

 そこにも電気は点いていなかった。

 暗い暗い部屋、そんな闇の中で子供はしかしはっきり見てしまった。





























血濡れた両親の姿を。


























「あ、……え…?………………」










 なんだこれは ちのにおい あかい うごかない だれ、だれ、だれ? ちがう これはとうさんとかあさんじゃない ちがう、ちがう、ちがう どこにいるの かあさん こわい これはだれ あかい あかい くらいへや とうさん たすけて いやだ いやだ こわい こわい こわい あかい ちのにおい あかい こわい ひとりぼっち こわい こわい こわい こわい こわい こわい こわい こわい こわい こわい こわい



あめの、おと








 子供の心は、


 折れた。

載せようかどうか迷ったのですが、やっぱり話の流れなどを考慮すると必要だ、と判断しました。

本編全然進んでない癖にすみませぬ……。


2011/10/6 一部訂正しました。

2012/1/1 一部加えた部分あり。

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