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王宮での出来事 ①

2日3日空かないように頑張っていこうと思います。

 「あれ?ここは?」


 「あっ、お目覚めになられました?」


 「あなたは?」


 「私はこのセシル王国の第一王女エミリアと申します。この度は私の召喚に応じて頂いてありがとうございます。早速で悪いのですがこれからお父様と謁見していただきます。」


 「えっ、すぐですか?」


 「はい、あなたが目覚めたらすぐに向かうようにと言われているので。すみませんがご足労願います。」


 「いえいえ、大丈夫です。すぐに向かいましょう。ですが俺は王様への礼儀などはよく知らないのですが大丈夫ですかね。」


 「あら、そうなのですか。なら大丈夫だと思います。私と話している今の感じでいけると思います。それにお父様はそんな簡単には怒らないと思いますよ。さぁ、参りましょうか。」


 「はい、お願いします。」


 王女に連れられて歩く道、道中きらびやかな意匠を凝らしたものが並んでいた。


 「(うわぁ~、これいくらするんだ?こんなん地球で売れば一生遊んで暮らせるくらいの額になるんじゃね?さすが王族、ヤベェ。)」


 「さぁ、着きましたよ。あなたたち扉を開けてちょうだい。」


 「「はい!」」


 門番が扉を開けるとそこには、壁に背を向けて並んでいる騎士達、いかにも貴族のような服装の人達、立派な鎧を纏った一人の騎士、そして奥には立派な玉座に座った王がいた。


 「第一王女ならびに勇者殿のおなぁ~~りぃ~!」


 俺は王の前へ行きしゃがんで忠誠の姿をとった。


 「勇者殿、表をあげよ。」


 「はっ!」


 「私がこのセシル王国の王アルフレッドだ。この度は娘の召喚に応じていただき感謝する。早速で悪いがステータスを測ろうかの。おい、例のものを。」


 「はっ!」


 王に呼び掛けられた騎士はどこかへ走り去って行き、帰ってくるとその手には大きな水晶の玉があった。


 「さぁ、勇者殿その水晶の玉に手をかざしてくれ。そうすれば自分のステータスが表示されるだろう。」


 「はい、分かりました。」


 俺はその水晶の玉に手をかざした。すると、


 ≦≧≦≧≦≧≦≧≦≧≦≧≦≧≦≧≦≧≦≧


名前 神木勇哉(18)

種族 人間(人間?)

Lv. 1

HP 200

MP 100

攻 150

守 100

魔攻 120

魔守 120

速 140

運 100


 ≪加護≫

  フローラの加護

 ≪ユニークスキル≫

 (聖剣(使用不可))

 (神剣(使用不可))

 (スキル取得度2倍)

 (経験値10倍)

 (必要経験値10分の1)

  鑑定

 ≪スキル≫

  火魔法 Lv.1

  水魔法 Lv.1

  風魔法 Lv.1

  光魔法 Lv.1

  闇魔法 Lv.1

  召喚魔法 Lv.1

  精霊魔法 Lv.-

≪称号≫

  異世界人 勇者 種族を越えし者

  (神への可能性)


 「(これ俺めっちゃ強くね?。聖剣?神剣?ヤバくね?まぁ、まだ使えないみたいだけど。後はなにこれ?人間?って、え?俺人間止めてんの?神への可能性もヤバそうだし。)」 


 「おぉ!さすがは勇者殿。ステータスも軒並み平均以上。ユニークスキルの鑑定も珍しいものですぞ。魔法も多いですな。」


 「(ん?( )の中のスキルは見えてないのかな?自分にしか見えないのか?まぁ、これは見えない方がややこしくなさそうだな。)そうですか、嬉しいです。でもこれで満足せずに日々精進しようと思います。」


 「そうかそうか、勇者殿は謙虚ですな。ハッハッハッ!!!!」


 「お父様、ステータスも確認できたことですし勇者様もまだこちらの世界に来たばかりなので疲れているでしょうから休ませようと思います。」


 「そうか、分かった。お部屋に案内してやるといい。では、勇者殿また後程。」


 「はい、ありがとうございました。」


 「それでは勇者様、お部屋に参りましょう。」


 第一王女に案内されてついた部屋はなんと、ホテルのスイートルームかのような豪華な部屋だった。


 「え!?こんな豪華な部屋を使ってもいいんですか?俺にはもったいないような………。」


 「いえいえ、勇者なのですからこれくらいの対応をしないと。」


 「そ、そうですか。ありがとうございます。それではゆっくりしようと思います。」


 「はい!ゆっくりしていって下さいね♪」


 王女はそう言うとどこかへ行ってしまった。


 「ふぅ~。やっと終わった~。王様との謁見は結構緊張したなぁ。変な汗かいちゃったよ。それにしても部屋が豪華すぎて落ち着かねぇな。まぁ我慢して寝るか。それにしても今日はいろいろありすぎたな。教室で急に床が光ったと思えば真っ白な空間にいるし、また意識を失ったら今度は王宮だからな。人生でこれ以上ないくらいの経験だな。はぁ~、落ち着いてきたらドッと疲れが出てきたな。寝るか。」


 俺はのびをするとベッドへ倒れこんでそのまま眠りについた。 

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