15.グラスナイン(2008.09.12 / コメディー)
「洒落た輝き、カクテルグラス!」
「魅惑の輝き、ワイングラス!」
「神秘の輝き、ステンドグラス!」
「高貴な輝き、オペラグラス!」
「怪しい輝き、サングラス!」
「知的な輝き、シニアグラス!」
「ラブな輝き、ペアグラス!」
「魔性の香り、フレグランス!」
『グラスナイン、参上!』
「まいどまいど長いわッ! しかも9人居てへんし、最後の奴なんて〝グラス〟ですらない!」
「アニキ、アニキ! ペアグラスは2人分としてカウントしてるから9人居やす! 最後の芳しい奴は頭数合わせだそうで」
「ありゃどう見ても1人で9人分やろ?」
――ヒーローにしてボケ役の《グラスナイン》と、悪役にしてツッコミ役を任された2人組。この3人が繰り広げる戦いを、ヒトは《漫才》と呼ぶ!
「俺らを名無しにすな! 《溶解ブラザーズ》て、ちゃんと紹介せぇ!」
(2008.09.12)
* * *
● 人 物 設 定
【グラスナイン】
ボケ担当のヒーロー。服の下には、四次元ポケットの如く小道具が隠されている。収納上手な長身の〝女〟。
【溶解ブラザーズ(兄)】
パワー型ツッコミ担当のヒール。得意技は、軽快なノリツッコミに乗せて繰り出す〝裏拳〟。えせ関西弁を操る、大肉中背の男。強面の外見に似合わず趣味はメルヘンちっくで、その手先の器用さを生かして小道具から衣装までも彼が手掛けている。
【溶解ブラザーズ(弟)】
兄のツッコミを支えるヒール。時にボケを補足(助長)するため、ツッコミ役にしてボケもこなせるMr.オールマイティ。その正体は意外にも〝所属タレント事務所の社長〟という、チビの男。
● 背 景 設 定
【漫才トリオ】
トリオ名は《G9(グラスナイン)》で、通り名は『グンナイ』か『ヒーロー漫才のあれ』。実は3人とも兄弟で、上から順にヒール・弟、ヒール・兄、グラスナイン。
● 考 え た 事
とくにな……うん、無い無い。男女のコンビは〝夫婦漫才〟ってジャンルもあるから珍しくもなんともないけど、男女混ざりの漫才トリオって見ないよねーとか思ったくらい。
ギャグに走ってみたはいいけれど、こういう題材は小説向きじゃないという悲しい現実にぶち当たりました。――漫画にしたら少しは面白そう?
■作者めも
「総合文学ウェブ情報誌 文学金魚」がtwitterで企画・募集していた『リード小説』で、リード文にしてみた。ちなみに、文学金魚アカへのリプライはしていないから、たぶん拾われていないと思われる。……引用RTで無難に一言つけられるのが嫌になってね。ただのRTなら気にならなかったんだろうけど。
(2016年6月4日)




