✒ 君は生意気な奴だ 2-1
アタシとニュイちゃんはアスベイル神父から受け取った雑用リストを見ながら、溜まっている雑用を片付けている。
ニュイちゃんが手伝ってくれるから、1人では大変な雑用も楽々ぅ~~♪
終わらせた雑用には線を引いて消すのを忘れない。
救世主:スドゥ
「 えぇと……次は “ 古着の整頓 ” だね。
古着が置かれている物置部屋に行こうか 」
ニュイ
「 にゅい 」
ニュイちゃんを抱っこして廊下を歩いていると他の修道士見習いと鉢合わせた。
何時も3人で行動している仲良し修道士見習い達だね。
一寸生意気そうな雰囲気が漂っている。
アタシとニュイちゃんは他の修道士見習い達からはぶられてるんだよね~~。
修道士見習い:C
「 あっ、スドゥだ。
今回は何したのかな? 」
修道士見習い:B
「 止めとけよ、ロニータフ。
僕達まで謹慎されちゃうだろ 」
修道士見習い:A
「 そうそう──。
セシリミア神父,グランディ神父に禁固室へ連れて行かれた修道士が4人も居たんだ。
“ スドゥに関わったからだ ” って、皆言ってるぞ 」
修道士見習い:B
「 そうだよ、ロニータフ。
スドゥは疫病神だからさ~~、行こうぜ 」
本人を前にして随分と失礼極まりない事を言ってくれちゃってるよね、コイツ等ぁ~~。
修道士見習い:ロニータフ
「 でもさ、キャロメンド神父様が教育係りをされているのに── 」
修道士見習い:A
「 問題児だからだろ。
他の神父じゃ手に終えないから、キャロメンド神父様が態々面倒見てるんだろ? 」
修道士見習い:B
「 言えてるな!
キャロメンド神父様に教育されてるのに謹慎ばかりしてるって事は、キャロメンド神父様でも手を焼く問題児って事だよな 」
修道士見習い:A
「 キャロメンド神父様から御手上げされるのも時間の問題だな! 」
修道士見習い:B
「 言えてるぅ~~。
さっさと行こうぜ! 」
修道士見習い:ロニータフ
「 あっ、待ってよ。
クエルド,アニーフ── 」
修道士見習いクエルドと修道士見習いアニーフは、ニタニタと笑いながらアタシとニュイちゃんを見つつ通り過ぎて行く。
修道士見習いロニータフは、バツが悪いのかオドオドしながらアタシとニュイちゃんに頭を下げると逃げる様にように小走りで駆けて行った。
救世主:スドゥ
「 態と聞こえる声で言わなくても良いのにね~~。
随分な言われ様だったよね、ニュイちゃん 」
ニュイ
「 にゅにゅい! 」
救世主:スドゥ
「 ニュイちゃん、体内で内分泌腺してる危ない液体を飛ばすのは怪物や魔物の類いにだけだからね?
教会の中でピュッピュッさせちゃ駄目だからね? 」
ニュイ
「 に゛ゅ~~…………にゅ! 」
救世主:スドゥ
「 今はアタシの為に怒ってくれるニュイちゃんの気持ちだけで十分だよ。
有り難うね 」
アタシは御立腹なニュイちゃんを宥めながら物置部屋へ向かって歩く。
途中で神父や修道士,修道女,修道女見習いとも廊下ですれ違ったりした。
どうやらアタシとニュイちゃんは教会内ではかなり浮いてる存在みたいね。
いやね、何と無くは分かってたんだけどね……。
──*──*──*── 物置部屋
救世主:スドゥ
「 ──やっと着いたね、ニュイちゃん 」
アタシは物置部屋のドアを開ける為にドアノブを掴んで回す。
ドアを開けると誰かの声が聞こえて来た。
救世主:スドゥ
「 先客が居たね。
誰かな? 」
ニュイ
「 にゅにゅ~ 」
アタシは物置部屋のドアを閉めて中へ進んだ。
古着が入れられている箱を探して奥へ進んで行くと、誰かが居た。
5人の修道女が1人の修道女見習いに何かをしているみたいね。
救世主:スドゥ
「{ 嫌ね~~、物置部屋で何してんのかしらね、ニュイちゃん }」
ニュイ
「 にゅにゅ~~い 」
アタシはニュイちゃんと一緒に物陰に隠れて一部始終を見物──じゃくて、監視をする事にした。
アタシとニュイちゃんの評判を挽回するチャンスになるかも知れないからね!
