こんな日がくるなんて
これは、主人公璃子の本当にあった長い長いお話しです。6歳から毎日悪夢に悩まされ続けながらも必死に青春を生きていきます。30年がたったある日、警察から一本の電話がかかってきます。心の平和、幸せな結末を迎えるためにはどうするべきなのか…
幼い子供が、心が壊れてしまわないよう悩み苦しながらも前向きに大人になっていく過程を描いた実際にあったお話し。あの悪夢の始まりから50年経った今、いろんな「こんな日」を迎えていく若者達、いろんな「こんな日」を迎えてきた人達に読んでもらいたいお話し。
私たち家族は、穏やかな日々を過ごしている平凡な人間の集まりに見えるだろう。何故なら、そうありたい、そう見られたい、そんな強い思いを抱き、30年もの長い年月を生きてきたのだから。もうこのまま終わってほしい、このまま終わっているんだと、家族みんな自分に言い聞かせて生きてきたはず。誰も口にせず、穏やかに過ごしてきたんだから…。
「警察から電話がかかってきたの、どうしよう…」ある日突然母から電話がかかってきた。「どうしよう、どうする?どうしたい?」私は母に聞いた。「考える、考えてみる」と返事した母は、現実を受け止めるまで時間がまだまだ足りない様子であった。もちろん私もそうである。だって30年も心にしまっておいたことだから。




