表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔ガールズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

死刑姫サーシャは今日も執行する

 人はどこまで赦されるべきなのか。

 執行、執行、執行。

 雪にうもれた地図の空白地帯に存在するソソン王国では今日も受刑者への刑の執行が行われる。
 喉を裂き、皮を剥ぎ、炎で炙り、四肢に結わえた縄を馬に繋ぎ、
 国民たちが受刑者に石を投げるという、非人道的な公開処刑。

 雪のキャンパスに描かれるサザンカの花を見て恍惚の笑みを浮かべるのは一人の少女。
 その名はアレクサンドラ・ルキーニシュナ・アシカーギャ。通称サーシャ。
 処刑の音頭を執るのは、まさかのこの国の王女であった。

「これは復讐なのです。長きに渡る夢見の国を、不当に目覚めさせた世界への」
 
 時は二十一世紀。人道の尊重と平和の模索が行われる世界から、自ら隔絶し続けたソソン王国。
 ソソンは絶対君主制と華やかな歴史へのいびつな憧れを保持し、最先端技術や人道とは無縁だが、幸せなくらしを営んでいる。
 しかし、七代目君主であるルカ王が死に、忘れ形見のサーシャが王座へと就くことになり、時代は大きく動き出す。
 公開処刑とそれに隠された復讐、そして国民への愛と平和の願い。

 サーシャが目指すその先は、白い雪によく映える血色のカーペットであった。
第一章 死刑姫
第二章 処刑人
死刑2-09 愛の連鎖
2020/04/14 16:00
死刑2-10 叛逆者め
2020/04/15 16:00
第三章 繋ぐ者
死刑3-02 愛と疑い
2020/04/24 16:00
死刑3-06 夜明け
2020/04/28 16:00
死刑3-07 生きて
2020/04/29 16:00
第四章 若者たち
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