OSSAN-みちのうた
ティティによろしく
上を向いて歩くんだ
下を向いても何もない
小さな石が散らばって
どこにも行けたはずなのに
小石をふまずにがんばって
うまくさけたと喜んで
ほんとはころんでつまづいて
泣いて痛みを覚えなきゃ
分かれ道もいつのまに
だいぶ少なくなっていた
それでも小石に気をとられ
道をたがえて歩いてる
道はいよいよ狭まって
後戻りもできなくて
それでも小石が気になって
帰る道すら失った
いつのまにやら大岩の
前に出ていて立ち往生
こんなことなら初めから
上を向いてりゃよかったさ
見ろよいまにも大岩が
俺の頭を砕くだろう
転がる岩だと知っていて
道に出たのが悪いのさ
叩き割られた脳みそは
考えることをやめるだろう
そいつはとっても傑作だ
だからこの詩も終わるだろう