才矢仁「本日は、ワンファックせいぎ論について語ろう」①
23:15
才矢仁「――どうも皆さん、こんばんワンファック。本日もファックマンズレディオの時間になりました」
才矢仁「……さて、本日はこちらの、ワンファック学園にて公開講座が開かれますので、奮ってご参加、ご聴講ください、聴講後はこちらのアンケートにご記入の上、ご希望であれば“同意書”にサインをしていただき、更なる90分コースいやお泊りコースでみっちりねっとりがっつり“再講義”を……ま、冗談はさておき、本講義は少々真面目にいくつもりだ」
才矢仁「講義のタイトル、それは……“ワンファックとは、正義か?”――実はこれは、思っている以上に深いテーマになる、いやしていくつもりだ。そして、正義を語る、いや正義を実行するためには“愛と勇気”も必要だということを、併せて考えていってみて欲しい」
才矢仁「ま、それが正しいの字と義理の義の組み合わせである正義なのか、はたまた性の技の性技なのかはこの際問わないが……ともかく、せいぎ、について、考えていこうか」
*ワンファック正義論☆開講!*
才矢仁「例えば今、目の前にお腹を空かして“飢えた”人がいたとしよう」
才矢仁「そこで、自分の顔…いや、自分の手元には“あんパン”がある。君はどうする?例えば、だ……その手にしたあんパンを差し出すか?あるいは、本来自分が空腹だった為に購入したのだから自分も食べたい、だからシェアして食べる、か?それとも、そそくさと食べて"もう無い"と言い、飢える者の目の前から立ち去るか?それとも、"また明日だ"と言ってその場を去るのか?」
才矢仁「ワンファック流に従うなら、勿論、某ヒーローと同様、目の前にいる困っている人を救うべく、自己犠牲を伴うことを承知ながらも自己犠牲など厭わず、躊躇せず手元の“あんパン”をその“飢えた者”に差し出さねばなるまい」
才矢仁「しかし、理想と現実――」
才矢仁「いや、その2通り…だけではなく、あんパンを差し出すかそうでないか、ここには様々なケースが、即ち、その行為をする背後にある選択が、その選択の背後にある判断が、その判断の背後に潜む思想が哲学が、多岐に渡ってあるはずだろう」
才矢仁「本当は差し出したかった、しかし、勇気がなくたじろいでしまい、何も出来なかった、と自分自身に都合のいい理由を並べ立てては言い聞かせ、退くか、否か。一方、相手から見れば、いくら君自身には愛があったと示しても、“飢えを満たす”行為、つまり“救い”が無ければ…その相手には、どう映るだろうか」
「――ここであんぱんを“ウインナー”に変えようか。下のお口(?)の、奥地へ頬張らせてあげるにはまだ早い、という性技の焦らしテクの話とのアナロジーで考えてもいい。正義と性技がクロスする……まさに性義論である」
才矢仁「他方で、真実か否かは不明ながらも『こういう人はあんぱんが嫌いって良く聞くから、あげなかった』などと自分都合の出まかせの言葉を平然と述べるような者もいる……ククク、実にテイスティ」
「そんなことを抜かす生意気メスガキには即座にワンファックの正義を執行し“わからせる”べきですな?生意気メスガキワンファックッ!!!」
「おっと、心の声が駄々洩れアモーレ垂れ流しスプラッシュ」
才矢仁「一方で、実は“あんパン”アレルギー持ちだった、というケースもあるだろう、それも現実だ。更には、下手に救うと後々面倒なことになる、だから救うべきではない、と主張するような者もいるだろうし、実際そのような“面倒事”となる事態が発生するのも、また一つの現実ではある。誠実な意志と、状況への応答性の狭間で揺れる【正義】。利他的行為が利他的行為として効果を発揮し、そしてまた正当に評価されていく為に、我々は何をどう考えて、何にどう行動し、そして何へどのような結果をもたらしていくべきなのか」
「そこにあるのは“あんパン”だ……カルネアデスの舟板では無い」
「まず一つ目は食欲」
才矢仁「──では、もうひとつ問おう」
才矢仁「今度は、目の前に“眠くてたまらない人”がいる。その目は真っ赤、肩はガクガク、まるでゾンビ映画のエキストラだ。君の手元には?――“ベッド”がある。ふかふかの布団付き。睡眠導入剤もセットだ。あるいは“子守歌”のレパートリー。君の喉が、優しいメロディを紡ぎ出せる。さて、どうする?どうしたい?」
