「奇跡」(ToT)
久しぶりに号泣したわ(ToT)
今日、是枝裕和監督の最新作「奇跡」拝見した。大都市圏では夏前からやっていたが岐阜県というど田舎の悲しさで今日やっと観たのだが、もう参った。今年のベストワン決定!上映中はもちろん帰り道も涙が止まらなくて困った。
JRが九州新幹線開通を記念して是枝裕和監督に依頼して製作した作品なのだが、素晴らしい作品なので自信を持っておすすめする。
九州新幹線が開通し、福岡と鹿児島の新幹線が交差する瞬間を見ると願いがかなうという噂を子供たちが聞く。その中心はまえだまえだが演じる兄弟。両親が別れてしまい、兄は母親と鹿児島に、弟は父親と福岡に暮らしている。そして兄は家族みんなで暮らすという願いを持つのだが・・・
映画の紹介記事にもだいたいこう書いてあるが、実際全部を観てみると兄弟それぞれの友達七人がしっかり描かれ、素晴らしい内容になっている。
傑作「誰も知らない」も五人の子供を上手く描いていたが、今回はそれより多人数なのに人物造形はさらに巧みになっていてびっくりした。
自分の性格もあるのだろうが、真面目な兄よりパッパラパーの弟と父に惹かれた。母親は大塚寧々。じぃちゃんは橋爪功。ばぁちゃんは樹木希林。じぃちゃんの友達が原田芳雄さん。友達のママが夏川結衣。学校の先生が阿部寛と長澤まさみと非常に周りの大人も素晴らしい役者が揃った。
実は是枝裕和監督は「誰も知らない」の後「花よりもなほ」「歩けども歩けども」「空気人形」とたくさんの作品を作り、高く評価されているのだが、チャンスがなく観られなかった。
そして今日久々に監督の作品を拝見し、「誰も知らない」の社会への激しい怒りは美しい哀しみに結晶し、哀しみの中、人間と生きることを讃える内容になっていて、それもびっくりした。
監督は自分よりは年上だと思うが何か心境の変化があったのか?
別人かと思うが、怒りの名残もちょっと感じる。
でもそれでも生きていこう、生きることは素晴らしいという賛歌に本当に涙、涙。
是非、劇場でご覧下さい。
あと、七人の子役があまり美男美女じゃないところもリアルでいいのだが、一人美しさも演技力も別格の子がおり、観終わった後に調べたらモックンと内田也哉子さんの娘ということが分かった。
この子は数年のうちに主演作がたくさん作られる大スターになるだろう。すごい存在感だった。




