表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

17/35

⭕ 返してもらいたい 3


──*──*──*── 教会


──*──*──*── 懺悔室


アタシはニュイちゃんを膝の上に乗せて椅子に座っている。


アタシとニュイちゃんは、アスベイル神父に御説教されるとき、懺悔室のなかへ案内される。


御説教って言っても、アタシがイメージしてる御説教とは違うんだけどね~~。


アタシはロレンダ君から聞いたはなしをアスベイル神父に詳しく話して、なんでボンチ・ゼネラゴアの家に行ったのか事情も話した。


アスベイル神父にはなにかと御世話になっているからね、嘘なんてけないんだよね……。


神父:キャロメンド

「 …………そうでしたか。

  出来る事なら村長の家へ行く前に話してほしかったですね 」


救世主:スドゥ

「 ………………御免なさい…… 」


神父:キャロメンド

「 村長と奥さんが留守でかったです。

  アレス君とボンチ君からはなしを聞いた御両親が、教会に来られるかも知れません 」


救世主:スドゥ

「 だったら、どんな子育て教育してるのかただしてやります! 」


神父:キャロメンド

「 スドゥ……。

  この件は私に任せてくれませんか。

  御両親を刺激しない方がいです 」


救世主:スドゥ

「 アスベイル神父にですか? 」


神父:キャロメンド

「 はい。

  ばかりですが、この教会の責任者代理です。

  私が責任を持って丸く収めます 」


救世主:スドゥ

「 アスベイル神父…… 」


神父:キャロメンド

「 ロレンダ君には残念な結果でした 」


救世主:スドゥ

「 はい……。

  ロレンダは勇気を出して、ボンチに気持ちを伝えに行ったのに──、あんまりな真実でした…… 」


神父:キャロメンド

「 そうですね。

  勇気を出しても思いどおりの結果にならないときも有ります。

  それでも勇気を出した事は無駄にはなりません。

  ロレンダ君にとっては、い意味でも悪い意味でも貴重な経験となったでしょう 」


救世主:スドゥ

「 …………そうですね……。

  今回の事が切っ掛けになって、ロレンダが勇気を出す事を避けるようになったら…………僕の所為ですよね…… 」


神父:キャロメンド

「 スドゥが責任を感じる事はないですよ。

  スドゥは勇気を出す切っ掛けをロレンダ君に与えただけです。

  結果に対して、どう向き合うのかはロレンダ君自身の問題ですよ 」


救世主:スドゥ

「 アスベイル神父…… 」


神父:キャロメンド

「 やり過ぎる前に先ずは私に相談してくださいね。

  私は修道士ブラザー見習いスドゥの教育担当なのですから 」


救世主:スドゥ

「 はい……(////)」


神父:キャロメンド

「 夕食まで時間が有ります。

  呼びに行くまで部屋で謹慎していてください 」


救世主:スドゥ

「 謹慎…… 」


神父:キャロメンド

「 はい♪

  謹慎です。

  謹慎ついでに此方こちらを縫いなおように── 」


救世主:スドゥ

「 アスベイル神父、これはなんですか? 」


アスベイル神父から手渡されたのは、なにかがはいっているぬのぶくろだった。


なにはいってるんだろう??


神父:キャロメンド

「 そのぬのぶくろはアレス君から渡されました 」


救世主:スドゥ

「 えっ?

  アレス君って、金髪へきがん美少年の── 」


神父:キャロメンド

「 そうですね。

  なんでもロッシーが遊び飽きた犬のヌイグルミを回収していたようです。

  ボンチ君が持っていない犬のヌイグルミだったので、念の為に回収したそうです 」


救世主:スドゥ

「 ──それじゃあ、このなかにはロレンダのクーペがはいってる──って事ですか?

