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魔法とスキルとステータスと


魔法。それは自分の体内にある魔力を消費して発動するのが魔法というらしい。魔法を使うには詠唱を唱えなければ発動しない。


空気中には目に見えない魔素という物が漂っていて、人間や魔物はその魔素を取り込む事で自分が使用した魔力を徐々にだが回復する事ができる。


これはゲームで一定時間動かないでいると自然回復するアレだ。こう聞くと魔素はこの世界にとって良い物かもしれないが、悪い事もある。


魔素が濃い所では、魔素が溜まる事があるのだが、その場所を魔素溜まりと言う。どういう訳か魔素溜まりは、その魔素の濃さから、弱い魔物を際限無く産み出している。そこまで強く無いとはいえ、無限に生まれるなら驚異でしかない。


さらに魔素溜まりでは大抵強力な魔物が縄張りにしている。そして魔素溜まりの濃い魔力にあてられて、強い魔物がその魔素溜まりを縄張りにしようと集まってくる。つまり魔素溜まりはかなり危険地帯と言う事だ。


魔素溜まりの中心、魔力が一番濃い場所に魔素溜まりになる原因、魔力の結晶があるのだが、それを壊せば魔素溜まりは無くなる。しかし何故、魔素がその場所だけ濃くなるのは分かっていない。魔力の結晶は魔素が濃い場所に生成されてしまう。だが魔素は間違いなくこの世界には必要不可欠な物質である。


魔術は空気中の魔素を消費して、空中に魔法陣を描くと発動する魔法の事を魔術という。魔術は自分の魔力ではなく、空気中の魔素を使う事で、魔法より消費魔力を抑えて魔法を発動できる。


魔法よりも消費魔力が少ないので、使い勝手は良いのではないかと思われるが、空中に魔法陣を書かなくては魔術を発動させる事ができない。


戦闘中に魔法陣を書くのはかなり難しく、書いてる暇がないと言う理由で、魔術が使われず衰退していった。今では魔術と言うのは錬金術を使うのに必要な魔法だと思われている。


魔法についてだが、魔法の属性は一般的に火、水、風、土、木と光、闇、無属性の8属性が一般的だ。それ以外の属性は固有ユニークスキルになる。


つまりフェンリルの氷魔法やタナトスの即死魔法は固有ユニークスキルで、ユニークを持っている事になるな。


魔法適性は産まれた時に決まるのだが、必ず最低1つの適性を持っている。魔法適性の中で外れなのが言うまでもなく無属性だ。


魔法の適性が2つ以上はかなりいる。3つ以上もそこそこいるのだが、4つ以上は珍しいとの事だ。8属性全ての適正を持っている人間は今までいなかった。


火、水、風、土、木、光の6種類を持った人間は過去にいたらしい…勇者だとか。8つの属性の中で光と闇は特に珍しい。


ちなみに無属性は清掃クリーンの魔法や広域地図フィールドマップ等、かなり幅広い魔法だ。生活魔法も無属性に入るのは驚いた。もっと無属性を極めようとする者がいても良いと思う。まぁ無属性は攻撃魔法が無いからハズレと言われているのだが。


他に気になったのが、適性が無くても魔法を覚えられるのか?それは難しいとの事だ。適性というのは、火の適性があるから火魔法を使えるのではない。自分の魔力を火魔力に変換出来る適性があるから火魔法が使えるのだ。


魔法は簡単に言うと自分の魔力を火魔法なら火魔力に変換し、その変換した火魔力で、火の玉等イメージをすると魔法が発動する。言い換えればイメージさえ出来れば詠唱なんていらないのだろう。だから俺や配下達には【詠唱破棄】がついているのだろう。レイアは無詠唱だが。


つまり、適性が無ければ自力で魔力を変換しなければならない。不可能ではないのだが、適性の無い魔力に変換しようとすると通常の3倍以上の魔力が持っていかれる。


更に、適性がある魔力の変換は魔法を使用する際に無意識に適性のある魔力に変換されるのだが、適性無い場合は意識して変換させなければならない。それは簡単な事ではなく、一流の魔道士でも出来る者はほとんどいない。


ちなみに魔物は魔法適性と言う概念が無く、産まれた時に使える魔法と使えない魔法がハッキリする。


例えばハーピーという魔物なのだが、産まれた時から風魔法を使えるが、ゴブリンはどれだけ産まれても魔法は使えない。だがゴブリンメイジが産まれたら、産まれた時から火魔法を使えるのだ。


