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「SOMEWHERE」夏のおすすめ映画③

あまりこのサイトにいないが本格的映画、芸術、文学好きな人向け。


昨年のヴェネツィア映画祭優勝作品。


正直そんないいの?と思っていたが、ノックアウトされた!近年出色の傑作だった!


監督はソフィア・コッポラ。フランシス・フォード・コッポラの娘である。



しかしその作品は小津安二郎をほうふつとさせる映画史の金字塔になった。



ハリウッドに本当にある高級ホテル、シャトーマーモント。そこにずっと住んでいるアクションスターがいる。世の中の人はどんな素晴らしい生活だろうと憧れるが実は馬鹿馬鹿しく、虚しく、孤独である。そこに別れた妻についていった11歳の娘がひょんなことでやって来て、一夏を過ごす。そして男の命は輝きだす。しかし男はあくまで愚かで娘と愛人を同席させたり、愛が欲しいがどうしたらいいか分からず苦悩する。そしてそこで作品はフワッと終わる。



日本の庶民を描いた小津安二郎に比べ、ハリウッドの虚飾を描き正反対のようだが、悪人はいないのに傷つけあう家族。セリフに語らせすぎず映像美で丁寧に心理を分からせるなどの共通点がある。美しく穏やかに見えても登場人物の心の修羅をひしひしと感じさせ、飽きが来ない。




何気ない日常こそが人間の生きる輝きで、しかしすぐなくなってしまうという優しさと残酷さ。

今こそ大事な人と観て欲しい。

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