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第1話 幼女と俺の幸せ物語が始まる

注意!

主人公が、大変気持ち悪いです。

ロリコンや、子供が嫌いな人には向かない作品なので、そう言う人にはお勧め出来ません。

 俺は異世界に何時の間に転生していた、それもクラスメイト全員とだ、なんとも最悪な出来事でろくでもない。

 そしてここに転生させられる前に、女神に皆特別な能力を貰っていることが伝えられていたが、正直その説明はまだされていなかったのでそれを確かめ皆徐々に調べていって、次々とそれぞれの特殊能力を知る。


「俺は、剣士だってよ! やったー!」


 皆は喜び叫ぶが俺は違った、だって明らかに俺の能力を見た人の反応が皆と違ってゴミを見るか様な目付きだったから…。


「なんだ!? これは!? 明らかに何にも分からないでは…ないか!」


 俺の能力だけ、見れなかったらしく何とも言い難い表情をしている。

 だが明らかに訳の分からない格好をしていた、奴の言うことだから何で、こんな奴信用するのか不思議でならない。

だって賢者のコスプレみたいな服装をしていて、いかにも怪しい。

 普通現代人なら疑うはずなのに、皆言われた能力に満足していたのか、疑問に思う者は俺一人しか居ない。


「はあ!? 何言ってるの?こんな奴の事なんて、信用するなよ!皆、落ち着けって! どう考えても、可笑しいだろ? こんな事現実に、あるはずがない!…な!…」


 俺は何とかこんな事は可笑しいと言い皆に言うも、何故かその怪しげなおっさんの事を信用し、俺の言っている事は誰も信じてはくれない、それどころか誰1人として俺の味方は居ない。

