表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
休憩中  作者: 鈴木明子
3/34

7月14日

現実逃避

 数週間前に、ぽっちゃり彼女から中国ドラマのDVDを貸してもらった。50数話もある。神仙と呼ばれる天上にいる人たちが主人公だ。会社の中で、興味を持ったのは私だけだったらしい。

中国語で話すので、字幕を見てないとストーリーがわからなくなる。

登場する人たちが、かなり美男、美女揃いだった。

多少、ストーリーに無理はあっても、きれいな人やものをみると気にならない。

 ぽっちゃり彼女は、主人公がつけていたブレスレットと似たようなものを買ってきたが、腕に入らなくて買い替えてきた。

私は、主人公たちが食べていた胡桃をたべて、満足した。

なぜ、少しでも、同じになりたいのだろうか。

子供のころ、ローマの休日をみて、フレアースカートを買ったこともあった。

このドラマは、家族のなかで私しか興味がなかったので、みんなが寝ている中、ひとりで見続けた。

 今日は、大谷さんがメジャーリーグに登場したので、沢山の人たちがテレビで観ただろう。

食べ物から何からチェックされ、追いかけられるだろう。

ぽっちゃり彼女としか話しが通じないドラマのことは、2人だけの内緒話みたいに話している。

 現実から、少しだけ気をそらして今日も仕事を頑張ろう。

空想は自由

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