⭕ 此方を見て! 1-1
◎ 読者の皆さん、お早う御座います。
2月24日の6時に33のPV,9時には9PVがありました。
毎日、読みに来てくださっている読者さん、御試しに覗きに来てくださった読者さん、有り難う御座います。
嬉しく思っています。
──*──*──*── 散歩中
救世主:スドゥ
「 うわぁ~~!
美味しそうな串焼きぃ~~♥️
食欲をそそる魅惑の匂いだね~~ 」
ニュイ
「 にゅにゅ~~♪♪ 」
救世主:スドゥ
「 ニュイちゃん、何本食べたい? 」
ニュイ
「 にゅ~~いにゅにゅ! 」
救世主:スドゥ
「 あはは!
そんなに食べたいの?
良いよぉ~~、買っちゃう!
おじさん、串焼きください。
僕は5本で、この子に30本御願いします 」
店主
「 そんなに買ってくれるのかい? 」
救世主:スドゥ
「 うん!
ニュイちゃん、串焼きの匂いが気に入ったから 」
店主
「 有り難うよ。
気前の良い修道士様に5本 “ おまけ ” だ 」
救世主:スドゥ
「 えっ、5本も良いの?
有り難う!
アスベイル神父への賄賂に決定だね! 」
ニュイ
「 にゅにゅい 」
店主
「 はっはっはっはっはっ!
キャロメンド神父様への賄賂だって?
そりゃ良い!
是非とも賄賂に使ってくれ。
キャロメンド神父様は串焼きが好物だからな! 」
救世主:スドゥ
「 そうなの? 」
店主
「 あぁ──。
ウチの串焼きなら20本は軽く平らげちまうんだぜ! 」
救世主:スドゥ
「 へぇ~~そうなんだぁ~~。
良い事、聞いちゃったね! 」
ニュイ
「 にゅい~~ 」
店主
「 修道士様はテイマーなのかい? 」
救世主:スドゥ
「 僕は未だ修道士見習いなんです。
★は分からないですけど、テイマーの端くれです(////)
僕は1体しかテイムが出来ないんです… 」
店主
「 へぇ、テイマーなのに聖職者になったとわねぇ。
大した信仰心だな~~ 」
救世主:スドゥ
「 信仰心だなんて大袈裟ですよ。
僕は故郷の兄貴から人見知りを克服させる為に教会へ入れられちゃった口なんです。
兄貴、新婚さんだったから…… 」
店主
「 はっはっはっはっはっ!
兄ちゃんは新婚さんなのかい?
そういう事情じゃあ、しょうがねぇかも知れねぇなぁ 」
救世主:スドゥ
「 子沢山な家庭を築けてたら良いんですけどね。
兄貴は子供が好きだから── 」
店主
「 兄ちゃんの事は恨んでないのかい? 」
救世主:スドゥ
「 手荒いショック療法だとは思いましたけど、アスベイル神父に出逢えたので──、チャラかな? 」
店主
「 そうかい。
そうだなぁ──。
キャロメンド神父様は確かに良い神父様だよ 」
救世主:スドゥ
「 そうなの? 」
店主
「 あぁ──。
今迄のクソ神父共に爪の垢の塊を煎じて呑ませたいぐらい最低な奴等ばっかだからな!
奴等に比べたらキャロメンド神父様はまさに天使様だよ。
素晴らしい神父様でな、教会に足を向けてもキャロメンド神父様には足を向けて寝れないな! 」
救世主:スドゥ
「 そんなに酷くて最低な神父が居るの? 」
店主
「 立派な神父様ってのは、ほんの一握りだけさ。
神父にも階級があるのを知ってるかい? 」
救世主:スドゥ
「 うん……少しだけなら。
神父見習いは巡回神父っていうハードな修行時代を乗り切らないといけないって聞いたかな?