 それは元々俺がロリコンだから特に、女子達には嫌われていた。

ヒソヒソ話をし男共はその空気を利用して、俺をお荷物の様に言う。クラスのパーティーグループから外そうとする。

 まあ、正直言って願ったり叶ったりだった。

 元々俺は一人で居ることが好きだし、何よりロリコンだったので、クラスの女子何か興味すらない。


「分かったよ…俺は、このグループから抜けて1人で魔王を倒すよ…」


 とりあえずクラス奴らの提案に乗ってやった、正直コイツらはこの世界で役に立ちそうもないし、足手まといにしかならなかったから、これで良かったと思う。

 俺はひとまず建物に出てギルドを目指す、まあいわゆる定番的な物で、ゲームとかやっていてオタクだった俺に、とっては大した事じゃない。

 それが現実に自慢になりもしないし、この先一生役に立たないと思っていたから、本当はこの世界に来て良かったと感じる。

 まあ実際の処所詮それを無駄知識と言う事は、流石の俺でも分かるからな。


 そう思いにふけながら歩いていくのだが、どうもこの町は可笑しい…。

 だってどの人も元気はなく暗い顔をしていて、こっちを見ようとすらしない。

 それに目からは生気すら感じない、これじゃあ道すら聞けんぞ。

 そう思っていた瞬間、とある男が俺に声を掛ける。


「おい!兄ちゃん!お前なかなかつえなぁ…何でそんな能力高い奴が、こんな所ほっつき歩いてるんだ?」


 その男はいかにも柄が悪そうで、盗賊みたいな服装と髪型だったので、正直関わりたくはなかったがまあしょうがないと思い、決死の覚悟でギルドがある場所を聞く事に…。


「あんたギルドって、何処にあるか知ってるか?」


 その男は高らかに笑い、その声は町に響く。


「そんな事かよ!思わず笑っちまったぜ…それなら…」


 その男はギルドの道を歩きながら案内するが、一瞬殺されるかも知れないと思い、内心ヒヤヒヤする。

 だって本当に、そう言う見た目しかしてないから。


「じゃあな!それとここのギルドの依頼は、かなりきついと聞く…あんちゃん…これから地獄だぜ…覚悟しておけよ…」


 まさにその一言は俺の不安を加速させる。

 そんな事を言われたら余計に不安なるよ。

 分かってはいたがこの盗賊の男…俺を始めからここに入れて、大変な依頼をさせると言う名目で優しくしたのか…。

 はぁ…やられたぜ…。

 俺は深い溜め息を付き、自分の甘さを反省する。


 そしてギルドの中に入るが、どいつもこいつも柄が悪そうだ。

 明らかにさっき見た盗賊の男と、同じ格好をしている。

 女性すらも金髪でヤンキーみたいで、胸元は開いていて露出土が多い。


 俺はとりあえず受け付けに行き、受け付け嬢のお姉さんに話を聞く。


「お姉さん!とりあえず依頼を、引き受ける為登録して貰えますか?」


 定番と言えば定番で、クドイようだがギルドが登録制なのは知っていた。

 まあアイツらクラスの連中は知らないが、正直教える気もない。

 流石にあんな扱い受ければ、そうするしか他ないから。

 俺がそう思っている間に、ひとまずお姉さんはステータスを見ると言い、水晶を取り出してそこから光りが出て文字が浮かび上がる。


職業:伝説のロリコン勇者

レベル:50

攻撃:10000

防御:10000

素早さ:10000

魔法:10000

スキル…


 何だよこれ凄すぎるだろと思い、受け付けのお姉さんの処を見ると、やはり絶句していた。


「な、な、な、何ですかこれわ! こんな町にあなたは、居なくて良いですよ! だって、こんな人、生まれて始めて、見ましたもの!」


 俺はそんなに凄い事なのかと、疑問に思う。

だってゲームとかだとこれぐらい人は結構要るからな、それに俺がそんな大した勇者って者なのかよと思う。

 だって所詮ロリコンだぜ。 

 精々剣士か僧侶若しくは、遊び人ならあり得ると思っていたが、まさか勇者だったとは…。


「これで俺も立派なギルドの一員だな、よし! 受け付けのお姉さん! 依頼をどれか受けさせて…」


 俺が話を進めようとした瞬間、受け付けのお姉さんがちょっと待ってと言うので、仕方なく話を聞く。


「これ? スキル愛する者だけを守るって、何なんですかね?」


 いやあんたも知らないかよ。

 何であんたが知らないんだよと、思いながらもスキルの処を調べる。 

 そこに指で触ると、妙な事が書いてあった。


 スキル:愛する者だけを守る

 文字通り愛する人の為だけに、力を発揮する事が出来る。

 それ以外はその者の本来の力が、ステータスに反映される。


「え? 何だよこれ? 嘘だろ? これって…最悪だぁぁぁ!!」


 俺は思わず叫んでしまった。

 だってこんな条件付き能力貰っても、ほとんど使えないしそれは女性から全く相手にされないと言う事ではなく、俺の場合生粋のロリコンで幼女以外は、ゴミとしか思えないので愛する事が出来ないと言った、そう性質だったから余計に使いにくい。

 それにそんな都合の良い事はあり得ないからだ、だってこんなロリコンに自分の子供を任せるなんて、親がこの異世界でも流石に要るわけないからな。


「あはぁ~ん!勇者様~私を愛する人に入れてくださぁ~い」


 何でこの人こんな事いきなりやり出すんだろう、それに俺にはお色気は効かないそれと勇者と聞いて態度変えるとか、バレバレ過ぎて誰でも気付くだろ。

 本当にここの住人は頭が悪い、付くならもうちょっとマシな嘘付けよ。

 だから俺は分からせる為に、ひたすら冷たい目線で受け付け嬢を目を細め見る、そして冷静にプロポーズに返事を断る。


「何やってんですか、あんたわ…それともうちょっと、工夫した方が良いですよ男を引っ掛けるのは…それより、依頼何か受けさせて下さい…それと、冒険者メンバー募集どうすればいいか、教えて下さい」


