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八十一話目 作戦会議①


4月30日の更新です。


大変お待たせ致しました~ι

お待たせした割りには、相変わらずのグダグダクオリティーで申し訳ない限りですが、少しでもお楽しみ頂ければ嬉しいです。

本日も宜しくお願い致します。



2019年4月11日 誤字修正致しました



 僕が殴り込みだー!と騒ぎに騒いで裕翔さんを困らせてから、2日が経った。


「折角奇襲出来るんだから、夜中に忍び込んで襲っちゃう?」


「いや、亜栖実。それは流石にまずくないかな…?勇者って肩書きを貰ってる俺らが、魔王軍とやってる事同じになっちゃうのはどうなんだろう?」


「え~?裕翔は頭固いなぁ。よくそれでゲーマーやってたよね?あっ、そうだ!じゃあさ、隠密行動って事にしてさ?」


「結局あんた夜襲がしたいだけだろ!?」


 今日はアジトでこれからの事を皆と話し合おう。


 と言う事で、食堂にある6人がけのテーブルにそれぞれが座り、集まったメンバーがああでもない。こうでもない。と話し合っている。……まぁ、主に騒いでるのは亜栖実さんと裕翔さんだけど…。


 で、集まったのは僕、裕翔さん、亜栖実さん、月島さん、宇美彦の5人だけで、他のクランメンバーはこの場にはいない。


 あっ、いないって言っても、別に仲間外れにしている訳じゃ無くて、各地に出向いて情報収集をしてもらっているからいないだけだからね?


 それと、ここまで2日も間が空いてしまったのは、遠方に出張っている仲間からの連絡を待っていたからだ。


 やっと連絡が取れたその仲間は、現在此方に向かっている途中らしい。


 どうせ間に合わないから、先にやっててくれ!


 とは、宇美彦がさっき受けた、遠方に居る仲間からの言葉で、裕翔さんに言わせると、()は昔から、かなりの遅刻魔らしかった。


 【らしい】なのは、まだ僕もあった事が無いからで、何でもその人は何とかって種族の隠れ里を、魔族から守ってるんだって。


 何故かその隠れ里に入れるのは今向かってきている仲間の人だけで、実は裕翔さんですらまだ里の中にはまともに入った事が無いらしいから、僕も行きたいと駄々を捏ねるのは早々に諦めた。


 で、そのまま6年間だ。ちょっとどんな人が来るのかワクワクしていたりもする。



「奇襲は僕もありだと思います。ただ、魔族は夜目の方が利くそうなので、案外昼間の方が良いかもしれませんよ?あっちも、まさか真っ昼間っから襲って来るとは思わないでしょうし」


「ほぅ?魔族は夜目が利くのですか!?うぅむ知りませんでした…。何と興味深い。シエロ君、彼らは夜、一体どのくらい先まで見えているのですか?」


 やっと会える仲間への期待を隠しながら、僕が夜襲には反対だと発言すると、僕の隣に座っていた月島さんから、斜め上方向から質問が飛んできた。


「魔族は目が光ったりするのですかね?あぁ、それだったら前回の夜襲の際に目立ちますからそれだけはありませんね?それでしたら……あぁ!もしや暗視ゴーグルの要領で光を何らかの方法で増幅しているのかもしれませんね?シエロ君、その辺りは何かご存知ありませんか?」


 何だか嫌な予感がして彼の顔を見て見れば、眼鏡の奥の目が少年の様にキラキラ輝いていて、ヒイた。更に古舘伊○郎ばりのマシンガントークが止まらなくて、かなりヒイた。もうドン引きだ。


「あぁ、でも紫外線を見られると言う説も捨てがたいですね!?うぅ~ん…。気になりますねぇ」


 月島さんは普段はおっとりしていて優しい知的なお兄さん何だけど、たまにこうなる。


 しかも、自分の知的好奇心を満たすまでは延々とこれが続くのだから、タチも悪い。


 何でも月島さんは、向こうの世界では国が運営する研究所でバリバリ研究をしていたらしい。最初その話を聞いた時、スッゴく納得したものだ。あんまりにも納得し過ぎて、【あぁ~!】とお決まり過ぎる声を出してしまった程だもの。



「え?えぇっと…。正確な距離とか迄は分かりませんが、結構遠くからでも僕だって認識はしてましたよ?突然真っ暗なところから話しかけられるので、毎回ドキッとした記憶がありますから…」


「それってお前のクラスメイトの?」


 それはさておき、顔がドンドン近くなる月島さんに慌てていると、宇美彦が月島さんの首根っこを掴んで引き剥がしながら、間に割って入ってきてくれた。た、助かった…。


 前にも月島さんがこうなった時は、近付き過ぎてキスされてしまった経験がある。ファーストキスでは無かったとは言え、あの光景は結構トラウマになってたりする。


「そっ、そう。クラスメイトのアリス・ルイスさん…。ありがとう宇美彦……」


「無事なら良し」



 僕はアリスさんの名前を出した後で、宇美彦にお礼を言った。


 宇美彦は月島さんの首根っこを掴みながら、ウム。と少し偉そうに頷いてみせた。どうやらわざとおどけてみせてくれているらしい。


 僕は、宇美彦が神様に見えた。



やっと勇者パーティ日本人組の最後の1人を出せる!と思ったのですが、会議に間に合いませんでした△^_^;)

なるべく早く出せる様にがんばります!!


本日も此処までお読み下さいまして、ありがとうございました。

明日も同じ時間に更新致しますので、またお読み頂ければ幸いです。


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