  それならロレンダが喜びますね! 」


神父:キャロメンド

「 問題なのは、回収された犬のヌイグルミがボロボロだという事です。

  ボロボロの状態でロレンダ君に返す訳にはいきません 」


救世主:スドゥ

「 た…たしかに……。

  そのとおりですね……。

  じゃあ、どうしたら………… 」


神父:キャロメンド

「 謹慎の時間を使い、ヌイグルミを縫いなおしてください 」


救世主:スドゥ

「 えっ──??

  僕が──ですか?? 」


神父:キャロメンド

「 今回、独断で勝手な事をしたスドゥへのばつとします 」


救世主:スドゥ

「 えぇ~~!?

  僕──、裁縫なんてく出来ないんですけどぉ!! 」


神父:キャロメンド

「 ロレンダ君と亡くなられたお祖母さんを繋ぐ大切な形見のヌイグルミのようですね。

  責任重大ですよ、スドゥ── 」


アスベイル神父は笑顔で言ってるんだけど、じつは身勝手な行動をしたアタシに怒ってたりするぅ??


懺悔室から出たアタシは、アスベイル神父にうながされて、謹慎部屋なる場所へ連れて行かれた。


神父:キャロメンド

「 スドゥ、ニュイさんと一緒に夕食の時間まで謹慎部屋にてください 」


──*──*──*── 謹慎部屋


謹慎部屋にれられたアタシとニュイちゃん。


ドアはアスベイル神父に鍵を掛けられてしまってけられなくなった。


救世主:スドゥ

「 閉じ込められちゃったね、ニュイちゃん 」


ニュイ

「 にゅにゅ~~。

  にゅ~にゅにゅ! 」


救世主:スドゥ

「 えっ?

  鍵の解錠が出来るの?

  …………めとこっか。

  アスベイル神父に見付かったらね? 」


ニュイ

「 にゅ~~ 」


救世主:スドゥ

「 ニュイちゃん、これ……どうしようか? 」


アタシはぬのぶくろなかはいっている物を取り出す。


机の上に出してみると引きれたボロボロのヌイグルミ。


こんなひどい有りさまじゃあ、犬かなんて事もからない。


ぬのぶくろなかには裁縫セットもはいっていた。


救世主:スドゥ

「 アスベイル神父って用意がいんだから~~。

  ひどい状態だよね……。

  これをアタシが縫いなおすなんて、アスベイル神父も無茶言うんだから……。

  こんなの高い裁縫スキルが無いと無理よぉ~~~~。

  どうしたらいのかな?? 」


ニュイ

「 にゅにゅい 」


救世主:スドゥ

「 えっ?

  このボロボロのヌイグルミをニュイちゃんのなかれるの? 」


ニュイ

「 にゅにゅ~~ 」


救世主:スドゥ

「 ニュイちゃんのなかれたら……どうなるの?? 」


ニュイ

「 にゅにゅいにゅい! 」


ニュイちゃんが真剣だから、アタシはズタボロのヌイグルミだった物を両手で持つと、ニュイちゃんのなかれた。


ニュイちゃんの体内へヌイグルミだった物が消えていく。


シュワシュワとしてないから、溶けるのとは違うみたい。


ニュイちゃんがからだを上下や左右に動かし始めた。


ジャンプも始めたかと思うとクルクルと回転も始めた。


なにしてるんだろうねぇ~~~~。


ダンス…………かな??


ロレンダ君が大好きだった、お祖母ちゃんが手作りした犬のヌイグルミ──クーペ。


デボチは飼い犬(ペット)のロッシーに玩具おもちゃとして与えて──、ロレンダ君の友達だったクーペは見るも無惨な姿に成り果てた。


デボチはクーペ(お祖母さんの形見)の事を『 ゴミになった 』って言いやがったけど──、金髪へきがんのアレス君がクーペ(お祖母さんの形見)の残骸を回収していたくれていたなんて──。


出来の違う双子の兄が機転の利く子でかったよね!


ロレンダ君の「 返してほしい 」って思いは叶わなかったけど……。


ニュイ

「 にゅい~~にゅにゅ! 」


救世主:スドゥ

「 うん?

