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✒ 返してもらいたい 4


──*──*──*── 翌日


聖堂で毎朝おこなわれる聖職者だけの朝の礼拝式と食堂での朝食と聖堂内の清掃を終えたアタシは、ニュイちゃんと一緒に教会を出た。


向かう場所はロレンダ君の家。


昨日きのうニュイちゃんが新品みたいになおしてくれたクーペ(犬のヌイグルミ)を届けに行く為にね!


≪ 村落 ≫の地図マップは持ってないけど、“ スティタスオプン ” すると≪ 村落 ≫の全体が見れる地図マップ画面が出てた。


建物のなかはいると通常の部屋だけじゃなくて、地下室や隠し,隠し通路まで地図マップに出ちゃうすぐれもの。


この地図マップが有れば、に行っても迷わないで目的地に着けそう。


ちなみに地図マップはニュイちゃんがないと見れないみたいだから、ニュイちゃんがそばないときには出てない。


ニュイちゃんは迄も万能なスライムだね。






そんな訳で、行った事も無いロレンダ君の家に到着した。


救世主:スドゥ

がロレンダ君の家なんだね。

  よし、ドアをノックするよ? 」


ニュイ

「 にゅにゅ 」


アタシは家のドアをノックした。


しばらくするとドアがく。


???

「 どちらさまですか? 」


ドアをけたのは女の子なんだけど、か怪訝そうな顔をしている。


救世主:スドゥ

「 御早う御座います!

  せわしい時間帯に御免なさい。

  ロレンダはますか? 」


女の子

「 ロレンダ?

  るけど──。

  貴方、ロレンダのなんなの? 」


救世主:スドゥ

「 ………………友達……だよ? 」


女の子

「 友達?

  神父様が友達とか怪しいんだけど…… 」


救世主:スドゥ

神父ファーザーじゃなくて修道士ブラザー見習いのスドゥです 」


女の子

修道士ブラザー見習い?

  友達だなんて嘘をいて、ロレンダを勧誘にたのね! 」


救世主:スドゥ

「 違うよ!

  ロレンダに友達を届けにただけだよ!

  犬のヌイグルミの──クーペをね! 」


女の子

「 クーペってお祖母ちゃんがロレンダに作ったヌイグルミじゃないの!

  1週間前にボンチに取られたって泣いてた…… 」


救世主:スドゥ

「 そう!

  そのクーペをなおせたから持ってたんだ。

  クーペもロレンダに会いたがってると思ってね 」


事情を知らない子に説明するには、一寸ちょっと苦しいかも知れないね。


万能でパーフェクトなニュイちゃんの能力ちからで完全復活をげたクーペを魔法マジックの鞄(バッグ)から取り出して見せた。


救世主:スドゥ

「 見て!

  悪漢デボタ野郎から、クーペを救出してたんだよ!

  これで “ 勧誘しにたんじゃない ” って信じてくれる? 」


女の子

「 デボタじゃなくて、ボンチだから…。

  仮に貴方の言う事が真実でも今のロレンダに会わせる事は出来ないから!

  お祖母ちゃんのクーペを取り返してくれた功績に免じて、パパとママには黙っといてあげる。

  さっさとクーペを返して! 」


んっまぁ~~……、なんて失礼な子なんだろうね??


警戒してるにしても、あんまりな言い方なんじゃないのぉ~~??


ま、まぁね……アタシの方がとしうえだし、 “ お姉ちゃん ” だからね──、はね、素直に大人しく引き下がってあげるぅ~~!!


海よりも広くて山よりも高いアタシの寛大な心に感謝してほしいな!!


アタシは笑顔を貼り付けて、クーペを女の子に手渡した。


救世主:スドゥ

「 今回みたいに取られない為にもクーペを家から出さないようにロレンダに伝えてね。

  今回は運がかっただけだから…… 」


女の子

「 伝えとく……。

  さっさと帰って! 」


女の子はバタン──とおとを立ててドアをめちゃった。


救世主:スドゥ

「 …………なんか…取っ付きにくい子だったね…。

  聖職者に対して抵抗感が半端ないって言うか……。

  聖職者がきらいな一家なのかな?? 」


ニュイ

「 にゅ~~ 」


救世主:スドゥ

「 ねぇ、ニュイちゃん。

  アタシさ──、から汚物を見るような目で睨まれたの人生初なんだけど…… 」


ニュイ

「 にゅにゅ~~ 」


救世主:スドゥ

「 まぁ、そうだよね。

  ほんとうは直接ロレンダに手渡したかったけど──。

  間接的にでも返せたんだからかったんだよね? 」


ニュイ

「 にゅいにゅ 」


救世主:スドゥ

「 うん──、戻ろうか。

  用事は済んだもんね!

  折角だし、散歩しながら帰っちゃおっか? 」


ニュイ

「 にゅにゅ~♪♪♪ 」


救世主:スドゥ

「 よぉ~~し、あちこち見て回りながら教会へ戻ろう! 」


ニュイ

「 にゅにゅ~~ 」


アタシはニュイちゃんを抱っこして、ロレンダの家から離れた。


教会や聖職者に対してく思ってない村人もるって事が分かったし、言い掛かりやなんくせを付けられたりしないように気を付けないとね~~。






アタシは知らなかった。


アタシを見ているのか──、ニュイちゃんを見ているのか──、分からないけど、妙な視線を向けられている事に────。


救世主:スドゥ

「 ふふふ♪

  ニュイちゃん、御機嫌だね! 」


ニュイ

「 にゅ~~い(////)」


アタシはニュイちゃんを抱っこして、屋台や露店が出ている場所へ向かった。


なんでかって?


教会では食べれない庶民的で濃いあじけの料理を食べる為だよ★


ニュイちゃんと一緒にしい料理を食べ歩くのでぇ~~す♥️


アスベイル神父にもバレたら、また懺悔室で御説教されちゃうかも知れないから、お土産みやけを買って帰ろうと思う。


ようは賄賂ね★


アタシってば、冴えてないかな!


ふへへ(////)

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