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「キツツキと雨」

今年観た邦画では「僕達急行」「ももへの手紙」そしてこの「キツツキと雨」が抜きん出ている。



しかし「キツツキと雨」はちょっと苦言もある。

私が住んでいる岐阜県が舞台であり、あ~確かにこういう感じだわ~と思って観ていたが、難しいのが岐阜県の方言。


名古屋弁が特徴があるので、岐阜県の方言も同じように思われているのだろうが、もどかしかった。


例え岐阜県が舞台でも台詞は標準語にして欲しい。



作品は役所広司と小栗旬のダブル主演。さらに役所広司の息子役で高良健吾が出てくる。


ハッキリ言って、小栗旬はアイドルのお芝居の枠の中だが、今まででは一番最高の作品だと思う。


役所広司と高良健吾のぶつかりあいには心が震えた。



役所広司と高良健吾は岐阜県のど田舎に住む親子で木こりをやっているがケンカして高良健吾は出て行ってしまう。



そこに都会から小栗旬が映画を撮影しにやって来る。


会社の事情で小栗旬が監督になり、Z級のホラー映画を撮ることになり、キャストもスタッフもやる気なく、予算もなく、小栗旬は泣きながら脱走しようとするが失敗。偶然、役所広司に助けられる。


たまたま小栗旬と高良健吾は(作品の中で)年齢と名前が一緒だったため、役所広司は小栗旬に惜しみなく情けをかけてやる。


その無償の愛にふれた小栗旬はホラー映画を撮影することを決心。役所広司は村中の人をボランティアとして参加させ、作品は本格的で立派なものに仕上がっていく。


そんな中、家出に失敗した高良健吾が帰ってくるが、不思議な経験を経た親子は和解。



役所広司と高良健吾は仲良く暮らし、小栗旬は監督としての地位を固めるところで終わる。



善意のおとぎ話だが、観ていて、とても快かった。


役所広司も今まで観た中でベスト演技かと思う。



映画制作の苦しさがリアルで、観ていて、こちらが苦しいほどだった。


小品だが、忘れがたい佳品。

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