産まれた時に火の魔法適正があれば最初から【火魔法】スキルを持っていると言う事だ。


あと、魔法の適性があるかどうかをどの様に調べるかは、大きな街にギルドや教会があるのだが、そこに鑑定版みたいなのがある。


その鑑定版に手を置くと、自分の適性魔法や自分の所持しているスキルやユニークが浮かび上がる仕組みになっている。ちなみに鑑定魔法はアイテムを鑑定する為の魔法なので、人や生きてる魔物に使っても効果がない。


と、フリージアさんに色々と聞いたがこんなもんか?いや、一番大事な事を聞き忘れているな。その事をフリージアさんに聞いてみる。


あと、正体を明かしたから何時もの口調に戻す。


「俺って魔法使えます?」


「人間ならば努力すれば使えると思いますが…」


「そうなのですか?と言うより魔力を感じられないのだが」


「それは無理もありません。魔法がない世界から来たのでしょう?でしたら魔力を感じられないのは当然です。ただルーク様の魔力はちゃんとありますので大丈夫です」


だよなぁ。だがフリージアさんは、俺には魔力があると言う。本当に俺に魔力あるのか?と思っていたが、安心した


「それって感じる事はできますか?」


「簡単ですよ?」


「では教えて下さい!」


「分かりました」


フリージアさんはニコッて笑う。いい笑顔だ。だがなぜ笑うんだ?


「まず目を瞑って体内の奥にある魔力を感じてください。体内の奥を探るように集中してください」


体内の奥にある魔力を感じる?そんなことできるのか?と目を瞑り集中する。


「ルーク様はある程度の魔力はあるので直ぐに感じれると思いますよ」


フリージアさんは言う。半信半疑だが集中する事数分。体内の奥に何か暖かいものがある。


「体内の中に暖かいものがあるのですが」


「それが魔力です」


なるほど。一度感じる事ができたからなのか、今では目を瞑って無くても感じる事ができる。


「本来人間が魔力を感じるのは数年かかります。それは何故かと言うと、魔力の総量が少ないからです。ですが、ルーク様の魔力は普通の人間よりはありましたので、魔力を早く感じる事が出来たのかもしれません。それにしては早すぎますが」


そうなのか。人間が魔力が感じるのは数年かかると言われているが、恐らく子供は魔力が低いから感じる事は難しいって事だろう。大人になるにつれて魔力の総量も上がるって事だ。俺が早く感じる事が出来たのは【魔力感知】というスキルを既に持っていたからだろうな。


「魔力の総量を上げる方法は成長する他に、魔力を使い続ける事で総量を上げられます。また、魔力は自分以外の魔力も感知できます」


「それってどうやるのですか?」


「魔力はそこら辺にも漂っていますが、1つの場所に集まるほど濃くなります。〈魔力感知〉を意識して探ってみてください。視えてきますので」


俺は【魔力感知】を意識して魔力の流れや、魔力が滞留している場所を探す。すると俺から魔力の様な靄が……これは凄い!俺の周りに薄紫のオーラの様なものが出てる。


「これが魔力か」


「も、もう視えたのですか!?す、凄いですね。私にも視えますが、ルーク様の魔力の色は薄紫です。この魔力の色が濃ければ濃いほど魔力の総量が多いです。これは相手の強さを見極める一種の目安でもあります。ただ魔力を抑えている者もいますので、保有している魔力の総量で強さを判断すると痛い目にあいます」


なるほど。相手がどれだけスキルを覚えているかも強さの目安にはなるが、魔力の濃さでも大体の強さを測れるのか。


ただ、魔力を抑えて、魔力を漏れないようにしている者も中にはいるらしい。それは要注意だ。ちなみに魔力を探知する魔法もあるが、魔力を抑えている者だとあまり効果がない。