  どうしたの、ニュイちゃん? 」


ニュイ

「 にゅにゅ 」


ニュイちゃんは体内からなにかをペッと上にき出した。


まるでトースターで焼き上がった食パンが飛び出すみたいに、ちゅうに投げ出されたのは────。


救世主:スドゥ

「 うわっと!?

  これって──、ヌイグルミ??

  犬のヌイグルミだね。

  ニュイちゃん、これ……どうしたの?? 」


ニュイ

「 にゅ~~い、にゅい! 」


救世主:スドゥ

「 体内でもとどおりにしたって事?

  ニュイちゃんって、そんな事まで出来ちゃうの?? 」


ニュイ

「 にゅい~~ 」


救世主:スドゥ

「 凄いね、ニュイちゃん!!

  ニュイちゃんがてくれたら、裁縫スキルが無くてもなおせるね! 」


ニュイ

「 にゅにゅ~~(////)」


救世主:スドゥ

「 新品と変わらないね、ニュイちゃん!!

  ニュイちゃん、ハイパー有能ぉ~~ 」


アタシはニュイちゃんを抱きしめると虹色のからだに口を付けてチュッチュッしてあげちゃう。


ニュイ

「 にゅい~~♥️♥️♥️ 」


救世主:スドゥ

「 照れてるの、ニュイちゃん?

  可愛い~~♥️ 」


怪物モンスターのスライムに発情されても困るけど、照れるニュイちゃんは癒しぃ~~(////)


これがロレンダ君の大切なクーペ(犬のヌイグルミ)か──。


ヌイグルミを作ってくれるなんて、優しいお祖母ちゃんだったんだね。


救世主:スドゥ

「 ニュイちゃん、クーペは明日あした、ロレンダに渡しに行こうね。

  きっと泣いて喜ぶよ? 」


ニュイ

「 にゅにゅにゅ 」


救世主:スドゥ

「 えっ?

  勇気すう

  …………………………勇気すうってなんだっけ? 」


ニュイ

「 にゅにゅにゅいにゅ~ 」


救世主:スドゥ

「 え?

  ……………………あっ──あぁ~~~……勿論、覚えてるよ!

  心の込められた “ ありがとう ” を集めたら増えるすうの事だよね?

  ちゃんと覚えてるよ!

  忘れてない、忘れてない(////)」


ニュイ

「 にゅ~………… 」


救世主:スドゥ

「 あはははは~~(////)」


だよ、アタシったら!


ニュイちゃんに言われる迄すっかり忘れちゃってた!!


しつの高い “ ありがとう ” を集めて勇気すうを貯めるチャンスだったのを忘れてたなんて……。


でもでも、今回はニュイちゃんのお蔭でなんとかなりそうかも?


見るも無惨でボロボロだったクーペ(犬のヌイグルミ)もニュイちゃんの活躍でもとどおりになったし、これを渡せばロレンダ君も喜ぶ筈!


心の込められた “ ありがとう ” をゲット出来るかも知れないよね!


……………………だったらいんだけどねぇ~~。






アスベイル神父が呼びにてくれる夕食の時間になる迄、アタシはニュイちゃんと一緒に謹慎室でダラダラと過ごす事にした。


救世主:スドゥ

ところでニュイちゃんのからだなかにはなにはいってるの? 」


ニュイ

「 にゅ? 」


救世主:スドゥ

「 ほら、ニュイちゃんって色んな物をからだなかれてるでしょ?

  ニュイちゃんがなにを持ってるのか把握を出来てないんだよね…… 」


ニュイ

「 にゅ~~にゅい 」


救世主:スドゥ

「 えっ?

  呪文があるの? 」


ニュイ

「 にゅにゅにゅにゅい 」


救世主:スドゥ

「 “ スティタスオプン ” って唱えればいの?

  ……………………ねぇ、ってゲームの世界じゃないよねぇ?? 」


ニュイ

「 にゅ? 」


救世主:スドゥ

「 まぁ、いっか──。

  スティタスオプン! 」


アタシは呪文を唱える。


なんかさ、アデ◯ダスみたいで笑えちゃうよね!


