第2話 俺と幼女と年増の幼馴染み
今回は、主人公は良い目にあまり合わないので、それだけはご了承ください。
俺は、あの後四つんばいになって、ツンデレ金髪幼女を肩に乗せながら、魔物討伐をしに歩く。
「はぁ…はぁ…」
俺は、興奮を隠せなくなり、息が上がる。
その光景は、端から見れば変態が、子供を連れて歩く異常その物だが、ここは異世界そんな法律はない。
「はぁ?…頭大丈夫、あんた」
その、罵倒さえ気持ち良いだって、金髪幼女が心配をしてくれて、更に俺の背中には、その子のお尻の柔らかい感触がするのたがら、悪い訳がない。
例えそれが、酷い言葉を浴びせられても。
「やめなよ…カレンちゃん…」
その、大人しそうな賢者の女の子が言うと、その金髪幼女は俺の背中から降りる。
「自己紹介するの忘れていたわね、私は剣士のカレンよ」
次々と自己紹介をするが、それなら会った時にしてくれと願うも、彼女達には全く持って通じない。
どうやら、剣士の幼女がカレンちゃんで、賢者のおどおどしていた子が、エミリちゃんそこでひたすら、黙って歩いていてこっちの話しに、耳を傾けてこない子が、魔法使いのステラちゃんらしい。
「お兄さん…大丈夫ですか…」
その子に、心配されるが俺はとりあえず大丈夫だと伝え、そのまま立ち上がり幼女ちゃん達と一緒に歩く。
だが、幼女ちゃん達は歩くのが遅く、俺はどんどんと距離が遠くなり、幼女ちゃん達の声がしなくなったので、後ろを見ると頑張って歩いてくる、幼女達がそこには居た。
だけど、カレンちゃんが俺の方を目掛けて突進してきて、そのまま勢いで俺の腹を蹴る。
「何するの…カレン…ちゃん…」
カレンちゃんは、プンスカと頬を膨らませて怒っている。
「あんたが、悪いのよ~…先に行くから~…」
俺は、一端謝り許して貰い、討伐依頼があった魔物の居る場所まで、幼女ちゃん達と向かう。
そこには、狼に似ているマロウと言う魔物が、10匹位おり群れをなしている。
「不味いですよ…これわ…」
眼鏡をかけている幼女、エミリちゃんがそれを言ったと思ったら、その魔物の巣に、カレンちゃんが突っ込んで行くが、囲まれてしまう。
「く!…」
カレンちゃんは、剣で斬っていくがどうやら数が多すぎて、体力が無くなっていく、俺と他の幼女ちゃん二人で、加勢する。
「手を出さないでよ!…はぁ…はぁ…ここは、一人で食い止めるから…あなた達は、群れのボスを倒しなよ…はぁ…はぁ…」
俺は、精一杯頑張って戦う、カレンちゃんを見捨てる事は出来ない。だって、俺にとっては幼女は宝だから、その時の思い出は覚えていて、とある幼女に自分の弱い物を助けたいと思う気持ちを、分かって貰え肯定してくれた、あの思い出であるから好きなのだ、だから純粋に幼女の事が好きなだけ、偽りはない。
そう思い、幼女ちゃん達三人を応援する、俺に幼女ちゃん達は、怒鳴る。
「ちょっと!変人!あんたも、戦いに参加しなさいよ!!」
俺は、断った何故なら、幼女ちゃん達が戦っている姿が、見たいのと戦いながら成長する処を見たかったから、だってしょうがないじゃ~ん、俺も一緒に戦ったら、幼女ちゃん達の晴れ姿が見れないし、そんな言い訳をしていると、デカイマロウがゆっくり歩きながら現れる。
「大マロウ《おおまろう》よ!逃げて!!」
どうやら、この中くらいのサイズのマロウと比べて、相当強いらしく幼女ちゃん達は、冷や汗をかき、目が動揺している。
