天を笑う者
ジュリアスは馬車で小さな町着き、屋敷に案内された。屋敷の使用人が
ジュリアスに言う。
「ジュリアス様にはまず、身なりを綺麗になってもらいます。」
使用人に言われ身なりを綺麗にした。屋敷の主の部屋に案内された。
「ご主人様ジュリアス様をお連れしました」と言い使用人は部屋から退出した。
部屋の窓から街を眺める、体つきがよく、髭が少し生えた中年ぐらいの
男が立っていた。
「よく無事でいてくれた。助け出すのが遅くなりすまなかった」
「あんたは一体誰だ!?」
「俺は元王国の将軍ベルクックス。王国は今帝国の属国になっている。
ジュリアス王の責務としてエンハンス王国の民を救え」
ジュリアス戸惑いながら口を開く。
「いきなりそんなこと言われても・・・王国は平和なはずじゃないの?」
「ジュリアスお前の兄レグルスは自分に逆らう者は容赦なく殺し、
シネラリア諸国に行ってた姉のアネモネは騎士団の団長になった」
「姉さんが生きてるのか!?でもなんであいつは父さんを処刑し、俺と母さんを
幽閉にしたんだぞ!姉さんが王都に戻ったら処刑するはずだろ!」
ベルクックスはジュリアスの肩に手をのせ言う。
「よく聞け、アネモネは剣術を磨くためシネラリアに行った。恐らくアネモネは
その剣術をかわれれたんだろ。・・・そして王妃アケラ様はとうの昔に処刑されてる」
ジュリアスは母が処刑されたことを聞き目眩し膝をつく。
ベルクックスはジュリアスのショックが大きいのを知り言う。
「今日は休め」使用人にシュリアスを部屋に案内するよう指示する。
ジュリアスはベットに横になりそのまま寝たしう。
ジュリアスは夢を見ていた。自分が幽閉されたった一度母と会話した夢を
朝使用人が起こしにきて朝食を食べた。屋敷の庭に出ると、朝から剣を振る
赤髪で瞳も赤く同い年のぐらいの女の人がいた。
女性がこちらに気付き近づき口を開く。
「おはようございますジュリアス様。体調は大丈夫ですか?」
「ご心配かけましたもう大丈夫です。あなたは?」
女性は笑顔で答える。
「敬語はおやめください。私はベルクックス様の側近のアルヘナです」
「俺のことは呼び捨てでいいよ。アルヘナは朝から剣の修行なんてすごいね」
「ベルクックス様をいつでも守れるようになりたくて、けど私なんかより
ベルクックス様の方が強いんですけどね」アルヘナは照れながら言う。
ジュリアスはアルヘナの照れてる様子を見ながら、聞く。
「ベルクックスってそんなに強いんだ。そういえば朝から見てないけど
まだ寝てるのか」
「いえ、領主たちの会合があるみたいで早朝に屋敷からでましたよ」
「側近なのに付いていかなくてよかったのか?」
「はい。ジュリアス様をお守りするよう命じられたので」
アルヘナの言葉を聞き空をじっと眺めるジュリアスにアルヘナは不思議に思い
尋ねる。
「空がどうかしたのですか?」
「こんなに綺麗な空は久々でつい」
寂しげな笑顔をするジュリアスにアルヘナは唐突に口を開く。
「あの!・・・もしよければ一緒に街に行きませんか?」
ジュリアスは困惑しながら言う。
「でも俺は幽閉れてたしもし見つかったら」
「大丈夫です!王国直属の兵士はこのシャウラの町にいませんから」
アルヘナはジュリアスの手を引いて町に出る。
アルヘナとジュアスは街を並んで歩く。
「ジュリアスはどこか行きたい場所ある?」
「そうだな・・・教会があるのなら協会にいきたいな」
「少し歩いた所にあるのでいいですよ」二人は教会に向かう。
二人は教会の中に入る。アルヘナが周りを見ながら言う。
「今日は誰も居ませんね」
ジュリアスは女神の像の前で止まる
ジュリアスに誰かが語り掛ける。
「お前はなんのために生き残った?」ジュリアスは口を開く。
「復讐だあいつを殺すためなら何でもしてやる。」
「復讐など愚か者がすることだ」
ジュリアスは何者かに悲しげに言う。
「復讐が今の俺の唯一の生き甲斐だから」
アルヘナは静かにジュリアスに聞く。
「ジュリアス誰と話してるの?教会内には私たち二人だけなのに」
心配そうな顔をしたアルヘナにジュリアスは、不気味な微笑みで言う。
「俺には聞こえるんだ」
「なにが聞こえるの?」
「死神の声だよ・・・すべて奪ってやるレグルス」
ジュリアスは神の銅像を睨む。