アタシの目の前に宙に浮いた状態のけた画面が現れる。


やっぱさぁ、なんかのゲームの世界なんじゃないのぉ~~??


画面に出ている文字は日本語になっているから読めるんだよねぇ。


がたいわぁ~~。


夏休み前に放送されてた某アニメでは、日本が舞台なのにステータス画面の文字が英語で書かれてたからね~~。


「 読めねぇじゃんかよ! 不親切だな! 」って不満に思いながら見てたから、アタシのは日本語で安心したぁ~~。


えぇと──、アタシのステータス画面のみぎよこに矢印が有るね。


矢印をタップすると──ニュイちゃんのステータス画面を見る事が出来るんだね。


ふ~~ん、この画面はタップ式なんだ。


なんかタブレットやスマホ(スマートフォン)みたいね。


アタシのステータスは置いといて──、今はニュイちゃんのステータスだよね。


救世主:スドゥ

「 どれどれぇ~~~~。

  固有技,獲得技,魔法,装備品,所持品──。

  所持品の前に装備品を見てみようかな? 」


アタシは〔 装備品 〕をタップしてみた。


[ ニュイ・装備品 ]と書かれた画面が現れる。


なに(なに)ぃ~~、画面には〈 装備可能な装備品は存在しません 〉って書かれている。


なんですと!?


ニュイちゃんは武器も防具も装飾品も装備が出来ないって言うの??


マジですかよ!!


スライムだからかな??


救世主:スドゥ

「 ニュイちゃんは装備が出来ないみたいだね 」


ニュイ

「 にゅ~? 」


別に装備品が無くても気にしてないみたいね。


救世主:スドゥ

「 ニュイちゃんの〔 所持品 〕を見てみるね 」


ニュイ

「 にゅ~~にゅ 」


アタシは〔 所持品 〕をタップしてみた。


[ ニュイ・所持品 ]と書かれた画面が現れる。


救世主:スドゥ

「 なんか……いっぱいはいってるね。

  あっ、仕分け機能が付いてる!

  えぇと、タップタプ(ダブルタップ)すると説明が読めるのか──。

  自分で仕分けしなくても自動で種類別に仕分けてくれるなんてがたい機能じゃんね 」


アタシが画面の〔 仕分け 〕をタップすると、ニュイちゃんの〔 所持品 〕が仕分けされて整理整頓された。


救世主:スドゥ

「 ひえっ、一瞬じゃんね。

  すっごぉ~~ 」


アタシは自動で仕分けされ、整理整頓された〔 所持品 〕を確認する事にした。






コンコン──。


ドアがノックされるおとが聞こえた。


カチャって鳴ったのは、鍵を解錠されたからだね。


神父:キャロメンド

「 スドゥ,ニュイさん、謹慎時間は終わりです。

  食堂に行きましょう 」


救世主:スドゥ

「 アスベイル神父!

  お腹ペコペコです(////)」


ニュイ

「 にゅ~い、にゅ~い 」


神父:キャロメンド

「 今夜は御馳走ですよ 」


救世主:スドゥ

「 御馳走ですか?!

  どんなメニューなんですか? 」


神父:キャロメンド

「 今夜は肉りシチューですよ 」


救世主:スドゥ

「 あぁ~~……はい…………。

  やったぁ~…… 」


りっ言ってもシャバシャバシチューふうスープじゃんね……。


串焼きがかったなぁ~~。


まぁ、タダで食べさせてもらってる立場で文句は言えないよね……。


我慢だぞ、アタシ!


