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寝相を直して

「痛っ」

 私の頭にお姉ちゃんの蹴りが入る。大好きなお姉ちゃんのただ一つ嫌いなことがある。寝相がとってもダイナミックなのである。そしていびきもうるさい、でもしょうがない、お姉ちゃんの寝相がとってもダイナミックでも一人で寝るのは寂しいから無理なのである。むしろ寝相がすごいことで、パジャマからはだけた胸がグッドである。しかし、終末になってすぐの頃は我慢できたが、そろそろつらい、ちゃんと安眠したい、私は意を決してお姉ちゃんに伝えることにした。


 手際よく朝食を料理するお姉ちゃん

「朝、目玉焼きでいいよね?」

「うん、ありがとう」

 私は意を決した

「お姉ちゃん、言いたいことがあるんだけどいい?」

 お姉ちゃんは手を水で洗っている

「どうしたの、言っていいよ」

「ねぇ、お姉ちゃん、寝相やばいね」

 お姉ちゃんは呆気にとられたようであった。

「いやいや、私、寝相いい方だよ、中学の修学旅行の時も高校の修学旅行の時も私、寝相がいいから寝るの邪魔しちゃ悪いってみんな遠くで寝てたもん」

私は暖かい顔をしてお姉ちゃんをなでた。

「そっか、そうだよねぇ、お姉ちゃん寝相いいもんねぇ、あっじゃあ、私の間違いだったかも、えっへっへ、お姉ちゃんの同級生は優しい人ばかりだね」

 これ以上お姉ちゃんを否定できん、だけど安眠のためにどうにかしたい。

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