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赤死病の仮面 再来  作者: つかさ
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雪村

少し前に書きはじめてそのまま放置してました

 厳冬期に入り村はみせる景色を変えている。

 

 玄関にかかった淡く赤いランタンが濃く白い綿雪の中でぶるぶる震えている。

 

 ときおり襲う地吹雪が台地の植物を根こそぎかっさらっていく。

 

 カルスト地形のくぼみ、ドリーネは雪の温泉となりそれより少し大きいウバーレは雪の火口と化している。

 

 ポリエにはこの村がある。永い年月が詰め込まれたヒトの営みがある。


 村が雪に閉ざされるこの時期は村の民はひっそりとここで暮らす。準備した薪を暖炉にくべ、越冬する。


 でも、今年がおかしすぎたのだ。ここにあったすべてを歪めたあの生き物がくるまでは。


 なにひとつかわらない、いつもの冬があるはずだったんだ。

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