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8話 開幕

ニコライは籠城しジュリアスを迎え撃つつもりだっった。

アルヘナは兵を連れて屋敷に突入し一階の敵の兵たちを斬ってく。その様子を

見てた仲間の兵は炎な玉だと言った。なぜそんな例えをしたかというと、

アルヘナは赤髪で赤いシャツに赤いコートを着て素早く相手を制圧してるからだ。

アルヘナは仲間の兵士に尋ねる。

「損傷した数は?」

「17名程度です」

アルヘナは15名の損傷した者は、本陣に連れて行くよう伝え、残りは付いてくるよう言い待機する。

ジュリアスの耳元で兵士が報告する。

「一階は制圧が完了し17名が怪我をしたそうです」

「わかった怪我人は手当てしてやれ。20名は私に付いてこい残りはシリウス

と待機だ」

ジュリアスは20名を連れてき屋敷に入り倒れてる死体を見て疑問に思う。

妙だ死体の数が少ないジュリアスは顎に手を当てて考え、アルヘナと合流し

話す。アルヘナはジュリアスの考え込む姿を見て聞く。

「どうかされたんですか?」

「死体の数が少ないそれに静かすぎる」

ジュリアスは仲間の兵士に息をしてる奴がいるか探すように言う。少し待ち

一人が見つけたと報告し向かう。座り込んでる兵士にジュリアスは聞く。

「なぜこんなにも兵が少ない?ニコライの家臣は何処に居る?」

怪我をして座り込んでる兵士は黙り込んでた。その表情を見て立ち上がり

敵兵に言う。

「知ってることを言えば君や他の兵も殺さないでおこう」

敵兵の表情は歪み黙り込む

「残念だーーーー君の判断のせいで仲間は死ぬ」そう言いジュリアスは立ち去ろうとした瞬間に座り込んでた敵兵は口を開く。

「俺たちを見捨てて家臣は逃げた。だから仲間を殺さないでくれ」

ジュリアスは仲間の兵にシリウスに伝言を頼み188名は外の本陣に戻るよう

伝え座り込んでる敵兵に近づく。

「ニコライは何処だ?ここに居るのか?」

「3階の大きな扉の部屋に居る。家臣が逃げた事は知らない部屋に隠れてるよ」

ジュリアスは微笑み「ありがとう」と敵兵に伝え、アルヘナと15名の兵を

連れ二階に上がる。

シリウスの元にジュリアスの伝言を伝える兵士が近づき伝言を伝える。

「シリウス卿は裏口から逃げたニコライの家臣を追うようにと」

シリウスは仲間の兵に小隊を作るよう伝え横に散開し、敵の家臣を生かして捕まえる指示をしシリウスも追う。

ジュリアスたちは二階に上がり大きなホールに入る。そのホールの真ん中に

痩せた小さな老人が立っていた。

アルヘナと兵士は戦闘態勢にはいる。老人は袖からナイフを三本出し投げ

兵士の頭に刺さる。

ナイフを使う男が危険だと察知し兵士にホールから退出するよう伝え、

男が立っている後ろの扉に先に行くようジュリアス言う。

ジュリアスは走り扉に向かうが男がまた袖からナイフを三本出しジュリアスに

投げる。

アルヘナは瞬時に投げられたナイフの所に行きナイフを刀で弾く。

「邪魔はさせないリ!」

ジュリアスは扉まで辿り着き、三階の階段を昇る。

アルヘナとナイフ男は対面し男は笑う。

「俺のナイフからは逃げた者はいない。貴様を串刺しにしてやる」

男は両腕の袖から三本のナイフをアルヘナに投げつける。

アルヘナはナイフを弾くが一本が左足に掠る。

ナイフ男がにやけながら言う。

「いいぞ、いいぞじわじわと苦しめて殺してやる」

アルヘナはその言葉を聞き、気色悪いと思い嫌な顔をする。

ナイフ男は両腕の袖からまたナイフを取り出し、ナイフを投げつける

アルヘナはまた同じ攻撃二度も喰らわない!ナイフを刀で弾こうとした瞬間

アルヘナの表情が驚きの表情になる。ナイフの軌道が変わった!ナイフが右脚

に刺さる。

「ぐっ!そんなナイフが瞬時に曲がるなんて!」

男は右袖からナイフを出し投げる。アルヘナはまたナイフが曲がるか、それとも真っ直ぐくるか不安な顔になる。

柱に飛び込み隠れる。ナイフが真っ直ぐきたことに安堵する。

男はまたしても笑いながら言う。

「不思議そうだななぜナイフが曲がるかそれを知る前に貴様は死ぬ」

アルヘナは右脚からナイフを抜き赤いスカートを破り右脚の太ももを止血する。アルヘナは考える。どうなってる、なぜナイフが曲がったの?それがわからない限り、迂闊に出ることは出来ないわ。男はナイフを柱に投げナイフはまた横に曲がりアルヘナの方に向う。

「柱に隠れても曲がるのか!」アルヘナは男の方に転ぶ


ジュリアスは大きな扉を開け暗い部屋の中をゆっくり歩く。

「隠れても無駄だ出てこいニコライ。お前の家臣は逃げだし、兵士も降参した」部屋の隅から震える声が聞こえジュリアスは近づく。

「ど・・ど・・どうして私を嵌めたお前から何の恨みもかってないぞ!」

ジュリアスは冷徹表情で口を開く。

「今から死ぬお前に関係ない」

鞘からゆっくり刀を抜き地面にしゃがみこむニコライに近づく。

ジュリアスは急に立ち止まる。ニコライの様子がおかしい。一旦離れるか?

