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SOUL FOOD  作者: チーズ
第一章 食物連鎖
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白パーカーの妹と謎の追及①

 [あなた、ルインの名前マックってW案外滝沢くんのあだ名気に入ってるじゃない(^0_0^)]

三十一と戦い喰霊魂ソウルフードや覚醒者、生産者などの話を聞き家に逃げ帰った後、家の前でスマホを見るとSNSサイト「ルイン」からメッセージ通知が来ていた

[冷徹姫からメッセージが届いてるよ♪]

「冷徹姫って・・・」

間玖土はスマホを凝視する。もちろんこの冷徹姫という名前も知っている。間玖土はこの冷徹姫に向けてメッセージを送る

[いつ俺のルインのID取った?]

こうメッセージを送ったが間玖土にはほとんど見当がついていた。三十一との戦いの後、間玖土は三十一の放ったビンタにより意識が飛んでいた、その間だろうと・・・

[滝沢くんが教えてくれたわ。初日にいきなりルインのID交換しようって言われて(-_-;)]

[まぁその時からあなたが生産者だって疑っていたからついでに教えてもらったの(^^)/]

三十一のたわいもない顔文字に怒りを覚える間玖土であったがそれより人のIDを勝手に教える滝沢に向けての怒りの方が多かった

「あの女好きの馬鹿やろ――!!」

家の前で間玖土の声が高らかに響き渡る。すると間玖土の家の扉がコーラのふたを開けた時の様にパァンと開く、そしてそこから160㎝くらいの白いパーカーを着た少女が現れる。

「うっせんだよ馬鹿兄ィ!何時だと思ってんだせっかく夕飯作ってるって言うのに!」

その少女は片手に持ったフライパンを回転を加えながら間玖土の顔面めがけ投げる。しかし回転を加えたフライパンは顔面から軌道が下がり間玖土の制服のズボンのチャックめがけ飛んでゆく。ズボンのチャック・・・つまり股間である。

キィン

「DじゃKJぢぁJぢL」

金属音が鳴った後、間玖土の声にならない声がか細く鳴りそのまま股間を押さえ倒れこむ。


 「痛かったか兄貴。まぁ悪かったよ今日は兄貴の好きなカレーだから早く帰ってほしくって・・・」

白パーカの少女は目線を下にしシュンとしている。反省してはいるから許してやろうと間玖土は考えるが股間へのダメージはあまりにもデカい。

「許さない・・・だが、まぁ遅く帰った俺も悪かったらお相子だな。・・・まぁカレーが好物とは言ってないがな」

間玖土は白パーカーの少女の頭を机をふくようにゴシゴシとなでる。白パーカーの少女は顔を桃のように赤くさせ間玖土の手を払う。

「もう私も中三だぞ兄貴」

怒鳴るが少し嬉しそうにも見えた

「しょうがない妹だな」


 「間玖土まくど あかね」それが白パーカーの少女の名前だ。ショートヘアーだが燃えるような赤髪の間玖土 紅葉とは違い髪の色は薄いピンク色である。なかなかの美貌であり男にもてるが彼女はあまり気にしない。愚理流中学に在学しており成績は下の下である。その為、兄に勉強を教えてもらって何とか赤点は免れている。(兄がそこまで点数がいいわけではないが・・・)料理が得意であり一度レシピを見たらプロ顔負けの料理が作れる。白のパーカーが好きでよく着ている。その理由は初めて兄がくれた誕生日プレゼントだからでありだんだんとパーカーの数が増えていった。両親がアメリカにいる為家でのご飯はだいたい茜が作る。つまりよくできた妹なのだ。

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