「こ、こ、こ、こんなモンスター出てくる何て…聞いてないわよ!…だって、大マロウ何て、魔王最強の四人の配下の内の一人…なのよ!こんな事って…」
幼女ちゃん達は、もう人生が終わったような顔をしている。
何で、そんな顔をするのか、正直俺には分からなかったが、震えている幼女ちゃん達が、可愛いとしか俺は感じない。
「あんた!…逃げて!…」
カレンちゃんは、叫ぶ。
そして、全力で突進してくる、大マロウが俺の後ろに居ることに、気が付いた。
「もう遅いわ!…これで、お前ら冒険者のパーティーは終わりよ…」
どんどんと、距離を積めていき、迫ってくる大マロウ、だが俺はどうも思わなかった、だってそんな事より、幼女ちゃんが俺の心配してくれた、事が本当に興奮するから。
ああ…こんな時間が、永遠に続けば良いのに。
「私は、四人の魔王様の配下の内の一人なのだぞ!…貴様!なめやがって…このまま、吹き飛ばしてくれるわ!!」
せっかく、幼女ちゃん達との触れ合いを邪魔する、その魔王の配下に俺はとりあえず睨み付ける。
「何だ…貴様!…そんな力あったか!?…どうなっている!…」
一瞬、大マロウはビビって、止まりはしたが…その後、気のせいかと思い、俺の方に突撃する。
俺は、その攻撃を剣で受け止める。
「俺の…幼女ちゃんの…成長観察を…邪魔するんじゃ…ねぇよ!!この、クソ獣畜生がぁぁぁぁ!!」
俺は、剣に力を込めて切り上げると、大マロウは吹き飛び、遠くへ飛ばされる。
その光景を見た、幼女ちゃん達は唖然としいて、開いた口が塞がらない。
「あんた…どういう…事よ…それに…あんた…何者よ…」
そうだ、自己紹介をするのを忘れていたと思い、俺はひとまず自分の名前とここに来た理由を説明する。
「俺の名前は、石田 良男だ!よろしく!それはそうと、何で一人で戦おうとしたんだ?危ないじゃない…子供一人で」
俺がそう言うと、カレンちゃんは顔を下に向けて、暗い表情で理由を言う。
「だって…私は、捨てられていたから…だから…私一人で…やらなきゃって…それで…」
カレンちゃんは、どうやら捨て子だったらしい、それに教会に拾われて、それから暫くその教会でお世話になっていたが、魔王達が来てからその教会は破壊されて、居場所がなくあってもないので、ギルドの冒険者になったらしい、それにエミリちゃんは貧乏な家庭で、金を稼いでおじいちゃんの病気の費用を稼ぐ為。
それと、ステラちゃんは親の教育が、可笑しかった為に、家出をして冒険者になったと、それぞれのなった経緯を話してくれた。
俺は、思わず泣いてしまった、だってこんな事を聞かされて、ロリコンである俺には、黙っている事なんて、出来ない。
「ううぅ!…幼女ちゃん達…悲しかったね…苦しかったね…俺のもとに来て!抱き締めてあげる!」
幼女ちゃん達は、何でそんな事をするのかと言う、顔をしていて俺のもとには、来なかった。
「はあ!?あんた…大丈夫?また、頭が可笑しくなったの?」
カレンちゃんに続き、他の幼女ちゃん二人も、俺の行動が意味不明で変人がするものだったと、思っていた様で…どうにも俺の気持ちは届かなかった。
「改めて…私は、剣士のカレンよ!よろしく!あなた強いのね…これからも、パティー組んでくれるかしら」
俺は、ああと返事をして、その後カレンちゃんと握手をしたが手に対して、頬擦りをしニヤニヤと笑いヨダレを垂らす。
「後…その、私達を見てニヤニヤと笑い、ヨダレを垂らすのは止めた方が良いわよ…流石に、こっちも気分が良いものじゃないもの…フン!