「フリージアさんの魔力は濃い紫ですね。魔力の総量がそれだけ多いって事か」


「私もこの世界では、魔力の総量は多い方だと思っていましたが、世界は広いですね」


「えっ?フリージアさんより濃い人がいたのですか?」


「えぇ…ルーク様の横に」


「横?」


俺はそう言いながら横に振り向くと、俺の視界が真っ黒になった。


「うおわっ!?」


驚いてそんな声が出たが、よく見るとセレスの魔力だった。普通紫じゃないのか?真っ黒なんだが…。反対のヴィーナも見てみるが、やはり真っ黒だった。


「魔力って紫が普通じゃないのですか?」


フリージアさんに聞いてみる。


「私もそう思っていましたよ。セレス様とヴィーナ様に会うまでは。真っ黒なんて見た事がありませんが、それが紫の先なのでしょうね」


どうやらフリージアさんもこれ程濃い魔力は見た事がなかったらしい。まぁ魔力については分かった。


「なるほど。で、この魔力を使えば魔法が使えるのか」


「適正がなければ発動しませんが、少しやってみましょう。今も魔力を感じてると思いますが、その魔力を手の上に集中させ詠唱する。私は水の適性があるので、簡単な水魔法を。…水よ来たれ。(ウォーター)…こんな感じです」


フリージアさんが(ウォーター)と唱えると手から水が湧き出てくる。魔法すげぇ!


言語翻訳されてるから、水よ来たれと言っているが、本当は何を喋ってるのか分からなかったって事だよな。翻訳あって助かった。まぁ俺には詠唱破棄があるから詠唱しなくてもいいのかも。


「おぉ!すげぇ!手から水が!」


「フフッ。ルーク様子供みたいです」


「まぁ魔法がない世界から来たんです。ビックリするよ。俺も簡単な魔法を試してみるか」


俺は何がいいか考える。シールドは、ここではヤバそうなので清掃(クリーン)を自分にかけてみる。


清掃(クリーン)。おぉー!すげぇー!」


昨日はお風呂に入れなかったから少しベタついて気持ち悪かったのだが、それが無くなった!魔法って便利!それにやはり【詠唱破棄】があるから詠唱しなくてもいいみたいだ。これもイメージが良く出来てるからなのだろう。


「今のは無属性魔法のクリーンですか?っていうか何故、詠唱を破棄できるのですか!?」


「イメージの問題?というか清掃(クリーン)って便利だな。風呂に入ったかのような爽やかさだ!」


そんな事を口にしたからだろう、周りの視線が痛い…。まぁそこまで魔力は使わないので周りのみんなにも清掃(クリーン)を掛けてあげる。


そういえば魔法を使えるようになって気になったのだが、スキルにもレベルがあるよな。スキルのレベルについても詳しく知っておきたいな。


フリージアさんはこの世界の住人なので、スキルの話を聞いても良いが、隠れて住んでいる事からあまりそういう事には詳しくなさそうだ。女神様をまた呼び出してみるか。


「すまない、少し席を外す」


「分かりました」


俺はフリージアさんの家から出ると、人気、いや妖精気がいないところで女神様を呼び出す。


するとすぐに透明の女神様が現れる。


『そういえばスキルのレベルについて教えてなかったですね!』


…やっぱり駄女神ではないのか?


『心の中で呟けば気付かれないと思いましたか?…まぁそれはいいとして、スキルのレベルについてですが…』


また愚痴ると怒られるから今度からは黙っていよう。それはそうと、スキルのレベルについてだが、これも長くなるので纏める。


まず、火魔法や水魔法等、〇魔法系のレベルは4でベテランらしい。5で一流、6で達人。宮廷魔術師は大体5か6らしい。7〜8は賢者、9は大賢者で10は神の領域。俺の無属性は神の領域らしい。まぁ神の一部だからかな。


レベル9の大賢者クラスが過去にいたらしいが、今では誰もその域に足を踏み入れてない。ちなみに魔法を発動する場合、魔法にどれだけ魔力を使うかは感覚的に分かる。


魔法には魔法名と魔法の階級が分けられているらしい。ただ魔法名はこの世界の住人がイメージしやすいように、階級はその魔法の難しさや強さを目安にしているだけという事。


ぶっちゃけ水弾(ウォーターショット)という名前の魔法も、イメージ出来れば飛び散る水と発言しても水弾は発動するし、威力も水弾に込める魔力を多くすれば、水弾より階級の高い魔法より威力が上がる。


だがこの世界の住人は水弾に魔力をもっと注ぐより津波を想像して発動したほうが早いよね?強いよね?って感じだから、階級の高い魔法を使える=凄い魔法使いのイメージがあるのだ。津波を使える魔法使いなんてほとんどいないが。