救世主:スドゥ
「{ ニュイちゃん、決定的な現場を押さえて、お手柄ゲットしちゃおう! }」
ニュイ
「 にゅ~~ 」
救世主:スドゥ
「{ おぉ~~、殺る気満々だね、ニュイちゃん!
心強いよ★ }」
修道女:A
「 ──気に入らないのよねぇ。
見習いの分際でグランディ神父に色目を使うなんてさぁ~~ 」
修道女:B
「 そうよ!
一寸胸がデカいからって調子に乗って色気付いてんじゃないわよ!! 」
修道女:C
「 グランディ神父に態とぶつかって胸を擦り付けるなんて、なんて破廉恥極まりないメス豚なのかしら!! 」
修道女:D
「 流石は娼婦の娘なだけあるわね!
下品で穢らわしいわ!! 」
修道女:E
「 グランディ神父はねぇ、アタシ達が目を付けてんのよ!
横取りするんじゃないわよ!! 」
救世主:スドゥ
「{ ………………どうやら揉めてるみたいね }」
グランディ神父って言えば、執務室に居た神父様だよね?
アタシとニュイちゃんに魔法を放ったけしからん修道士4人組を禁固室へ連行した神父様の1人。
アタシにはどっちがグランディ神父でセシリミア神父なのか分かんなかったけどね~~。
救世主:スドゥ
「{ 性格の悪そうな修道女達よね、ニュイちゃん。
アタシの中で輝いていた修道女のイメージが音を立てて崩れちゃったわ…… }」
ニュイ
「 にゅにゅ~にゅ 」
救世主:スドゥ
「{ あっ、修道女が動いたよ! }」
修道女:ABCDE
「 セリアンナ,エーダリス,シェドミラ──、そいつの法衣を脱がせて! 」
修道女:セリアンナ
「 アレをやるのね?
好きねぇ、エンリルナ。
楽しいお仕置きタイムの始まりね 」
修道女:エーダリス
「 ほら──、大人しくしなさいよ!
喋れない様に布を口に入れないとね 」
修道女:シェドミラ
「 下着を脱がせて、口に押し込んだら良いのよ!
きったなぁ~~い(////)
あはははっ♥️ 」
修道女:エンリルナ
「 さっさと下着を脱がして!
誰も助けになんて来ないんだから、抵抗するだけ無駄よ! 」
修道女:E
「 エンリルナ、鍵って掛けたの? 」
修道女:エンリルナ
「 掛けてないわよ。
だって鍵なんて壊れてるんだもの。
物置部屋になんて誰も来やしないわ 」
修道女:E
「 えっ!?
鍵って壊れてるの??
知らなかったわ…… 」
救世主:スドゥ
「{ うっそぉ~~。
物置部屋の鍵って壊れてたんだ……。
アスベイル神父に報告しないとだね、ニュイちゃん }」
ニュイ
「 にゅにゅにゅ~ 」
アタシはニュイちゃんが出してくれたペンを使って、雑用リストに物置部屋の鍵が壊れている事をメモした。
ニュイ
「 にゅーにゅ 」
救世主:スドゥ
「{ どうしたのニュイちゃん }」
アタシは修道女達に目を向ける。
1人の修道女見習いを5人で寄って集って嫌がらせしている。
無理矢理に法衣を脱がされそうになっている修道女見習いは、必死に拒んでいる。
1人の修道女が修道女見習いの顔をバッシバッシと叩き始めた。
髪まで引っ張られて、痛そう……。
1人の修道女が刃物を出して、修道女見習いの髪をザックリと切っちゃった!!