…」
カレンちゃんは、そっぽを向いていたが、俺には少し笑っている様に見えた。
そして、俺達は大マロウを吹き飛ばした場所に行くと、そこには既に瀕死なっていた姿があった。
「本当にこれで、あなたもいっぱしの冒険者やよ…」
真剣な眼差しの幼女達が居た、そこには俺が知っている姿の幼女ではない、まるで色々な事を知り尽くした、大人の様だった。
だが、その成長は寂しく見える、何処か悲しそうでもあったから…。
その後、とある女の声がする、声はだんだんと大きくなる。
そして…後ろを見ると、見覚えのある女が一人立っていた、髪はポニーテールで髪の色は赤色と言ういかにもツンデレの王道と言う、見た目をしている知り合いと言うか幼馴染みで、名前は小牧 真希、コイツはいつも俺の所に来てロリコンだの変態だの言ってくる、クソうるさい女で毎回いい加減にしろと思う、それに説教してくるので、正直うざいしムカつく。
「さっきから、読んでるでしょ!この…ロリコン!!」
俺は、その言葉にカチンときたのか思わず、暴言を吐いてしまう。
「うるせぇな~!お前みたいな、年増なんざぁ~興味ねぇんだよ!!関わってくるんじゃあねぇよ!クソババア!!」
俺は、中指を立てて小牧にそう言うと、小牧もそれに腹を立てたのか、反論する。
「あんたに、言われたかないわよ!!この…ロリコンド変態!!」
その罵倒は、暫く続き幼女達も目を点にして、呆然としながらこちらを見ている、その光景は酷いとしか言えない。
「ああ、それより、あんた!あの後、クラスの人達がどうなったのか、知ってるの?」
俺は、知らないし興味もないけど、ひとまず聞いては見たが、ザビーとか言う鑑定詐欺師に騙されて、魔王を倒す旅に出掛けた同級生達は、ひとまず魔王討伐に行ってみたものの、自分達の能力が弱すぎて、歯が立たない処か大怪我をおい足が無くなったり、一生歩けなくなった者も出てきて、大変だったとは言ってはいたが、ソイツらが悪いとしか思えない。
自分らの力を過信して、俺の事をバカにして追い出しているのだから、自分の見る目の無さを恨むしかないだろう。
「本当に、いいの!?みんな、死んじゃうかも知れないのよ!?」
俺は、どうでも良かったので、ああ…別に良いぞと答え、そして何故か小牧は、俺らの後を着いてくる。
「何で、着いてくるだよ!クラスメイトの所へ行けよ!つうか、邪魔するなよ!今、ボーナス幼女タイムを満喫してるんだから!」
俺が、言うと小牧は呆れた顔で、何言ってるのコイツと言う目をしてくる、何とも失礼だここまで、罵られるとわ。
「はぁ~…あんたは、幼い女の子を見ると、やらかすでしょ、だから私が着いていってあげてるの!本意じゃないわよ、それに…あんな人達と居たら、私も巻き込まれるから、しょうがないでしょ…」
そうか~それで…って納得出来るわけないだろ、と言うか何でこの女が着いてくるのを同意しなきゃならない。
それに、せっかく幼女ハーレムを、邪魔はされたくない。
俺は、激しく大声で断ったが時は既に遅く、リーダーのカレンちゃんに俺達の冒険に着いていく、許可が取れてニコニコ笑っている。
「ああああ!!何で、こうなるんだよぉぉぉ!!俺の幼女ハーレムがぁぁぁ!!」
俺は、叫ぶが無視されて、勝手に小牧が仕切りだして、いつの間にか宿に泊まっていた、しかも幼女と一緒に風呂へ入ると言う楽しみも、このクソ女に奪われる。
そして、俺だけ別の部屋で寝ることになり、幼女ちゃん達の寝顔を見ると言う、楽しみも奪われて、この日はクソウザイ幼馴染みの性で、気分が悪くてなかなか寝付けなかった…。
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