まぁ水弾に注げる魔力にも限度があるからあながちそういう考えも間違いではないが。


魔法を使用する場合に、必要魔力が足りない場合は、発動せずに不発に終わる。まぁ詠唱も俺には【詠唱破棄】があるからどうでもいいのだが。


ちなみに剣術や格闘術のスキルだが魔法系スキルと違って初級、中級、上級に別れてるらしい。


例えば剣術(初級)ならレベル10になるとスキルが剣王(中級)レベル1に変化する。何故術が取れるかというと、剣術は言わば型だ。剣王になって自分で自分の剣の道を探さないといけない。


勿論自分よりレベルの高い人に教わるのでもいい。つまり剣王は既に術ではなく己の剣と言うことで剣王術ではなく、剣王なのだ。そして剣王がレベル10になると剣神(上級)レベル1になって剣神レベル10が最高だ。


ちなみに剣術レベル10でベテラン。剣王レベル10で超一流。剣神ならレベル10が神の領域。剣神も過去にレベル7はいたらしいが、それ以上は過去にもいないらしい。


格闘術なら格闘王、格闘神となる。こういう武術系は3段階が全てにある。

後は気配察知等の技術スキルは中級とか上級は特にない。レベル10で最高だ。


〇耐性系だが、これを毒耐性に例えると、毒耐性がレベル10になると毒完全無効というスキルに変化する。レベル10以下は毒耐性になる。


毒にもレベルがあり、例えば毒耐性レベル9なら9以下の毒を無効にする。既に毒に侵されている状態で、毒耐性の装備をしても効果がない。毒に侵される前に装備してないと意味がないのだ。


火耐性とか、水耐性とかの属性耐性はまた少し話が違ってくる。火耐性はレベルが上がるごとにダメージカット10%のイメージと思えばいい。火耐性レベル5だと火のダメージ50%カットみたいな。


ただ、数値的なのはこの世界には全く無いので、たぶんこんな感じだろうという俺の勝手な想像。耐性のレベルが10だと完全に無効できるらしい。タナトスの火耐性完全無効がそれだ。


ちなみに耐性系のスキルは持ってる人はかなり少ない。なぜならスキルは熟練度みたいなものだ。耐性を上げるなら、火なら、自らを焼かなければならない。火傷して回復して火傷して回復してを繰り返してようやく手に入れられるスキルだ。そんな事だれが好き好んでしたがるのだろうか。


最後にスキルにはアクティブスキルとパッシブスキルがある。アクティブスキルは毎回発動させないと使えないスキル、パッシブスキルは常時発動しているスキルである。アクティブは魔法とか俺の神眼とか。


パッシブは守護王達の【体力自動回復】とか【状態異常完全無効】とかだ。


とまぁスキルやレベルの話はこんなもんか。


「なるほど。レベル10ってすごいんだな」


俺の無属性も10だ。確かレベルは肉体的強さと魔力量、スキルで決まるといっていた。無属性10なのだから、俺のレベルはもっと高いと思うのだが、女神様が言うには、無属性は攻撃魔法が無いため、レベルが低くなるとの事だ。


『ちなみに○魔法のスキルレベルは自分の魔力の総量、魔力操作、イメージ力でレベルは変わります。強力な魔法を撃つには単純に、魔力の総量が多くなければいけません。ですが、魔力の総量が多くても自身が扱える魔力の量が少なくては意味がありません。火魔法で例えるなら、魔法というのは魔力から火魔力に変換し、その火魔力で火の魔法をイメージし、イメージした魔法を形作る。火魔力に変換した魔力は維持し、更にはイメージした魔法を形作る魔力操作が必要になります。それが出来なければ○魔法のレベルは上がりません』


なるほど。スキルレベルの高い魔法、つまり強力な魔法を撃つには、強力な魔法を撃てるだけの魔力、魔法を再現するイメージ力、火魔力に変換、そしてイメージした魔法を形作る魔力操作が必要になる。


魔力操作は自分自身の魔力全てを操れるわけでない。正確には全ての魔力を操れる事が出来るのだが、多大な努力が必要である。


変換された魔力を操作して、イメージ通りに形作るのはかなり難しいのである。しかも、操作する魔力が増えれば増えるほどその難易度は上がるのだ。


これを聞いて分かる通り、スキルレベルというのは本当にその人の熟練度を表している。


『とまぁ、スキルレベルに関してこんなところですかね?貴方に関しましては私の力の一部の無属性という事でレベルが10なのですがね!また分からない事があれば連絡してくださいね!』


