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試写会「ものすごくうるさくてありえないほど近い」

やられた(-_-;)


メ~テレさんのご招待。ありがとうございました



不思議なタイトルで内容が分からなかったが全ての作品を観ているスティーブン・ダルドリー監督の作品で、アカデミー賞にノミネートされていることで観ることにした。



素晴らしい作品なので、観て欲しいが、何故かちょっと宣伝の仕方が不思議。


私をある程度信用して下さる方ならとにかく観てという感じ。かなり改行して内容にふれて、論評する。










そういうことを宣伝するのが今は人権などの問題でいけないのかよく分からないが、実はこの作品はアスペルガー症候群という障害を負った少年の苦悩と愛を描いた作品で、始まってしばらくしてそのことに気づくと涙があふれてあふれて止まらなかった。




オスカーという少年はアスペルガー症候群(私は医学に詳しくないので、病気なのか障害なのかよく分からないが、興味のある方はちゃんとした入門書など読むとこの作品を深く理解出来る。)で、トム・ハンクスはオスカーを見守りながら、愛していた。

しかしそこに同時多発テロが起こり、優しい父は亡くなり、オスカーの障害はひどくなる。


そんな中、父の遺品の中にカギを見つけたオスカーはそれを手がかりに冒険に出る。障害のあるオスカーにとって外界に行くことは試練だが、父の愛をよすがにオスカーは旅する。その姿に涙があふれて止まらない。




そしてさらに素晴らしいのがオスカーを助けてくれる不思議な人物としてマックス・フォン・シドー(世界的巨匠)があらわれるが、この人の正体が最後まで分からないまま作品が終わる。そのあたりのベタベタしていないところのダンディズムもよかった。



ただマックス・フォン・シドーが何者かのヒントはちらちらあちこちにちりばめてあり、多分、こうだなという仮定は私は得た。文末に書こうと思う。



去年、中国の映画で「海洋天堂」というやつが、障害のある子を描いていたが周りのみんなニコニコ見守っていて、中国ってそんなにあったかい国か?と反感を感じたが、「ものすごくうるさくてありえないほど近い」では障害のある子の描き方が本当に徹底していたため、本当に涙が止まらなかった。やられた(-_-;)




ハッピーエンドでないハッピーエンドで、それはスティーブン・ダルドリー監督のいつもの作風である。


オスカーの旅が終わる時、描かれる感動と悲しみ。涙とともに確かめて欲しい。


トム・ハンクスも「フォレスト・ガンプ」で障害のある役を演じていたが、今回は見守る側に回り、素晴らしかった。



また母親役のサンドラ・ブロックはアイドルから素晴らしい女優に進化した。



アカデミー賞はちょっと難しいので、取れないかもしれないが、私の中ではベストワン候補


今月は他にもアカデミー賞候補作の試写会があり、是非行きたい。










ところでマックス・フォン・シドーはオスカーの祖父(トム・ハンクスの父役)と思われるが恐らくナチスの大虐殺の被害で失語症になってしまったようである。トム・ハンクスのちょっとしたセリフ。小道具などが示唆しているがそれ以上にスティーブン・ダルドリー監督の前作「愛を読む人」がナチスの犯罪を描いた作品で六十年ほどの隔たりがありつつ、作品世界がリンクしている。

その構想力や完成度にもう脱帽!

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