試験を合格しないと神父に昇格が出来ないとか…… 」
店主
「 そうだな。
巡回神父時代に脱落する神父見習いは多いって有名さ。
神父になれても、仮神父,準神父,正神父,責神父,役神父,仮奉神父,準奉神父,正奉神父,責奉神父,役奉神父,司祭見習い──って感じで階級が有るんだ。
司祭見習いになるのは蕀の道なのさ。
だからな、階級が上がれば上がる程、目が曇って真っ当な性根も腐っちまうのさ 」
救世主:スドゥ
「 何か分かる気がします。
権力とか財力とか手に入ると大半の人は目の色を変えちゃうと思います。
神父も同じなんですね 」
店主
「 まぁな──、〈 大陸神コビダエニカ様 〉に身心を捧げても神父だって所詮は人間だからな。
間違いも犯せば、罪も犯すさな。
前の神父は今迄のクソ神父達の集大成みたいな奴でな、とんでもねぇクソ神父だったんだ。
あんまりにも酷ぇ神父だったから、神父を剥奪されて聖職者をクビになってな、犯罪奴隷落ちしたよ 」
救世主:スドゥ
「 犯罪奴隷?!
( この世界にも奴隷って居るんだぁ…… )」
店主
「 ──で、新しい神父が着任する迄の繋ぎでキャロメンド神父様が派遣されて来たって訳だな。
教会責任者代理って立場と聖職者統括って立場で、前任のクソ神父に煮え湯を飲まされた村人の家を1軒1軒、訪ね歩いては1人で頭を下げて詫び回ってくれたんだ。
キャロメンド神父様は微塵も関係ねぇのにさ──、“ 同僚の神父の仕出かした事だから ” って責任を感じて──。
キャロメンド神父様はよ、“ 人として相手を尊重し合い,御互いに感謝し合い,共に助け合いの精神を持ち,和衆の友として和合して行きたい ” って気持ちを持ってる珍しい神父様なんだ。
クソ神父共の所為で教会や聖職者に対して良く思わねぇ村人は多いんだが、キャロメンド神父様の下心の無い献身的な慈善活動に心を射ぬかれちまってな──。
キャロメンド神父様は世代に関係無く皆に好かれる人だ。
皆に誠実で親身になって寄り添ってくれるキャロメンド神父様が大好きさ!
性別関係無く好かれるのは良いんだが、熱烈なファンも多くてな──、恋愛関係で苦労してたんだぜ。
寄附金じゃなくて大量のラブレターが寄附されたり、聖職者は結婚を出来ねぇのにキャロメンド神父様に結婚の申込みが教会に殺到したりな 」
救世主:スドゥ
「 あぁ~~……アスベイル神父って誰にでも分け隔てなく親切ですもんね。
この前も熱烈なストーカーから隠れてましたよ 」
店主
「 はっはっはっはっはっ!
キャロメンド神父様のストーカーは1人見たら100人は居ると思わねぇとな! 」
救世主:スドゥ
「 うわぁ~~大変だぁ……。
ゴキブリ並みですねぇ 」
店主
「 ──ほらよ、注文の40本だ。
毎度あり 」
救世主:スドゥ
「 有り難う、おじさん。
──じゃあ、これで! 」
アタシは串焼きの店主に硬貨を手渡した。
店主
「 おぃおぃ、多いじゃねぇか。
こんなに貰えねぇぞ! 」
救世主:スドゥ
「 僕の知らないアスベイル神父の話を聞かせてくれたからね。
情報料──って事で貰っといてよ 」
店主
「 全く……。
……てぇした太っ腹な修道士見習いだ 」
救世主:スドゥ
「 えへへ。
出来立ての串焼き、有り難う!
ニュイちゃん、あっちに食べる所があるから移動しよう 」
ニュイ
「 にゅい~~♥️ 」
アタシは設置されているテーブルと椅子に向かって歩く。
ニュイちゃんは出来立ての串焼きを食べれるのが嬉しいのかウキウキしている。
アタシも嬉しいよ♥️
◎ 訂正しました。
有り難う!─→ 有り難う!
訪ねず歩いては ─→ 訪ね歩いては