才矢仁「ここでも某ヒーローと同様、困ってる人を救うべく、自己犠牲を厭わずベッドや睡眠薬を差し出すか?子守歌を熱唱して寝かしつけるか?あるいは、最低限度の眠る場所を確保するか?それとも、それ以外か」
才矢仁「理想と現実。あんパンの時と同じく、ここにも無数のケースが潜む。自分も寝なければならない中だとして、そのような状況下でベッドを貸す・譲るか、眠い目をこすりながら子守歌を歌うか――ま、子守歌は他人にはできないだろうが、それとも……。兎にも角にも、その選択の背後に潜む判断、思想、哲学。多岐にわたるはずだ」
才矢仁「本当は寝かしつけたかったのに『実は俺のベッドはアレルギー持ち専用だ』とか言い訳して退散するか?相手から見れば、いくら君に“愛”があったって、実際に“眠り”を与えなきゃ……ただの空回りだ。そんなケースだって勿論発生する。それが受け手にはどう映るのか?」
「なんだこのインポ野郎、と蔑まれてしまいかねない。慈悲深い人ならば、仕方ないわねえと許してくれるかもしれないが、現実はそうそう甘くない」
才矢仁「他方で『この人、子守歌嫌いだって聞いたから歌わなかったよ!』と平然と言う奴もいる。ククク、実にテイスティだ。そして実は“ベッド恐怖症”持ちだったケースも現実としてあり得る。睡眠導入剤なんざまっぴらごめんだ、なんて奴もいるだろう。更に『下手に寝かせると朝起きて文句言われるから、放置が正義』と主張する者もいるかもしれない。実際、そんな“面倒事”が起きるのも、また一つの現実。誠実な意志と状況への応答性の狭間――揺れる【正義】。利他的行為が正当に評価されるために、我々は何をどう考え、どう行動し、何をもたらすべきか」
才矢仁「例えば、だ。今ここで寝たらやばいんだ!いくら俺の体が悲鳴をあげていようが、これをやらなきゃいけないんだ!といってる者がいたとしよう。そんな時、君は睡眠薬かギンギンのビンビンになるエナジードリンクか、どっちをあげるか。それとも何もしない放置か。どうする?どうしたい?」
「ちなみに俺はオールデイエブリデイギンギンのビンビンだ。カルネアデスの舟板をベッドにはしない」
才矢仁「当事者の事情にもよる。本人自身の問題の場合、例えば試験前の勉強に関連する状況ならばドリンクを差し出す人の割合が多いかも知れない。他方で、仕事のプロジェクトの進捗状況が思い通りにいかない、あるいは労働環境に問題があるなどといった会社都合の場合はどうだろう?勿論、責任の比重にもよるだろうが『君の代わりはいる、安心してゆっくり休んでくれ』と伝え、睡眠剤と布団……いや、帰りのタクシー代&ホテル代を渡す割合が多いかも知れない。ま、ケースバイケースではある」
「二つ目は睡眠欲」
才矢仁「さらにもう一歩踏み込もう……おっとその前に一旦休憩――という名の質問コーナーに入ろう!」
才矢仁「質問メッセージは……おっと、はい。まずは1個目はこれだ……仁さん、こんばんワンファック。質問ですが、ワンファックとは、つまり早漏なのでは?」
才矢仁「ふむ、ワンファックが早漏という疑義についてだが……答えは勿論ノー、だ」
才矢仁「何故か?早漏もしくは遅漏、その早い遅いが問題視されるのは、基本的に相手の絶頂のタイミングに合致するか否かを基準としている、そのはずだろう?つまり、ワンファックはマスターアウトが必然的にセットであることから、早漏も遅漏も、そもそも問題にはならず蚊帳の外なわけだ?いいか。一撃刺突―絶頂必達、これがワンファック」
才矢仁「腰振りの夜がせわしない人にこそ、身に着けてほしい奥義なのだが、とはいえ、人によっては余りに時短過ぎると思い、そのように感じる人もいる……“愛を育む”ことに時間を掛けたい。時間をかけることで愛を感じる、という人も当然いるだろう。そのような場合は、勿論ケースバイケースだ。以上、こんな回答でオッケーかな?ん?俺が早漏だって?そんなわけないだろう?射出の調整テク、教えやろうか?ククク」
才矢仁「さて、休憩終了だ。話を戻そう」
才矢仁「例えば目の前の人が──"性欲に苦しんでいた"ら、君はどうする?」
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