色々と勉強になったし感謝しながら祈っておこう。またお世話になるかもしれないし。さて皆の所に戻るか。俺はフリージアさんと先程まで話していた部屋に戻る。


「すまない。お待たせしました」


「大丈夫ですよ?ルーク様」


柔らかい笑顔をみせてくるフリージアさん。そういえばフリージアさんってどんなスキルとか覚えているのだろう?俺は【神眼】をフリージアに使ってみる。



・名 前:フリージア

・種 族:妖精女王

・年 齢:212

・レベル:402

・称 号:妖精の女王

・スキル:【水魔法Lv4】【風魔法Lv5】【木魔法Lv5】【気配感知】【魔力操作】【魔力感知】

・ユニーク:【精霊魔法】


フリージアさんの顔の横あたりに、情報が表示されるというか視える。というかフリージアさんなかなか強い。


少なくとも俺より強いな。レベルは402で、肉体的な強さはあまり無さそうだが、保有している魔力と、スキルでレベルがこんなに高いのだろう。あとユニークに精霊魔法。恐らくこのユニーク魔法で幻術の結界を張ってるのだろう。


そんな事を考えながら、俺は爆弾をフリージアさんに落としてしまう。


「フリージアさんって212歳なんですか?」


「なっ!?な、な、なんで私の歳を!?」


「えっ……いやぁ…実は、俺の目は特殊でして…色々と、その…情報が視えるっていうか……」


「い…いやぁーー!変態です!!」


「ちょ!?失礼な!変態じゃない!歳を見ただけでしょ!」


フリージアさんは顔を手で覆って蹲っている。


「私の歳を見られた……ハッ!その情報には私のか、体の情報とか書かれていませんよね?どうなのですか!?書かれていませんよね!?」


「フリージアさん近い近い!顔近いから落ち着け!そういう情報は書かれてないから!歳だけだから!」


「そうですか。でも私の歳を見られたんです…もうお嫁に行けないです」


「そこまでですか?大袈裟じゃないですか?」


俺はセレスやヴィーナを見る。


「今のはルーク様が悪いですよぉ?」


「女性に歳を聞いたりするのはご法度でありんす。お前様はデリカシーがないでありんすぇ」


2人から呆れた目で見られる。


「あー…。フリージアさんすまない。俺が悪かったです。だが凄く可愛いからとてもその歳には見えなかったのです。許してくれ」


そう言われたフリージアさんは顔を真っ赤にした。


「わ、わ、私が可愛いなんて冗談ですよね!?そ、そ、そんな事言われた事ないです!」


「いや本当ですよ。俺がいた世界ではフリージアさんぐらい可愛い人はいなかったですよ?」


アイドルなんて目じゃないぐらい可愛いのだが。もしフリージアさんがニホンにいたとしたら間違いなく有名になる。


「わ、わ、分かりましたからもうお止めください」


照れて悶絶してるフリージアさん可愛いがここら辺にしておく。


フリージアさんが落ち着くまでそっとしておくか。そういえば異世界ってやっぱり可愛い人が多いのだろうか?目の前のフリージアさんもかなり美人だし期待するなぁ。


まぁ俺の横には女神様と遜色無い美人が2人もいるから、可愛くても見劣りしてしまうかもな。とヴィーナを見ながら考える。


「お前様、わっちの顔をみてどうしたでありんす?」


「ん?あぁ、いやヴィーナは美人だなと」


「き、急になんでありんす!?」


考えていた事が口に出てしまった。2人は可愛いというよりも美人だ。まぁ、可愛い瞬間もあるのだが。


「ルーク様!私はどうなのですか!」


「セレスも美人だよ?」


「そ、そんな照れるじゃないですか…!」


言わせておいて照れるのは可笑しいだろ。

そしてようやくフリージアさんが落ち着いたので


「フリージアさん、この世界の事を教えてくれて色々ありがとう!少しこのフェアリーガーデンに泊まりたいのだが」


「いいですよ!ルーク様なら何時でも大丈夫です!」


「ありがとう!」


この世界の事も、スキルの事も色々分かったし、これから楽しみだ!色々な魔法を使ってみたいからフェアリーガーデンに少し滞在する事にした。


読んでいただきありがとうございます!

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