それとも接近しすぐ切り捨てるかジュリアスの表情は硬直する。

ニコライは立ち上がった瞬間小瓶が落ちる。

「俺が死ねだど?小僧俺を舐めるな」

ニコライの体は二回り体が大きくなりジュリアスの元まで走り、右ストレートする。ジュリアスは瞬時に刀で体を防ぐが少し後ろに飛ぶ。

「くっ!拳が重いどうなってる」


アルヘナは男の前に転び曲がったナイフを躱す。男はアルヘナの姿を見てまたしても笑い馬鹿にしたように言う。

「そろそろ終わりにしてやる小娘」

男は右袖から三本のナイフを出し真っ直ぐ投げる。アルヘナは刀でナイフを弾くが男がすぐ目の前で左手で握ってるナイフをアルヘナの喉元に目掛け横に振るう。

アルヘナの顔はさらに歪み、こいつ、いつの間に目の前にまずい!バク宙をし躱し、顔から冷や汗を垂らした。

「よく躱したな小娘。だが次で終わりだ」

危なかった反射できなかったら即死だった。けどわかったアルヘナの口角が上がる。

男は両袖からナイフを出し笑い続けてる。アルヘナは呼吸し刀を構える。

男は右手で持った三本のナイフを投げた瞬間アルヘナも刀を投げつける。

刀が飛んできたことに男は驚く。まずい!まさか刀を投げつけるとは、軽い

ナイフは弾れ俺に刺さる。男は瞬時に左手に持っている、ナイフを投げ刀を

弾き安心する。がアルヘナが走って向かってくることに驚く。

「これでお終いよ!」と言いながら、男の顔を右拳で思い切り殴り吹っ飛ばす。アルヘナは刀を拾い男に近づきながら言う。

「最初ナイフが曲がった時は驚いたわ。けど貴方の手を見て気付いた貴方は右手でナイフを投げる時は真っ直ぐ投げ、左手のナイフは投げたナイフに当てて

曲げていた。だからナイフより重い刀を投げれば貴方は、刀を弾くためもう片方のナイフを投げなくてはならない。私は投げた瞬間の手ぶらの貴方に攻撃が

できたってわけ」

男は悔しそうな顔しアルヘナを睨む。アルヘナは男の心臓に刀で刺す。

「早くジュリアスの所に行かないと」


体が大きくなったニコライは笑いながらジュリアスに言う。

「俺を嵌めて生きて帰られると思うなよ小僧!」

ジュリアスは左膝を突きながらニコライを見つめる。どうなってるなぜ急に

ニコライの体が大きくなった。それに力も強くなっる・・・・

「まさか!肉体を強化したのか!」

それを聞きニコライは高笑いし喋る。

「そうだ俺は薬で肉体を強化した!」と言いジュリアスに突っ込む。

ジュリアスは刀を前に構る。

「くそ!成り上がりの貴族が」ジュリアスは高くジャンプするが左足を掴まれ

そのまま床に叩きつけられる。ニコライはジュリアスの首を右手で掴み持ち上げ

またしても高笑いする。

「最初君を見た時、俺は感動したよ!君は華奢で可憐な笑顔。まるで天使かのように、俺は君が欲しいー!」

ジュリアスは首を絞められ苦しそうな声で喋る。

「気持ち悪いんだよ、デブ」

ニコライはその言葉を聞き、顔つきが変わる。

「そんな事を言うリゲル君は、お仕置きだー!」

ニコライはジュリアスを思いっきり床に叩きつけ床が崩れる。


アルヘナはジュリアスの所に向かをとした瞬間、天井が崩れ後ろに下がる。

天井から降ってきたのは瓦礫とジュリアスだった。アルヘナは倒れたジュリアスを見て、目を大きく開く。そこにはもう一人立っていた。

「力入りすぎたな~。けど君がいけないんだよ、俺をデブと言うから」

ニコライはジュリアスの首をもう一度掴み持ち上げる。その様子を見てた

アルヘナは慌てながらニコライに言う。

「ジュリアス様を話せ!」

アルヘナの言葉を聞きニコライはジュリアスという名を考え込む

「ジュリアス・・ジュリアス・・・・そうか聞き覚えがある名だと思えばあの

レグルス王の弟か!」

ニコライは大笑いしながら喋る。

「レグルス王は確か弟を探してると聞いた。あの行方不明の王子を見つけたなら俺は大貴族になれる」

アルヘナはつい言ってしまったことに動揺するが、顔つきが変わり物凄い殺意がある顔になる。

「その方を今すぐ話せ!貴様ごときが触れていい人ではない」

「なら返してやるよ。しっかり!受け取れ」

ニコライは笑いながらジュリアスをアルヘナの方に投げ飛ばすが、ジュリアスはアルヘナの後ろの壁に叩きつかれ、壁が少し壊れアルヘナはジュリアスに

近づき呼びかける。

「ジュリアス目を開けてください!お願いだから」何度も繰り返しアルヘナは静かに立ち上がり、物凄い殺意でニコライを睨む。

「貴様だけは必ず殺してやる」




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