刃物を首元に当てられて、ピタピタされている。
刃物が怖いのか修道女見習いは抵抗するのをピタリと止めて、大人しくなっちゃった。
救世主:スドゥ
「{ 女のイビりって恐いね、ニュイちゃん……。
夢の中で魘されちゃいそうね }」
ニュイ
「 にゅにゅ~~ 」
救世主:スドゥ
「{ ねぇ、ニュイちゃん。
分裂して、アスベイル神父を呼びに行く事って出来る??
出来るならさ、現行犯で逮捕してやりたいよね }」
ニュイ
「 にゅ~~にゅ 」
ニュイちゃんは体を左右に動かすと分裂した。
ニュイちゃんは分身体を6体も出した。
6体の分身体は物置部屋から外へ出て行った。
救世主:スドゥ
「{ ニュイちゃん、何で6体も分身体を出したの? }」
ニュイ
「 にゅにゅ~~ 」
救世主:スドゥ
「{ ニュイちゃん、賢いね!
6人も来てくれたら修道女達を一網打尽に出来るね★ }」
大人しくなった修道女見習いは怖いのか震えている。
修道女達に法衣を脱がされた修道女見習いの豊満な胸が「 こんにちは 」している。
確かにデカいわ~~。
触って揉んでみたいかも(////)
男だったら「 しゃぶり付いて吸いたぁ~~い♥️ 」って言いそう。
あらわになった豊満な胸に長い何かが当たって、パッシ~~ンって痛そうな音が鳴る。
修道女の1人がベルトで修道女見習いの胸を叩いているみたい。
叩かれてる修道女見習いは痛そうだけど、叩いてる修道女は楽しそう。
修道女から無理矢理に脱がされた下着──パンツは、修道女が鼻を近付けてクンカクンカしている。
まさかの変態さん??
修道女:シェドミラ
「 あははは!
濡らしてんじゃないわよ!
感じてんのぉ~~?
くっさぁ~~い 」
修道女:E
「 良いのあるわよぉ~~。
じゃっじゃ~~ん!
コレでコチョコチョしてあげましょうよ? 」
修道女:エーダリス
「 やっだ!
余計に感じて射精しちゃったらどうすんのよ 」
修道女:セリアンナ
「 きゃはははは!(*≧∀≦*)
射精って──、男じゃないんだらかぁ~~。
それを言うなら “ お漏らし ” でしょう~~ 」
修道女:エーダリス
「 ヨハンナ、それ貸してよ。
箒の棒を尻の穴に入れて “ アンアン ” 言わせてあげようよ 」
修道女:エンリルナ
「 良いわね。
嬉しいでしょう、セイリアン。
アンタが色目を使って誘惑したグランディ神父様の逞しい●●●●だと思って感じなさいよね!
アンタ、男の●●●●が大好物なんだもんねぇ。
穢らわしい娼婦の娘ぇ!! 」
救世主:スドゥ
「{ 嫌だぁ……。
何かとんでもない状況に向かってない?? }」
ニュイ
「 にゅにゅ 」
救世主:スドゥ
「{ …………ねぇ、ニュイちゃん。
このまま隠れて盗み見してても良いのかな?
助けに入った方が良いんじゃないかな? }」
ニュイ
「 にゅにゅいにゅい! 」
救世主:スドゥ
「{ 黙って見とけって?
だけど、このままじゃあ、修道女見習いの子、これより酷い辱しめに遭わせられちゃうんだよ }」
ニュイ
「 にゅにゅ~~ 」
救世主:スドゥ
「{ 分かったよ、ニュイちゃん。
ニュイちゃんを信じるね }」
ニュイ
「 にゅいにゅ 」
アタシは出て行く事を諦めて、一部始終を見物する事にした。
早く誰か来て、修道女見習いを助けてあげてぇ~~!!