救世主:スドゥ

「 シチューに肉がはいるなんて珍しいですね。

  なにかあったんですか? 」


神父:キャロメンド

狩人かりゅうどのジェビドさんが怪物モンスターの肉を寄附してくださったんです 」


救世主:スドゥ

狩人かりゅうどって怪物モンスターも狩るんですか?? 」


神父:キャロメンド

「 ジェビドさんは狩人かりゅうどになる前、凄腕の冒険者だったんです。

  私がだ巡回神父時代のときく御世話になったものです 」


救世主:スドゥ

「 へぇ~~。

  冒険者がるんですね。

  あっ、じゃあ、冒険者ギルドみたいな場所も有るんですか? 」


神父:キャロメンド

「 《 冒険者斡旋所 》ですね。

  《 傭兵斡旋所 》も有りますよ 」


救世主:スドゥ

「 斡旋所……ですか?

  ギルドじゃないんですね 」


神父:キャロメンド

「 冒険者も傭兵も神殿で洗礼式をげると〈 大陸しんコビダエニカ様 〉から祝福と加護を受ける事が出来るんです。

  神殿から冒険者承認証,傭兵承認証を発行してもらい、登録されると晴れて冒険者見習い,傭兵見習いとなれます 」


救世主:スドゥ

「 じゃあ、商人ギルドも無くて、商人斡旋所なんですか? 」


神父:キャロメンド

「 商人も神殿で洗礼式をげます。

  冒険者,傭兵と同じですね。

  商人の場合は《 商業斡旋所 》になります 」


救世主:スドゥ

「 《 商業斡旋所 》ですか…。

  商売を始めたいときは、《 商業斡旋所 》を頼るんですね。

  冒険者や傭兵って怪物モンスター魔物マタムトなんかを倒すとアイテムを入手しますよね?

  売りたいときは《 商業斡旋所 》を頼るんですか? 」


神父:キャロメンド

「 その場合は登録している斡旋所をとおします。

  《 冒険者斡旋所 》《 傭兵斡旋所 》で “ 素材 ” として買い取ってもらえますよ。

  《 商業斡旋所 》は自分の店舗を持ち商売をしたい商人をサポートする場所です。

  いきなり店舗から起業する事はむずかしいですから、先ずは屋台を借りて商売を始めます。

  移動の可能な屋台販売でファンが付くと、露店を貸りて商売が出来るようになります 」


救世主:スドゥ

「 そうなんですね。

  屋台販売か…… 」


詳しくは知らないけど、行商リヤカー移動販売キッチンカーみないなもんかしらね?


救世主:スドゥ

「 えぇと……怪物モンスターの下処理みの肉とかは肉屋へ直接持って行って買い取ってもらう事は出来るんですか? 」


神父:キャロメンド

「 その場合は店主に自分の承認証を提示して、身元を明かせば問題ないですよ。

  個人かんでの売買になるので揉めても斡旋所はノータッチになります。

  自己責任の自己解決になりますから、揉めずに売買する為に御互いの信頼関係が必要となります。

  個人的に売買をするなら相手を見極める目をやしなう必要があります 」


救世主:スドゥ

「 そ…そうなんですね…… 」


神父:キャロメンド

「 教会に入団し籍をれている聖職者は商売は出来ませんよ。

  斡旋所へ持って行っても買い取ってはもらえません。

  神殿や教会へ寄附する形になります 」


救世主:スドゥ

「 寄附……ですか?

  お金に変わらないって事ですか? 」


神父:キャロメンド

「 変わりませんね。

  私も巡回神父時代に狩った怪物モンスターを解体したあとは、神殿や教会へ寄附したり、必要の有る店舗のみなさんへ無償で提供していました。

  聖職者はほどこす精神,譲り合いの精神,助け合いの精神を大切にして活動をしています。

  聖職者は生涯の生活に困る事が無いので、みずから売買をする必要がないんです 」


救世主:スドゥ

「 そ…そうなんですね~~………… 」


神父:キャロメンド

はなしの続きは食堂でするとしましょう 」


救世主:スドゥ

「 そ…そうですね…… 」


アタシはニュイちゃんを抱っこして謹慎室から出ると、アスベイル神父と一緒に食堂へ向かって歩いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