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ヴェネツィアでの小戦闘

 不服そうな2人は別の部屋に行き、萌香と2人きりになった。

 「いつ振りかしら」

 「最後は…まだアカデメイアにいた頃じゃない?」

 2人きりになった最後の記憶はその頃の事だ。

 美子に追い出されて逃亡生活を送ってみたり、由美から逃れてみたり。というか会う時にいつも2人して逃げてる感じがする。

 「落ち着いて話せるのって、初めてじゃない?」

 「そうよね」

 いつも逃げてばっかりだったけれど、一緒に逃げてくれる萌香もいつの間にか一緒に戦う大事な人になっている。

 そんな事を考えていると、萌香が感慨深く言う。

 「一番冷や冷やしたのは連合艦隊との戦いよ」

 「死ぬんじゃないかと思った?」

 「目の前でアンタに死なれちゃたまらんわよ」

 「助太刀してくれてありがとう」

 そうお礼を告げると、萌香も顔を赤らめる。

 一方で隣の部屋では。

 「明里、眠った隙に2人で盗み出そうよ」

 「何を?」

 「それはね…」

 「なるほどです、やりましょう!」

 そうして2人は隣の部屋に入る作戦を立て始めた。

 その外では、怪しい人物が1人、ヴェネツィアの港に降り立った。

 「あそこに泊まっているのか」

 「照準設定、発射準備」

 「3、2、1、発射。」

 そう言うと同時に、高エネルギー砲が私の泊まる部屋まで発射された。

 その直前、窓から侵入を試みていた明里は怪しい影を認めた。

「危ない!多重強化結界展開!」

 明里がこう叫ぶと同時に、部屋の外では轟音が響く。周辺は結界の外側に限って、クレーターが出来てしまっている。

 「畜生、もう1発、今度はあのアマを」

 急速な結界展開にリソースを使い過ぎて不安定になっている明里を、その影が狙うと同時に、美子が携帯ライフルで撃ち抜く。

 しかしそれと同時に、私の部屋に、入口から数人の黒ずくめの兵士がやってくる。

 「また逃げる事になりそうね」

 萌香が私の手を引き、一緒に窓から飛び降りる。美子も明里を抱えて飛び降り、付いてくる。

 「元首(ドージェ)派を逃がすな!」

 背後からはそういう声が聞こえる。

 後から聞いた話によると、襲撃してきたのはブルボン=サヴォイア君主国の暗殺部隊だったらしい。

 この事件を機に、新ロンバルディア同盟は内政干渉を行ったブルボン=サヴォイア君主国からの独立だけでなく、開戦を宣言した。

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