表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/115

「クレアモントホテル」

「スコット・ピルグリム」「ザ・ホークス」そしてこの「クレアモントホテル」と年間ベストワンクラスの傑作が相次いでいる。そういう時期が不思議とあるものである。



この「クレアモントホテル」は非常に上品、端正な作品で決して大ヒットはしていないが非常に親しみやすい秀抜な作品だった。



クレアモントホテルという古びたホテルにサラという老婦人がやってくる。


海外ではホテルに暮らすという習慣があり、富豪と貧困層の中間の老人たちがホテルに滞在しながら余生を過ごしている。サラはクレアモントホテルにすごく期待していたが、少し古びたホテルで、風変わりな老人たちが不思議な感じで暮らしている。

小道具の使い方が粋で、昔の話なのかと思ったら老人たちは「セックスアンドザシティ」を見て、盛り上がっている。しかしサラはワーズワース(イギリスの文豪)を愛読する上品な婦人だった。ある日老人たちのリーダーの頼みでロレンスの「チャタレイ夫人の恋人」を借りに行くとルートヴィクというハンサムだが貧しく文学好きな青年に出会う。


そしてサラとルートヴィクの不思議な愛情と友情がほんわかと描かれ、さりげないのに飽きが来ない。ルートヴィクはサラの夫が好きだったウィリアム・ブレイク(これもイギリスの文豪)が好きなど細部の設定が秀逸。


ラストはどんでん返しというより非常に静かで上品だけど、是非ご覧下さい。

老い、生きる、文学、家族といったテーマが声高でなく上品に、だけどしっかりと描かれ、本当に心にしみます。生きることの賛歌でした(;_;)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