 その受け付けのお姉さんは、浮かれていたが冷静になりすみませんと謝る。

 反省しているなら、このような行いは二度と止めて頂きたい興味がない事を押し付けるとか、可笑しな宗教団体じゃあ有るまいし、怪しさ満載で誰でも分かるからね。

 まあそんな事はどうでも良かったが、一応言わないと通じないからな。

 俺はとりあえず、冒険者メンバー募集のやり方を教えて貰う。

 だがそれは決してやましい気持ちなどではない、自分の能力上仕方がない事だ、だから他のメンバーに討伐して貰う為にやるしかない。

 どうやらただ掲示板に、その紙を張ればいいらしい信じがたいが…。

 暫く待っても誰も来なかったので、仕方なくあの賢者のおっさんが何者なのか聞く事にした。


「ああ…あの人は、有名なのよね~正直あなたも騙されなくて良かったわ…だって、この町であの人事なんて言われて要るか知ってる?ステータス鑑定詐欺師のサビーよ、そんな人が見れるステータスなんて、大した事ないわ! だってこの水晶があれば誰だって、自分のステータスを見れるだから、それに強ければ依頼受けて魔物倒すはずじない?」


 それはそうだなと思いながら、受け付けのお姉さんの話を聞く。

 どうやらあの賢者はどうしようもない嘘つきで、王様をも騙すほどろくでもないらしい、それにここに転生してくる。

 場所が最初あそこだけだから、皆騙されてステータスを教えて貰うので魔王討伐をしていた者は、ほとんど死んでしまうとか俺は正直始めて安心した。

 だってあの時内心は穏やかではなかったから、それと見下していたアイツらが大した能力もないから清々した。


 そう受け付けのお姉さんと世間話をしていると、どうやら俺のメンバー募集と言う張り紙を見て、早速来てくれた人が居たようだ。

 だが何処を見渡しても居ない俺の方を指差していたので、その視線の先にはやはり誰も見当たらない、からかっているのかと思いさとそうと俺がしていたが、どうやらそうではない。


「そこですよ!」


 受け付けお姉さんは、指を差してその方向を見てみると俺の真下に幼女が居た。

 しかも三人も。


「ええ!この子達ですか!?危なくない?」


 俺はその幼女の身を案じて、言う。

だっていくらなんでも、この幼女ちゃん達が魔物討伐出来るわけないじゃん。

 無理だよ。

 まあ内心では幼女を苦しめたくないとか、幼女が大好きだから愛でたいとか、本当はそんな感じだけどね。


「バカにするんじゃないわよ! 私達これでもギルドの一員で、この中でもトップを争う位、強いだからね! 覚えて起きなさい! フン!…」


 その言動は可愛くなかったが俺には、可愛く見えただって幼女ませていてツンデレをやるとか、もうたまらない位良い属性持っている。

是非この、金髪剣士美幼女を育成したと思う。

 そして持ち帰り育てたいとさえ考える。

 俺はニヤニヤと、笑いヨダレを垂らす。

 それを見て受け付けの女性は、ようやく俺の事がようやくロリコンだと言う事が分かったのか、顔をひきつらせ諦める。

 そして幼女ちゃん達は俺の幼女に対する。

 愛が分からなかったのか唖然としている。


「あんた! そんなヘラヘラしないでよ! こっちまで、そう言う風に思われるじゃない!」


 そんな中おどおどしていた子が、声を上げる。


「止めなよ…もじもじ…この人ちょっと可笑しいから…あんまり相手にしたくないの…だから…止めよ…」


 その大人しい眼鏡をかけている賢者幼女も、俺のロリコン心に火を付けて更に気持ちはヒートアップする。

 いよいよ鼻血もだしてしまった俺は、そのリーダーぽい金髪幼女に引かれる。


「お兄さん…頭…大丈夫…」


 そしてクール系魔法使い幼女は、何とも珍しいだけあり俺の気分は生きていて、今まで最高にテンションがあがる。

 人生こんな事があるかと思い、ここに転生させてくれた女神様には感謝しかない。


「今まで、恨んでごめんなさい!これからは、毎日祈ります!神様を信じます!」


 俺の祈りを見て、受け付けお姉さんは顔が更に引きつって嫌な表情をしていたが、そんな事はどうでも良かった。

 それよ幼女ちゃん達に、会えた事が嬉しくて気にしている場合ではない。


「さっさと…依頼受けて下さい…」


 俺は依頼書にサインをし幼女ちゃん達と、一緒に魔物を討伐しに行くニヤニヤしながら。

 だが幼女ちゃん達はずっと、俺の方を見て薄気味悪がる…。


感想、レビューお待ちしております。

ここまで、読んでくださってありがとうございます。

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